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愛の終わりは家庭から
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愛の終わりは家庭からの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ロンリーハート1422の続編。かつての愚者の棺、ロンリーハート1422より後の事件ということを示す過去の事件の回顧が少しだけ添えてあり、懐かしい。署長をはじめとしたメインキャスト陣も健在だ。 ロンリーハート1422のティータイム女史が登場。今回は慈善団体の関係者という役回りで、出番は少ないがキレ者ぶりを発揮している(が、主な事件関係者ではないという立ち位置)。今回の目玉は賢いんだかそうでないんだか捉えどころのない私立探偵ハイヴ氏の立ち回り。最後の最後までそのどちらなのかがわからない。 内容に関して言えば、最後の場面の切れ味はロンリーハート1422程ではなく、読後のインパクトは弱め。冒頭のいかに検視官が無能であるかを延々と叙述する部分は正直に言うと冗長に感じたがどうか。 「動機」がカギとなる殺人事件ではあるが、犯人の独白がないというのは珍しい構成であり、既刊の3作品とは異なる。スパッとした幕切れを望む読者には物足りない結末に感じるかもしれない。 ただし犯人や犯行の手口はうまく隠蔽されているので、全部分かった後でもう一度読み直すとまた違う感想を得ることができると思う。これは推理小説の醍醐味の一つだ。 | ||||
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初めてタイトルを見ると、これは不倫がらみのミステリかなと思うだろう。私もそう思った。 しかし、原題を見ると主語は「慈善」となっていて、これは読者をミスリードするものだなと分かる。 でも、やはりこのミステリは不倫絡みなのだ。何という事か。 作品の雰囲気は英国っぽく、私はTVドラマ「ブラウン神父」を思い浮かべた。時代的にもそれほどは違わないだろう。スマホなどは登場しないので。 文体は多少緻密で、速読には向かない。筋書きはそれでも読み取れるだろうが、それではこの作品を楽しめることにはならない。 本文は約220ページなので、毎日丁寧に読み進むことをおすすめする。 ネタ的に、対象となる読者は基本的に大人だろう。男女は問わない。オチには普通に意外性がある。 読んでためになる部分は全く無いが、紅茶でも嗜みながら、アームチェアで楽しむと良いのでは。 | ||||
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