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山の上の家事学校



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【この小説が収録されている参考書籍】
山の上の家事学校 (単行本)

山の上の家事学校の評価: 4.29/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

なし

満足
山の上の家事学校 (単行本)Amazon書評・レビュー:山の上の家事学校 (単行本)より
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No.6:
(5pt)

繊細に慎重に書かれています

一つ間違ったら説教臭くなる話を、よくもこうぎりぎりの場所を通して繊細に書いたなと感心する小説。
離婚した夫婦がこうまで上手く和解できるとは思えない(人には記憶があるので、いくら生まれ変わるくらい考えが変わっても過去の恨みは消えない)んだけれど。
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No.5:
(5pt)

家事について、家族について考えることのできる厳しくも温かい物語

男性だけが入学できる家事学校。さまざまな事情を抱える生徒や先生との出会いを通して、家事について、家族について、主人公が新たにとらえ直していく厳しくも温かい物語です。

中学入試に出題される可能性があると思って購入しました。

登場人物たちの家事への向き合い方に、思い当たる人もいれば腹を立てる人もいるでしょう。大人であれ子供であれ家事と無関係で生きられる人などいないはずなのに、どうしても「やる人」と「やらない人」に分かれてしまうのが家事です。家族が寄り添って生きるためには、全員が対等な立場で当事者として家事に携わることが必要なのに、なかなかそれができないでいるのが現実だと思います。大人にも子供にも「刺さる」、必読の一冊です。
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No.4:
(5pt)

凄い面白かった

離婚された40代新聞記者が、元妻と6歳の娘との別離を痛みながら、家事学校に入って自分を学び直していく話。

学校の仕組みも社会に対するスタンスも丁寧に描かれていて、身近に感じられる。本当にこういう場所があって取材してきたみたいだ(モデルがあるんでしょうか?)。

調理の仕方やメニューや後片付けの授業から、家事という必要不可欠な作業の社会的スタンス、扱われ方、その従事者の立場や心情が鮮やかに描き出される。

妻子と別離された痛みのままに、自分をやり直していこうとする男性の、再興の物語。
とても読みでがありました。面白かった。

難を言うなれば、唐突に終わってしまうこと。
もっとこの先、主人公が元妻や娘との関係をどう構築していくのか、元妻の今の悩みに力を貸してやれるまでになるのか、彼の書く記事の第二回はどんな内容になるのか、彼はこの先この学校や学校の人々とどう関わりあっていくのか、話はまだまだこれからではありませんか。

ということは、続編が構想されているのかもしれませんね。
早く続きが読みたいです。
私も彼と一緒になって家事学校で、大事なことを学び直したい。

ある年齢を超えると、多かれ少なかれ喪失感を覚える経験をするのだと思いますが、この学校で習っていけば、それらを取り戻せるような気持ちになります。

早く学校生活を再開したいです。

続編をお待ちします。
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No.3:
(5pt)

明日から

「はーこはるりんの今日のメニュー」が始まります。

食洗機に食器を入れるのも、洗濯物の干し方も、いちいち娘たちに舌打ちされ、「こんなこと言われなくてもできるでしょう」と言われる超不器用母、はーこはるりんの
「これしかできない家事」買い物と料理のその日の内容を、時々お休みしながら連載小説します。

妻に「どうして言われなきゃわからないのよ」と怒鳴られる、世の中のお父さん。
献立を考えるのが何より辛い世の中のお母さん。
そして自分をいたわる余力のない、疲れきった労働者の皆さん。

スーパーとドラッグストアと週1回の生協で購入したものと、それからできる料理をお伝えします。
無料配信なので、追い金とか要りません。迷惑です。

明日は行きつけのスーパーのセールなので、
行って見なければ、献立はわかりません。
ただ4割引になったアイスクリームを、娘に内緒で買うことはきまっています。
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No.2:
(3pt)

家事はイベントか、それとも日常か。

話が整理されていてわかりやすく、テンポがいいのでサクサク読めます。
私は人から勧められて読み始めました。主人公の境遇と、自分が似ていたので驚きました。
男性専門の家事学校に入学した主人公の学校での話と、主人公の別れた妻と娘とのエピソードが半々くらいで書かれています。

前半は主人公に少し感情移入して読んでいたのですが、後半は彼の心情が理解できなくて少しイライラしました。

自分だけの家事をやるのは容易いですけど、誰かのためにやり続ける家事は本当にしんどい。つい見返りを求めてしまう。結婚当時の自分にもそういう気持ちがあったと再確認させられたから、主人公に対して少しイライラしたんだなと思います。

この物語の主人公にとって、家事はまだイベントです。だから楽しい。これから家事が日常になったとき(誰かのためにやり続けなくてはならないことになったとき)、主人公はどう思うのか。続きが気になりました。
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No.1:
(3pt)

楽しく読みました

学ぼうという姿勢は支持する
が、かじった程度で知った風な事を言い出されたら多分最後の堰が切れるし
楽しんでやってる様子なら「よかったね」と言ってあげたい気持ちはあっても
自分の都合と予定に関わりなく、やらなくてはならないタスクとして十数年やってみてから言えと
嫌味のひとつも言ってやりたくなるのも正直なトコ
自分の為の家事には何の辛さも感じないが、誰かの分の家事となるとそうは行かない
己の洗濯は自分でやるに切り替えた時、様子見てたら今まで何度言っても直らなかった靴下丸めたまま、シャツの袖を片方だけ裏にしたまま。その手の事がほぼ一発で直ってて、穏やかに「お願い」してたのも、どうしてそうして欲しいのかの説明も、最終的に怒鳴り回していたのも、一切相手の耳には入ってないしそもそも聞く気もなかったんだと失望を通り越して虚無的な気分になったもんだ…
完全分業制でもいいのよ。ただ「お父さんが働いてくれてるからごはんが食べられる」と同様に「お母さんが家の事をやってくれるから部屋も掃除されてるしキレイに洗濯されたタオル使えるしあったかいご飯も食べられる」とは誰も言ってはくれん
この手を事を考え始めると脳ミソ沸騰するあれこれが湧いてくるから若干凶暴な気分になったりする
大変楽しく読みました
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