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セーラー服と機関銃
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【この小説が収録されている参考書籍】
セーラー服と機関銃の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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| 1980年代、赤川次郎は当時大変な多作で、それゆえに必ずしも高い評価を得ていなかった。読書家の間では、彼の作品を読む事自体が憚られる雰囲気であった。一方で「あれだけの多作でありながら、作品の質が比較的揃っているのは実は大した才能なのだ」という、冷たい高評価もあった。この作品は、1978年に発表された、専業作家としての第一作だそうである。薬師丸ひろ子主演で映画化されたことで名前は知っていたが、うかつな私は彼の作品と知らなかった。現代の「ごくせん」につながる一つの原型を作ったと考えれば、モニュメンタルな意義をもつ。 ミステリーとハードボイルドとの融合。「大人の童話」と表現されたように、確かにリアリティは乏しいし、主人公が最後は助かることがわかっているから、読者は専らストーリーテリングの巧みさを楽しむことになる。私の不満は、だから「女子高生が暴力団組長」という荒唐無稽な設定ではない。 ひとつは言葉遣いである。当時の学生でも決して使わなかった古臭い会話文。中学生の学習雑誌ではないのだ。ほんの10年余り年上というだけで、作者はすでに学生言葉を操れなかったのか。私が求めるリアリティとはこういう点である。この欠点が、作品の風化を決定的に早めている。 もうひとつは結末である。この結末で、あとに何の問題もないなどと素直に思い込むことは、余程の世間知らずにも難しいだろう。ここで読者は、今まで楽しんできた作品が、「童話」というよりも只の「子ども騙し」であったことを思い知らされる。 赤川次郎の作品の中でも、これは知名度ではトップランクに入る。私が本書を手に取ったのも、最近映画のDVDが安く出たので、近々観ようと思っているからである。確かにアイドル主演で映画を作るのにうってつけの内容(確信犯?)。しかし、彼の最高傑作ではない。メディアに乗って有名になった習作、という位置づけが妥当ではないか。 | ||||
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| ひょんなことから弱小ながらもれっきとしたヤクザ目高組の親分を務めた女子高生の星泉。一連の騒動から時が経ち、普通の女子高生生活を送っていた泉だったが、卒業を目前に迫ったある日、またもやヤクザの争いに巻き込まれる。解散した目高組を一日だけ復活、セーラー服姿に機関銃を構えた親分星泉の戦い再び! 本棚の整理をしていたら奥のほうから出てきた『セーラー服と機関銃』、パラパラと読み返してみて続編があることを知り、手にとってみました。スピーディーな場面切り替えと共にテンポ良く進む話、登場人物たちの小気味良い掛け合い、軽くサラッと読めるところは前作同様(というよりは赤川次郎作品すべてに共通していえることですが)、前作を楽しめたのなら読んで損はないかと。 文体が軽いせいか、発表作品がとても多い多作家のせいか、赤川次郎という作家には、一般受けはするが通好みの凝った作品は無い、読み捨てられるような小説を数多く書いているという作家というイメージを持つ人も多いことと思います。実際そうなんですけど(ファンの人、ごめんなさい)。が、初期の『幽霊列車』のトリックや『マリオネットの罠』のあのゾクゾクするような雰囲気など、すばらしい発想力を持っているのは実証済み。今後、赤川次郎といったらこれ!と万人が認めるような一作を書き上げてくれるものと期待しています。 | ||||
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| 本棚の整理をしていたら、奥の方から出てきました。そういえばどこかに出かけるとき、電車の中で読む本を持って出るのを忘れ、品揃いの少ない駅の売店で買ったなぁ、なんてことを思い出しながら、再読しました。 当代きっての多作家にしてベストセラー作家、赤川次郎ですが、初期の頃の二、三作しか読んだことがありません。が、この初期の頃の二、三作というのがよくできていて、デビュー作でもある『幽霊列車』や『マリオネットの罠』などは、とてもおもしろかった。 『セーラー服と機関銃』も、今になっては初期の頃に属する作品で、女子高生が弱小ヤクザの組長になって奮闘するという設定のおかしさ、読者を飽きさせないスピーディーな展開、何より(いい意味で)ササッと読めてしまう手軽さ、さらには映画化されるといったベストセラーの条件がそろった一作です。 続編もあるみたいです。再読したついでにそちらも読んでみようかな。 | ||||
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| ドラマが始まる前に読んでみようと思って手にとりました 退屈はしなかったが、一個の謎解きを最初から最後までやっていたので、色々なことが起こっていそうで実はそんなでもないような… いい意味でも悪い意味でも軽いので、なんも考えない娯楽目的としてだったら、ちょうどいいと思う | ||||
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| 【セーラー服と機関銃】の続編だと聞き、読んでみたのですが…やはりおもしろかったです!今回もハラハラさせてもらいました。しかし前作には劣るので★-1です。 | ||||
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| 僕はセーラー服と機関銃の映画・主題歌が大ヒットした時、まだ生まれていませんでした。しかし今年、長澤まさみ主演のドラマとして蘇る!ということでこの原作本を読んでみました。始めは昔の作品だからジェネレーション・ギャップを感じるかな…と思ったのですがほとんど古い表現がなく読みやすかったです。ドラマを見て原作も読んでみようかな?と思った人は是非読んでみて下さい!星泉という女性に惹かれますよ(笑) | ||||
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| 薬師丸ひろ子さんのセーラー服姿を覚えている方は多いと思いますが、今回は長澤まさみさんがテレビドラマで挑戦。何となくなつかしく思い本を読みました。主人公の女子高校生がヤクザに体当たり。テレビや映画とは違うよさを小説から読み取って下さい。 | ||||
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| 展開が、ハラハラ、ドキドキで、続きが気になる本です。 | ||||
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| この作品は,薬師丸ひろ子主演で映画化もされた,赤川次郎の代表作です.父親を殺された高校生が,やくざの組長になってしまいます.やくざっぽくない組員たちとの面白いふれあいや,ぐっとシリアスな場面もあり,ハラハラドキドキと最後まで楽しめます. | ||||
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