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ニュータウンは黄昏れて
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ニュータウンは黄昏れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 21~40 2/3ページ
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ニュータウンの老化という、どちらかという地味な題材を扱いながら、料理の仕方がうまく、読ませてくれます。 読み終わってすぐの読後感もいい。 けれど、読み終わって少しすると、本の印象がひどくぼやけてしまいます。 たぶん、主に頼子を中心とするニュータウンの問題と、娘の琴里を中心とする結婚問題が、まったく対等に並べられているせいではないか、と考えます。そのために、なんとなくまとまりの悪い印象につながった、と。 どちらかひとつに絞るか、どちらかを小さくして脇役ストーリーにすれば、そこは解決されるのではないか。素人が不遜ながら、そんなふうに思いました。 | ||||
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登場人物の一人一人が等身大の人間。良心もあれば、嫉妬もし、騙すこともすればそれを恥ずかしく後悔する気持ちもある。つまり、普通に生きている人間は、割り切れない気持ちをいつも抱えて生きている。舞台は老朽化・過疎化を心配されるニュータウン(分譲マンション)。かつてバブルの時は4000万もして、頑張って手に入れた夢のマイホームなのに、バブル後は給料も減りローンを返すのに汲々として、成人した子ども達も教育ローンを返すのに苦労している。マイホームというどうしても必要な買い物が、人々の人生を追い詰めてしまう。 それでもしたたかに生きる人、騙そうとして騙される人、様々な人物が描かれています。お金ってなんだろう。お金がないと自分の人生が手に入れられないのか? いろいろ考えさせられました。重いテーマですが、ユーモラスなところもあり、また、一発逆転もあり、楽しんで読めました。そんなにうまくいかないよ、と言われるかも知れないですが、小説なんですから解決策を探ってくれてホッとします。 自治会理事長の言った「汝の馬車を星につなげ」という言葉が、物語の終わりの方に出てきて、この小説を象徴する言葉のようにも感じました。 | ||||
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著書は 郊外の 分譲マンションを ベースに 展開されていく 家族と 周りの 諸々の 人 各家族の在り様。 地方の 所謂 田舎と呼ばれている地域も 例外になく 人が どんどんと減少していき、荒れ地 空き家の様。 昭和の 人が 有り余って 過密していた頃が 良かったのか と 考えてしまう。 | ||||
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序盤があまりにネガティブで読むのをやめようと思ったが、我慢の先に見えるものがあった。 今の時代、若い人たちの給料が上がらないのに、投機の巻き添えで住宅価格は上がり続けている。私の周囲にも当初から計画が破綻しているような負債を抱えた人が沢山いるが、過去も今も結局人々は同じ過ちを繰り返している気がした。(団地よりは立派なマンションに住めるだろうが・・・) | ||||
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マイホームを持つのは本当に夢なのか?マイホームをもつことが人生の目標になっていた時代に、家を買い替えながら資産が増えると信じていた時代の物語。ニュータウンと呼ばれる駅から多少遠い団地の部屋を購入したが、不便さや高齢化が進み、売るに売れなくなり、そんな一家族の苦悩をコミカルに描いてます。都内の資産家の男性も登場して、別のストーリーも展開され、最後まで興味深く読めます。 | ||||
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一気に読めました。分譲住宅の理事会の様子などリアリティーを感じました。 自分は賃貸に住んでおり、分譲マンションは老朽化したら最期はどうなるか以前から興味が ありました。 ですのでタイムリーな出会いでした。 途中までは少し暗い気分になりましたが、最後の読後感は良かったです。 | ||||
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マンション買う前に読むと参考になる 垣谷さんの他の著作(七十歳死亡〜、結婚相手は〜、後悔病棟、他)も読んだ流れでこちらも購入。 都心から離れ最寄駅からも遠く、建て替えの住民の合意もなかなか取れず、住宅ローンの金利は未だに6%(!)と、マンション購入のデメリットがこれでもかと味わえます。 素敵なマンションのモデルルーム見学前に読むといいんじゃないかと思います。 少なくとも私はマンション(集合住宅)は買わずに賃貸が正解だと思いました。 昨今流行りの35年ローン。身の丈にあってないですよね。しかもマンション。 住民合意をとるのは大変でしょうね。 買った時にはそこまで想定出来ませんね。 先々を見越して住宅を買う人って少ないんじゃないかと。 不動産屋に踊らされてはダメですね。 「建て替えで資産価値上がりますよ!」とこのマンション購入時に言われたそうです(苦笑) 何年後かに「タワーマンション」を題材に垣谷さんに書いて欲しいです! | ||||
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この本の内容は今の日本の現実だ、若い人たちに是非読んで欲しい将来を考えさせて くれる一冊。 | ||||
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現代のニュータウン問題が描かれていて、理事会の件りが面白かった。 | ||||
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ある意味、これからの日本の縮図かも知れません。 人間臭さを描いたバブル期に高値で多摩地区の分譲マンションを購入した主人公の悲惨な運命 引きこもりの長男がいたり、介護が必要な親など、様々な人間模様、矢張り、不動産という物は、人間のエゴが見えてきて、マンションの理事会が、そのエゴのぶつかり合いが良く描かれて、良書だと思います。 分譲マンションを購入する前に、ご一読をお薦め致します。 | ||||
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ニュータウンが、オールドタウンやがてはゴーストタウンに。 著者の体験も交えバブルが崩壊し、買値の半額以下になって 売れないマンション等々、身につまされる話ばかり。でも、恋愛や ご近所付き合いなど、私たちにとって何が大事!と思わせて 貰いました | ||||
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面白かった。 意図的に女性目線で書いたのだろうか? 男性登場人物の心の中がどうだったのかが気になる。 最終的にハッピーエンドだったけど、親父が自殺すれば良かったと思えてしまった。 女性2人はババを押し付けた罪悪感を持つ必要は全く無いと思うのだけど。 この本は、読者の立ち位置によって様々な感想が出てくる点も面白い。 他の人のレビューを読むのが楽しい。 | ||||
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屈折した感情もあまりにストレートに表現されるので初めは少し引いたが、読み進めるにつれて素直に引き込まれた。「住む」という生活の根幹を中心に据えて、身につまされるエピソードが多く紹介される。それでも登場人物の一人一人が自分なりの解答を模索する姿に心を動かされる。100%の善人や賢者が登場しないところも良い。個人的には、脇役だけれど「岡山のおばあちゃん」を目指したいと思った。 | ||||
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ニュータウン分譲マンションの建て替え問題という着眼点はよかったと思うが、小説としては面白味に欠ける。 文体がおばさんくさく、ストーリー展開が単調である。 およそ500ページ、抑揚のない世間話や愚痴をダラダラ聞かされているようで、苦痛で何度も本を閉じたくなった。 スピード感が全くない。 前半で住宅ローンに苦しむ家族の救いのない現実を描くのかと思いきや、結末は現実的に起こりえない、浮世離れした予定調和のハッピーエンドとなる。 一体、都議会委員になるのにどれだけ金がかかるというのか。 サスペンスとしても家族ドラマとしても、小説家としての作者の力不足は否めない。 テーマはよいのに非常に残念。 | ||||
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団地は黄昏れている。団地建替えの話はよく取材しているようで臨場感あり。話の展開もスピード感があって軽快。 | ||||
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とても面白かったです。自分が暮らしている場所もニュータウンと呼ばれています。バブルの頃は団地住まいで、あの頃の高揚感は今考えると実に馬鹿馬鹿しいものでした。でも懐かしい。登場人物たちに感情移入しながら読みました。 | ||||
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"集合"としての最適化(全体最適化)を、各個人の思惑としての最適化(部分最適化)が破壊してしまう。 長期的視点に立てば、マンション等の集合住宅に対する憧れは、消失してしまい、一戸建てへの羨望がわきあがる。 | ||||
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バブル景気を経験している。 子供の頃、団地で育った。 住宅ローンを抱えている。 そんな私だから、かなり感情移入ができました。 | ||||
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結婚相手の資産によって、生活が一変してしまう女の立場と、住宅ローンの問題を、27歳の琴里とその母親明美2人を中心に据えた事て、リアリティーある住居問題に仕上がっている。 日々の生活が支払いに追われて、摩耗していく中て、他人の生活が妙に潤って見える人の弱さが上手く描かれている。 | ||||
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一人称と三人称が同じ章内で使われていることに驚いた。 1,2箇所ではない。2ページに1度くらいの頻度で人称が突然入れ替わる。 人称が変わるたびに読み手は頭のモードを切り替えなければならずシンドイ。 こんな初歩的な文章作法が守れていない小説を、よりによって新潮社が出すというのは解せない。 また、中学の作文コンクール佳作入選レベルの単調な筆致、貧しい語彙が読者を飽きさせる。 住宅事情という卑近な、マスに訴えかけるテーマで一点突破したいのは分かるが、習慣的に活字を読んでいる層はキツいものを感じるだろう。 | ||||
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