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ニュータウンは黄昏れて
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ニュータウンは黄昏れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 1~20 1/3ページ
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ニュータウンや団地だけでなく、バブルの中で住宅事情に翻弄される市民の姿を描きます。 終盤突然選挙に出たり、イギリスの住宅事情が出てきたり唐突感がありますが、それだけ住宅というものが大きなテーマだということだと思います。 多摩ニュータウンの最初期の団地に住む者としては、本書のメインテーマのひとつである団地の建て替えには興味が惹かれます。 建て替えは街全体を立て直す起爆剤になりますが、八方良しにするには非常に困難な交渉が必要になるのが分かります。 答えのない問題ですが、ラスト不平ばかり言っていた主人公がひとつの成長をみせるのは救いです。 | ||||
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娯楽要素の強い、楽しく読める内容だと思って手に取った。 読み終えて、現実の厳しさを思い知らされた感がある。 日本人が家を買うということが、どれほど大変なことか・・・ いや、今や世界的に物価高で日本だけの問題ではないのかも。 一生住宅ローンに追われる人生とは? 節約しても焼け石に水?確かに、なるほどと思った。 金持ちが節約するならば、かなりの金額が期待できるが もともと質素な生活をしている庶民が節約しても、たかが知れてる! 高齢化するマンションの管理組合・・・まさに現実だ。 ハッピーエンドを期待したが、出口がどこにもない終わり方だった でも、しっかりと問題呈示されていて、潔かった。 簡単に解決できない問題を無理やりハッピーエンドにするよりも 納得のいく終わり方だ とにかく、住宅購入を考えている若い世代の方々に 今、ぜひ読んでほしい一冊だ。 幸せとはなんなのか? お金の価値とはなんなのか? 家族とはなんなのか? 結婚とは? いったん立ち止まって考えたくなるような話だった。 | ||||
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一時期多くの人達が首都から移り住み,休日を楽しんだ様子が伺い知れました。現役世代交代に伴い 生じた心の変化が良く表されていたと感じました。 | ||||
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プレゼントした商品なのでレビュー不可 | ||||
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最初は、面白かったけれど、最後が尻すぼみで、すっきりしなかった。あくまでも個人的な感想です。ごめんなさい。 | ||||
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話の筋は第六章で急展開を迎えるが、それまでのストーリとの飛躍が大きすぎて小説としては失速してしまった。 主軸に据えられたバブル崩壊後の住宅ローン問題については作者の実体験が踏まえられているようで、 よく書けているがノンフィクションでも読める話で小説として楽しむ程のものでもない。 もう一つの主軸である娘の結婚譚は、同級生との関係を交えた大地主の御曹司との話は ミステリー仕立てになっており読ませるものの、 これもまた第六章でご都合的な展開を見せ失速する。 事実を小説に薄めた悲喜劇としては面白いが小説としては並。 | ||||
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垣谷作品4冊目でしたが、私の中ではまあまあでした。垣谷さんの作品は、本当にその辺に良くあるようなことを題材にしているので、入りやすく一気に読めるのは魅力です。 (ここからネタバレあり) ただ、琴里が資産家の彼氏を紹介されてオペラに行くところから、次のシーンではいきなりお付き合いしていて、付き合うに至った過程が一切描かれていなかったので、狐につままれたような感覚で、あれ?なんでそういうことになったんだっけ?もしかしてどこか読み飛ばしたのかな?と思い、何度もページをめくって、過去に遡ってしまいました。そもそも彼氏は元は三起子の彼氏だったのに、そんな簡単に心が変わるものなのかな?その後、結局琴里も朋美に彼を押し付けるわけですが、彼氏の感情ってないんだろうか?誰でもいいんだろうか? そして朋美は結婚しイギリスに家を買ってもらって娘と住むが、彼氏(夫)は一度も来たことがない(要するに永遠に別居?)って、そんなうまい話あるわけないだろ?って、出来過ぎた結末に驚きました。同居しなくて良くて、永遠に別居できてしかも海外の高級住宅地に家まで買ってもらえるんなら、誰でも結婚したいわ。そんな話実際あり得ないし、ご都合主義の出来過ぎた話だと思いました。 あと、後半で、結局頼子が都内にワンルームマンションを借りて、帰りが遅くなる時は家族がみんなそこを利用するって話も、なんだか腑に落ちませんでした。そもそもローンの返済が大変で、貧乏だったはずなのに、市会議員になったとはいえ(これも出来過ぎた話だけど)、給料も雪子に管理されててまともにもらえてないのに、そんな余裕あるのかな?それができるんなら、最初からそうすればよかったじゃん?って。 色々つっこみどころはありますが、とはいえ、いつものようにサクサク読める話で面白かったです。 | ||||
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さらっと、短時間で読めてとても面白いです。 著者の作品はいずれも、登場人物が善良で、読んでいて安心できます。 | ||||
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一気読みしました。 | ||||
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面白くてあっという間に読んでしまいました。 マンション購入に役に立つ情報も満載⁉︎、笑 | ||||
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バターのようなこっくりとした濃厚小説に出会えて嬉しい。ニュータウンの、現状を露わにする事で、世代間の人生観、格差感の価値感の相違、、。とても、考えさせられる小説です。 | ||||
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作者は年齢が近いし、モチーフが自分の関心事なのでいつも感情移入してしまいます。今回も素晴らしい作品でした‼️ | ||||
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本作、物語の面白さもさることながら、日本の住宅事情を知るための入門書としても読めます。 建物の老朽化、住民の高齢化、建替えをめぐる紛糾―どのマンションも必ず直面する深刻な諸問題が、わかりやすく書かれています。 実際、私もついこの間まで分譲マンション暮らしで、長期ローンに加えて、修繕積立金・管理費・固定資産税の三点セットに苦しめられてきました。 高い値段(本書の4LDKバブル時のそれと大体同じ)の割には「安っぽい建材ばかり」の造りで、管理組合の運営も本書で書かれているのとほぼ同じ、結局10年ちょっとで半分強の住民が入れ替わりました。青木葉団地ほどではないですが、売却損も半端なかったです。 「日本で家を買うのは一種の賭けよね。」(466頁) 「雨風がしのげる家で暮らす。そんな最低限のことも保障されない国なんておかしいじゃないか。」(421-422頁) その通りです。 マンション購入を検討中の人、対岸の火事ではなく自分たちの近未来像として本書を読むことをお奨めします。 おそらく、十年もしないうちにタワーマンションが格好の題材になるでしょう。 『タワマンは黄昏れて』、同じ作者で期待しています。 | ||||
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彼女の作品が気に入って、立て続けに3冊読んだ。その中では、まぁまぁといったところ。声フェチの資産家の男を友人たちで擦り付け合うというのは面白い発想だった。社会の状況を折りまぜながら、場面を切り取るのはさすがだなぁと思った。 | ||||
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子供の頃、夏休みになると課題図書があった気がするんだけど、 この本は高校生(まだ早いかな?)、成人、結婚、どこかのタイミングで必ず一回読んだ方がいいと思う | ||||
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不動産の勉強になりましたが そもそもそんなマンション買う?みたいな 観点が自分にあったり 後半の主人公の飛躍ぶりに 非現実さが増したのが残念です | ||||
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日本人らしい感情と一般的日本人の生活の中での心の葛藤がうまく書かれている作品だと思います。何が正解かは、その人それぞれ、よく考え進むべき道を間違えない様、たとえ、違う方向でも 一生懸命生きる事の大切さが、感じられる一冊。 | ||||
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住宅関係の著作を多く出す牧野智弘氏が、著作で紹介していたので読んだ本。多摩地区の駅バス物件を調べたら確かに土地は坪50万前後、マンションも1500万ほどで見つかる。 「住宅ローンの重圧のせいで、ああも卑しい人間になり下がっていた。 心を入れ替えて、しっかり生きていかなくては」 といった自由間接話法で三人称、それも視点人物がわりと移るのだが、娘世代の恋愛のほうはなんだか微妙というか無茶苦茶な展開でそれはそれで面白いのだけど、団地の理事会の仕事を押しつけあう場面が何より参考になった。マンション買うってのはそういうのもあって難しいんだなあ。 | ||||
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いきなり私事で恐縮です。私の住まいは昭和54年築のマンション3K(2LDK?)、バブル崩壊後に中古で1900万円で購入するも、現在価値は800万円以下。住民(世帯主?)の85%が65歳以上、空き部屋が多い、という状況で、ただし駅から徒歩3分という立地条件だけはよい…… そんな私がこの本を手にして、まずは小説としてではなく、データ集めとして?読みふけってしまいました。 要するに「もしかしたら私のボロマンションも、支払いゼロで4000万円くらいの物件にバケるのではなかろうか?」と。。。 結論としてこの小説、すべて結論を明確にせずに終わっています。「閉じている」ようでモヤモヤが残る。でもそこに新しいリアルさを感じ、俄然☆5つの超お薦め評! ちょっと難癖挙げるなら、(ネタバレの関係でハッキリとは書きませんが)同僚⇒三由紀 から始まる「厄男」のバトン?は、ちょいと女性心理としてあり得ないと思うし、「厄男」そのものの行動も、男性心理としてあり得ない。100歩譲ってあり得るとしても、そこを「説明」してしまっているのが残念。ただ臥竜点睛を欠いているとも思えない些細な難癖なので、気にもならない程度ともいえる。 | ||||
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現実的で説得力のある、それでいて軽やかでどこかユーモラスな文体にぐいぐいと引き込まれて、一気読みでした。特に団地の理事会、建て替え問題、等々は作者の実体験に基づいているだけあって、非常にリアリティがあり引き込まれました。自分自身も分譲団地の居住者であり、他人事とは思えません。 並行して進む琴里の恋愛はミステリーのような緊迫感を感じましたが、後半のオチがやや現実味に欠ける感はあったと思います。それを差し引いても、小説としての構成や文章は見事だと思いました。 | ||||
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