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彼女の家計簿
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彼女の家計簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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戦中、頼まれて小学校(当時は国民学校)で先生をした新妻の家計簿(件日記)が素材。この人は戦後4年(1949)年迄教師を務めた。古い素材を現代にどう生かすか。この人が土地建物をNPO法人に遺贈したことで建物を改築する際家計簿が見つかる。 NPO法人の会長が独断で家計簿を遺族(と思しい人)に送る。遺族は1948年に生まれた女児であり、この女児(の成れの果て)が陰の主役なのだがーーこの人が送られて来た家計簿を自分の娘に転送しなければ物語が始まらないーーこの人はなかなか登場しない。失踪した先生と土地建物の寄贈者は同一人なのか。種明かしは最後迄待たなくてはならない。 日記が途切れたところから作者の想像が始まる。残されらものと想像の切れ目が余りにもはっきりするのが難。 | ||||
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主人公の里里をはじめ、心に傷をもったいろいろな年代、時代の女たちがつむぐ物語。 一人の女の必死で美しい生き方が、のちの世を生きる女たちに暖かなつながりを残していく。 小さい子供の描き方が秀逸で、そこに存在しているような気になりました。 前向きな気分になれる小説です。 | ||||
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