セーラー服と機関銃3 疾走
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すごい面白い〜*\(^o^)/* とまりません! 早く届きました! | ||||
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1981年、一大ブームとなった薬師丸ひろ子主演による伝説の大ヒット映画『セーラー服と機関銃』! その原作〈1978〉から9年後に発表された第2弾となる『セーラー服と機関銃 卒業』〈1987〉からこのたび橋本環奈主演による本日公開の映画『セーラー服と機関銃 卒業』にあわせて実におよそ30年ぶりの新作発表となった『セーラー服と機関銃』シリーズの第3弾! 今回はなんと星泉の一人娘である星叶(かなえ)と母である星泉が親子で活躍する物語だ。 幼い頃から遠縁に預けられ、現在はマンションで一人暮らしをする私立華見岳女子高校の2年生・17歳の星叶が演劇愛好会の夏合宿の帰り道に偶然山中でひっそりと暮らす母・星泉と再会するところから物語が始まる。 今回もこれまで同様、主人公である星叶のもとにトンデモない事件が次から次へと襲ってくるが、星叶も人柄と気風のよさは母親ゆずりで度胸がイイのだ(個人的には、撃たれた大男の久我が診察台に乗せられて痛みで声をあげている時に抑えていた叶がとっさに口と口でふさいで久我を黙らせた場面は秀逸でした!(*゚O゚*))。 私立華見岳女子高校の演劇愛好会のメンバーで先輩風を吹かすわりには頼りない三年生の部長・川崎良美、叶の友人である副部長の二年生・山中杏、それに従う一年生部員の森田アンナと池上小夜、叶のボーイフレンド(ただし恋人ではない)で何かしらの秘密があるN大生・丸山知浩、その母親である恭子と妹の緑、ある事件の捜査で叶と協力する事となったS署の清川刑事、星泉と昔からの関係がある警視庁警視・五月政広、謎の屋敷の使用人である小柳美江とその主人である仁村元治、部長の良美に関心を持つ劇団〈N〉の顧問・松原悠司と秘書の代田のぞみ、著名な劇作家の富山佑一郎、清川刑事に恩義があって星親子に協力する大男の久我、長年理由があって姿を現すことがなかった泉の夫であり、叶の父であるエンジニアの木崎徹などなど。 前作から30年ぶりとなる本作だが、劇中も女子高生だった泉も一児の母となって(ナント45歳!)登場するが、読者ファンにとっては卒業後の泉のあらましが気になるところだが今回その概要が明かされて、そのエピソードにいくらなんでも現実離れで話が飛躍しすぎて(叶の父・木崎とのなれそめから突拍子もない物語が展開され)、読んでいてついていけそうになかった。前作も前々作もある意味荒唐無稽な展開であってもそれほど違和感は感じなかったが、いくらなんでもコレはやりすぎだろうと(ひと昔ふた昔前のスパイ小説でもこんな「劇的」な展開にはしない。やるとすれば近年の森村誠一先生くらいだ!) 思わずツッコミを入れそうになった。できればこのような泉との再会は読者にとってはあまり嬉しくなかった。 しかも今回の本筋である物語も過去二作と比べても話を広げすぎだし、物語の最大の黒幕が「あの人」というのもやりすぎ感が半端なく(逆に引いてしまった)、「なんだかなあ」というのが正直な気持ちだ。 また、登場人物も過去二作ほどまとまりがなく、誰と誰が実はつながっているとか、人物配置もバラつきが悪かったように思う。30年の時を経て星泉と星叶母娘(おやこ)が共闘して活躍するのは読者に向けてのサービスなのかもしれないが、これだと正直あまり嬉しい再会ではなかった。 せめて、泉の親衛隊の3人組や佐久間の遺児(もしくは関係者)、目高組の元構成員の生き残りである武や浜口物産の娘・ユリが出てくるとかもう少し旧作との絡み(関係者)がほしかった。叶が何かしら母・泉と関係がある因縁の目高組と関わりを持ってしまうという展開とか期待していた分、残念でした。 あと、本作のタイトルにもあるせいか最後に強引に「機関銃」でまとめようすとするのもいかがなものかと。なんだか話を広げすぎて収集がつかなくなったように思う。 ただ、辛口批評となったもののいつか本作をベースにもう少し物語の展開をスピーディーにまとめて星泉(薬師丸ひろ子)と星叶(橋本環奈)が共演して活躍するような作品を映像化してほしい。 できればテレビのスペシャルくらいでやってくれるとありがたいのだが。監督は新進気鋭の若手有望株の監督である入江悠に演出してもらってWOWOW放送でやってもらえたら面白いかも。それだったらぜひ見てみたい。 | ||||
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