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天子蒙塵
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【この小説が収録されている参考書籍】
天子蒙塵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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蒼弓の昴から始まり、珍姫の井戸、中原の虹、マンチュリアンレポートと続いた一連の作品の、ほぼ最終の締めくくりでした。でも、恐らく続編が出るものと思います。 | ||||
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清の最後の皇帝を取り巻く女性達を題材にした、現代に応用できるテーマです。 | ||||
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物語にどんどん引き込まれます。 三巻の発売がまちどうしいです。 | ||||
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浅田次郎の中国モノを読むのは久々だ。ついていけるかどうかの懸念は杞憂だった。書き出しから物語世界にグイッと引き込まれていく、あの感じは健在なり。まさに浅田次郎マジック。清朝最後の皇帝・溥儀が満州に傀儡として迎えられる前夜の離婚劇が、離反した妃の視点で解き明かされる趣向だ。皇帝の離婚という事実そのものを知らなかった。他の列強諸国では報道されていたのに、当時日本の報道機関はなぜか沈黙を守ったようだ。つまり、この小説の主人公である新聞記者・北村の取材努力は(現実にあったとすれば)水の泡となったわけだが、おそらく入手できる限りの資料を渉猟して構築されたであろうストーリーは作り物を感じさせない。たとえば自分では服を着ることもせず、乗ったあとの自転車を道端に倒したまま歩き去り、復辟を見込んでコネを付けようと寓居に押し寄せる有象無象の輩に気前よく下賜品を与える溥儀の姿に、皇帝とはどういう存在だったのか強く印象づけられる。夫婦三人(当時の溥儀は皇后の他に一人の妃を持っていた)が日本資本のデパートで贅沢な買い物に興じる様子や、皇后・婉容がアヘンに溺れていく様子などもリアルに描かれ、ひとつひとつのシーンが象徴と寓意に満ちた悪夢のようだ。その中から、近代的な意思をもって生き抜こうとする女と、それを陰ながら見守り導く、ある偉大な人物の亡霊という図式は「なんという絵だ」と感嘆せざるを得ない。現実に離婚を支援した黒幕がまさかの人物でさすがに「それはなかったろう」とは思ったが、物語そのものに緩みはまったくなく、いい小説を読んだ満足感の方が大きい。 | ||||
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蒼穹の昴や中原の虹が大好きだった私は、もうこれで終わりかなと思っていたところ、続きが出てしかもこれからもまたまた続きそうなので嬉しくて仕方ない!以前ラストエンペラーで正妻と側室が同じ布団に入りふざけていたのを見て、こんなものではないだろうと思っていたが、やはり側室の身にしては、もっと複雑で、この時代あり得なかった離婚という結論に持っていかれたのも納得がいく。 | ||||
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蒼穹の昴からずっと読んでいたが、大分前に読んだので、今回「天子蒙塵」が出た機会に文庫本の蒼穹の昴、珍妃の井戸、中原の虹、マンチュリアン・リポートを読み返した。やはり面白い!!浅田次郎さんの本は、皆好きだが、このシリーズは、一番いい!何度でも読み返したい本! 第3巻・第4巻が出るのを楽しみにしている。友達や夫にも勧めて読んでもらっている。夫には、「今どのあたり?」と何度も聞いて、楽しみを共有している。 | ||||
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小説舞台の壮大さに感激しました。 シリーズの続きも再度読みたい。 | ||||
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中盤から後半にかけての李春雷の語りや梁文秀の帰郷のシーンは、 「蒼穹の昴」ファンにはいろいろ思い返すことがあり涙を誘うものがありました。 思わず2回読み返して過去に浸ってしまいました。 前半の馬占山の活躍を含め内容の濃い一冊です。 | ||||
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中身は問題ないですが、表紙は、くだびれてるかんじがしたので残念です。 | ||||
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少し中だるみしたところはありますが十分楽しめます。浅田次郎ファンは必読の本です。 | ||||
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満州国建国の前後がテーマで、新聞記者によるラストエンペラー溥儀の元妻、文繍へのインタビューで物語です。 新シリーズが出ると思っていなかったので、読めただけでもう満足。 懐かしい人物も多数登場し、これからの展開がとても楽しみです。 | ||||
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「ラストエンペラー」溥儀の側妃・文繍は清帝国崩壊後、溥儀と離婚し、 ひそかに妹と北京に暮らしていた。 新聞記者の北村は偶然、文繍を発見しインタビューを試みる。 文繍が語る離婚の真相と溥儀の意外な素顔とは !? 紫禁城の暮らし、辛亥革命以降に移り住んだ天津の様子、列強各国の 租界の景色など文繍と妹・文珊が交々語ストーリーを進めてゆく展開は、 まさに著者の真骨頂だ。 激動の時代にあっては「皇帝」といえども、ただ人に利用されるだけ。 文繍の強烈な個性にくらべ溥儀の姿は頼りなく、まだ克明に描かれていない。 序章で登場するだけだった張学良も、恐らく今後活躍してくれるだろう。 次巻が楽しみだ。 | ||||
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「一気読み!」と謡う小説は数多い。 だが、いまの文芸作品で「読み終わるのが惜しい」「ずっとこの世界に留まっていたい」、そう思える作品がどれくらいあるだろう。 選り抜かれ、鍛え抜かれた言葉の数々……。だからこそ行間から小説の豊穣が溢れ出すのだ。 著者の魅力は、そういうところにあると思うし、本作でもそれが遺憾なく発揮されている。 この名シリーズは長い年月をかけて書かれている著者のライフワークだが、この一巻のみを読んでもなんら作品の魅力はそがれることはない。 中国近代史ではなく、かつて確かに存在した高貴なる離婚劇として読めるのだ。 のちの満洲国王・傅議とその側室・文繍の悲恋の物語、彼の国の歴史ではなく、我々と一組のカップルの物語である。 珠玉の読書体験がしたい人には、是非。 オススメです。 | ||||
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満州国建国への詳細が分かります。 書名は「天子蒙塵 第一巻」であり、「蒼穹の昴」は不要です。紛らわしい。 | ||||
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物語の導入部分として成功していると思います。浅田次郎のライフワーク、果たして第何弾まで続くのか。 | ||||
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蒼穹の昴から20年。この続きを再び読むことになるとは思っていませんでした。 久しぶりのことで、登場人物を把握するのが難しかったです。 この作品を読む前に『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』を読み返したほうが良いかもしれません。 溥儀については色々取り上げられているが、ここで離縁した妻をクローズアップするとは予想外でした。 王朝再興を信じジタバタする様、それを利用しようとする様々な立場の人達。 難しいかもしれませんが、読み応えのある作品です。 二巻が楽しみです。 | ||||
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なんなんでしょうか、このシリーズは。 蒼穹の昴が初めて世に出てから十数年が経ちますが、まだあの話の続きを読んでいるような気持ちになります。 戊戌変法が成り、宋教仁も張作霖も生きていたらどうなっていただろうと想像を巡らせたりしてしまいます。 ま、戊戌が成っていたら宋教仁も張作霖も世に出ていたかどうかはわかりませんが。 はやく続きが読みたい。 | ||||
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