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ニュータウンは黄昏れて



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【この小説が収録されている参考書籍】
ニュータウンは黄昏れて
ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫)

ニュータウンは黄昏れての評価: 4.16/5点 レビュー 51件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.16pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(5pt)

マンション買う前に読むと参考になる

マンション買う前に読むと参考になる

垣谷さんの他の著作(七十歳死亡〜、結婚相手は〜、後悔病棟、他)も読んだ流れでこちらも購入。

都心から離れ最寄駅からも遠く、建て替えの住民の合意もなかなか取れず、住宅ローンの金利は未だに6%(!)と、マンション購入のデメリットがこれでもかと味わえます。

素敵なマンションのモデルルーム見学前に読むといいんじゃないかと思います。
少なくとも私はマンション(集合住宅)は買わずに賃貸が正解だと思いました。
昨今流行りの35年ローン。身の丈にあってないですよね。しかもマンション。
住民合意をとるのは大変でしょうね。
買った時にはそこまで想定出来ませんね。
先々を見越して住宅を買う人って少ないんじゃないかと。
不動産屋に踊らされてはダメですね。
「建て替えで資産価値上がりますよ!」とこのマンション購入時に言われたそうです(苦笑)

何年後かに「タワーマンション」を題材に垣谷さんに書いて欲しいです!
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4101269513
No.20:
(5pt)

団塊世代

この本の内容は今の日本の現実だ、若い人たちに是非読んで欲しい将来を考えさせて
くれる一冊。
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No.19:
(5pt)

現代のニュータウン問題

現代のニュータウン問題が描かれていて、理事会の件りが面白かった。
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No.18:
(4pt)

人間臭さを描いたバブル期に高値で多摩地区の分譲マンションを購入した主人公の悲惨な運命

ある意味、これからの日本の縮図かも知れません。

人間臭さを描いたバブル期に高値で多摩地区の分譲マンションを購入した主人公の悲惨な運命

引きこもりの長男がいたり、介護が必要な親など、様々な人間模様、矢張り、不動産という物は、人間のエゴが見えてきて、マンションの理事会が、そのエゴのぶつかり合いが良く描かれて、良書だと思います。

分譲マンションを購入する前に、ご一読をお薦め致します。
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No.17:
(4pt)

ニュータウンの行く末は!

ニュータウンが、オールドタウンやがてはゴーストタウンに。
著者の体験も交えバブルが崩壊し、買値の半額以下になって
売れないマンション等々、身につまされる話ばかり。でも、恋愛や
ご近所付き合いなど、私たちにとって何が大事!と思わせて
貰いました
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No.16:
(5pt)

ネタバレ含む。一気に読めた。面白い。

面白かった。
意図的に女性目線で書いたのだろうか?
男性登場人物の心の中がどうだったのかが気になる。
最終的にハッピーエンドだったけど、親父が自殺すれば良かったと思えてしまった。
女性2人はババを押し付けた罪悪感を持つ必要は全く無いと思うのだけど。
この本は、読者の立ち位置によって様々な感想が出てくる点も面白い。
他の人のレビューを読むのが楽しい。
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No.15:
(5pt)

「住む」ということから人生を考える

屈折した感情もあまりにストレートに表現されるので初めは少し引いたが、読み進めるにつれて素直に引き込まれた。「住む」という生活の根幹を中心に据えて、身につまされるエピソードが多く紹介される。それでも登場人物の一人一人が自分なりの解答を模索する姿に心を動かされる。100%の善人や賢者が登場しないところも良い。個人的には、脇役だけれど「岡山のおばあちゃん」を目指したいと思った。
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No.14:
(5pt)

団地の話

団地は黄昏れている。団地建替えの話はよく取材しているようで臨場感あり。話の展開もスピード感があって軽快。
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No.13:
(4pt)

一気読みでした。

とても面白かったです。自分が暮らしている場所もニュータウンと呼ばれています。バブルの頃は団地住まいで、あの頃の高揚感は今考えると実に馬鹿馬鹿しいものでした。でも懐かしい。登場人物たちに感情移入しながら読みました。
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No.12:
(4pt)

面白かった。”集合”住宅のは、(各)人間の思惑の集合でもある。

"集合"としての最適化(全体最適化)を、各個人の思惑としての最適化(部分最適化)が破壊してしまう。

長期的視点に立てば、マンション等の集合住宅に対する憧れは、消失してしまい、一戸建てへの羨望がわきあがる。
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No.11:
(4pt)

アラフィフ世代なら

バブル景気を経験している。
子供の頃、団地で育った。
住宅ローンを抱えている。

そんな私だから、かなり感情移入ができました。
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No.10:
(4pt)

求める幸福によってお金の使い方は事なってゆく

結婚相手の資産によって、生活が一変してしまう女の立場と、住宅ローンの問題を、27歳の琴里とその母親明美2人を中心に据えた事て、リアリティーある住居問題に仕上がっている。
日々の生活が支払いに追われて、摩耗していく中て、他人の生活が妙に潤って見える人の弱さが上手く描かれている。
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No.9:
(4pt)

バブルに踊らされ購入した分譲団地

バブル崩壊。当時バブルに踊らされた人は沢山いただろう。
この著者もその一人。
登場人物は架空であるが住宅に関しては著者が実体験した内容だそうだ。
  
私も当時のニュースで、よく流れていた事を思い出す。
新規分譲団地が抽選となり、人気の階、人気の部屋は当選確率が何十、何百倍と。。。。。分譲されるたびに大賑わい。
 
当時、郊外であっても安くても3000万、5000万は当たり前の分譲団地。
土地は下がらないと国民全員が思っていた時代。
大借金をして購入しても資産が増え、一生安泰と誰もが喜んだ時代。
それがバブル崩壊と共に20年以上経ち、今では1500万でも売れない。。。。
 
そんな借金を抱え、過去を悔やみ、人を羨み、生活を切り詰めながら、家族を守り、子を育てる母親の頼子。
そんな時に娘の琴里(ことり)の前に現れた、超資産家の彼氏。
琴里の教育ローン、団地の借金を全て肩代わりするとの一言に家族は。。。。。
  
まだ借金も払い終わっていないのに、団地は傷み、何億、何十億も掛かるリフォームか建て替えかを検討する理事会では大きくもめ、待ったなしの状態。 話は意外な方向へと流れ進んでいく。
 
バブル崩壊で多くの人が今でも傷つき、誰にでも勧められる内容の本ではないが、
話はジェットコースターのように流れ進んで飽きさせない内容でした。
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No.8:
(5pt)

一気に読みました、面白かった!

地方出身、都内在住の自分にとって「将来、どんな終の棲家を確保するか?」は大きなテーマです。
子供の頃、多摩ニュータウンに住んでいた親戚のところによく遊びに行っていた自分には親しみも感じる
タイトルだっだのもあり、購入しました。内容は…想像以上に面白く、夢中になって一気読みしてしまいました。

私はいわゆるバブル世代ですが、その最盛期に全く恩恵を受けなかったので知りませんでしたがバブル崩壊で
大変な目に遭っていた不動産所有者がたくさんいたのですね。今に至るまでずっと賃貸暮らしなので知る由も
ありませんでした。

母親の頼子の奮闘に加え、娘の琴理とその二人の親友と資産家の男との不思議な関係…若者の就職難や貧困問題、
ストーカー問題などなど、現代の病巣がこれでもかとストーリーに織り込まれているのですがそれもまた興味深い。

でもやはり一番印象に残ったのは集合住宅を分譲で買うことのデメリットですね。年数を経れば住民も高齢化していき、それぞれの
家庭の事情もバラバラなため何を決めるにも簡単にはいかず、理事という七面倒くさい役割も回ってくる…読んでいて
背筋が寒くなりました。買っても買わなくても、何かしら問題は出てくる…住宅問題の根深さに、何とも言えないやりきれなさ
を感じました。
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No.7:
(4pt)

住居を所有するリスクと都市計画の大切さを感じた。

好きな点
家を所有する憧れを打ち砕いたこと

嫌いな点
薫の虚栄心に満ちて何もできないクズっぷりが自分と重なるところ
不幸はお金で避けられても幸せはお金でつかめないこと。

勧めたい人
今の環境に漠然とした不満がある人、お金さえあれば、家さえあればと思っている人

評価の理由
手に入れられないと諦めている経済的自由さや住居を手に入れても幸せになれない描写が経済的に不自由で賃貸に住んでいる不幸を合理化してくれること。
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No.6:
(4pt)

日本の中産階級の人たちの悲哀が描かれています。

一生懸命サラリーマンして、マンション買って本当は1.5倍くらい値上がりして戸建てに移って終わりの計画だったのに、
こんな値下がりして、ローンで苦しむなんて、世の中おかしい。
真面目に生きてきた人が、酷い目に合うのはおかしいという考え方が下地にあるように思えた。

筆者はその反面、ニートフリーターや親から不動産を相続した人に対して余り良い印象をもっていないように感じた。
金持ちではないけれど、下層階級でもない。サラリーマンの家庭で夫が一度は出世もして4000万くらいのマンション買うみたいな
日本の中産階級の人たちの悲哀が描かれていていると思う。

マンション管理組合の運営に関してはよく描かれていると思います。
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No.5:
(4pt)

少し後悔・・・

ニュータウンにマンションを10数年前に購入しました。今の売却額は1/3以下です。年を取り、ペットも飼いたくなりますが制限もあり、長期修繕費や共益費を今後も負担することを考えると少し後悔します。駅には近いのでそれだけが救いです。現実を見せつけられた本でした。でも、今を楽しみたいです。
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No.4:
(5pt)

とにかく面白かった

バブル崩壊、住宅ローン返済などを経験してきた者にとって、
同時代を生きる人たちがいま直面している現実に興味がありました。
団地に住んだことはありませんが、子供の頃は団地に憧れていました。

ノンフィクションのような読み応えのある内容で、
バブル崩壊前夜に中古団地を高値で購入し、
時代の激しい変化の波をもろに被ってきた家族の、
生き様を描き出しています。

団地の理事会や建替え問題など、
外部からは伺い知る事のできないことも
リアルにかいま見る事ができ、興味はつきない内容でした。

日本で「生きるために最低限必要な住む」ということが、
これほど困難であることに、社会的な提議もしています。
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No.3:
(5pt)

ニュータウンの崩壊を背景に、人間関係、仕事、恋愛、身近な風景。

高度成長期に建設された多くのニュータウン、そこにマイホームを買った区分所有者も既に還暦、古希、喜寿、傘寿・・。 今後どこでも発生する深刻なマンション問題。 更に家族の諸問題、娘の恋愛問題と、本書は現実に即した怖い話が続く。 身の回りに起きる問題だからこそ興味は尽きずにどんどん読み進む。 ここ青木葉団地は駅からバス5分、5階建てエレベーターなし、10棟が立つ典型的な中規模ニュータウンだ。 織部一家は高円寺の賃貸アパートから、築15年の中古で5階建ての4階、95平米の4LDKを52百万円で購入した。 当時は給与は年々上昇、ボーナスは出て、退職金で住宅ローンを完済する青写真で、公庫と銀行から42百万円を借り入れ。 しかし東洋ソフトウエア(株)勤務の夫・明広は年俸制導入、退職金制度廃止、しかも会社は吸収合併で窓際に、妻・頼子はパートで住宅ローンの返済表を心配しながら見つめる毎日だ。 そんな折に管理組合の役員改選が輪番で回って来て、4号棟の理事として頼子が嫌々引き受ける。 そして理事会では建て替えか修繕か喧々諤々の議論は続く。 中学時代まで同じ棟の仲良し娘3人組だった織部琴里(持帰り寿司店バイト)、小川朋美(大学院生)、坂本三起子(中堅商社社員)も27歳、恋愛問題で3人が絡まる。 そこには異常な程にしつこい、別れたいと言っても納得しない、つきまとう、最近何処でも起きている情けない男のストーカー行為が登場する。 この男は異様にプライドが高く、傷つきやすく脆い、素直に謝れず、責任を他人に押し付け、人間関係が上手くいかない。 裕福な家庭で馬鹿な母親にスポイルされて育ち、学歴コンプレックスがあり、極端な見栄っ張りであり、挙げ句に学歴詐称だ。 
このように幾つもの深刻でかつ興味深いテーマが織り交ぜられて、現在・将来の誰もが経験するような展開に惹きつけられる。 マンションの老朽化問題は避けて通れず、私の住む大規模ニュータウンもいずれ将来は検討事項に上がるだろう。 心配なのは街中の1棟で、修繕積立金も低いまま改定なく、徴収も怪しいマンションだ。 また特に5階建てのエレベーター無しのマンションも含めてババの引き合いだ。
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4101269513
No.2:
(4pt)

よく調べて考えて書かれた本

バブル崩壊前にニュータウンの団地の一室を高値で購入してしまった家族の物語です。
 主に、(1) 母親が借金返済のために苦労をしたり、団地内の建て替え問題で管理組合の理事会でやりとりする物語、(2) 娘が男性と謎めいた経緯により付き合うようになる物語と幼馴染の女性の友人3人のそれぞれの人生展開、を軸に物語が進んでいきます。
 特に序盤・中盤の母親の苦労やマンション住民の言動や行動は、なかなか身につまされるものがあり、かなり息苦しくぞっとするものがあります。よく調べて、よく考えたうえで書かれた物語なのでしょう。

 日本の住宅問題を上手にあぶりだした社会派の小説なので、なかなか考えさせるものがあります。バブルの前後の地価や住宅価格の急上昇と旧下落の時代は、世代間で著しい不公平を生んでいますが、そのことが実感できます。また、集合住宅の老朽化の問題も大変な問題であることに改めて気づきます。

 読んで楽しい本ではないので、誰にでもお薦めできる本ではありませんが、上記のような問題に関心がある人であれば読んでみてもいい本と思います。
ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ニュータウンは黄昏れて (新潮文庫)より
4101269513

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