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未完成
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未完成の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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この作者さんの上手さに、うなりました。 すごい!面白い! 生徒(高校生)×教師という題材で、こんなに見事に書き上げるなんて、本当なら★10個つけたいくらいです。 高校生の多感な苛立ち、上がり下がりしやすいテンション、その年頃ならではの仲間意識や心のモヤモヤ。 一歩間違えれば反感を買いそうな、女の子の扱いや行動も、攻め目線で丁寧に心理を追ったことで、全てがきゅんと胸を締め付けられました。 それと、受けの教師阿南の包容力。 でも彼も内心では、年下の一過性の熱かもと不安を抱えていて・・・。 見事に絡み合ってます。 どっちも、そこで息をして生きていそうな「人間」。 阿南が瀬名と関係を持ってからの、一途っぷりとかが後からわかって、胸がぎゅうううっと絞られましたよ。 読後はとってもたくさんの、愛と未来を感じた気がしました。 文句なく面白いと言い切れる作品です! 胸熱になれます、お薦めです! | ||||
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ホロリ、ホロリと泣けました。 グッと心にくい込んできました。 17歳という繊細で多感な年頃の男性をとても丁寧に描かれていました。 それを受け止めるクールっぽい先生も、実はとても繊細で暖かい事を読者に上手く伝えられていると思います。 自分は辛いから先生の家に来たという本心を言わない攻めは 「ツレといるのがダルいから」と受けの先生に言います。 先生は 「タリいなら一人でいろ、帰れ」と攻めに言います。 攻めは 「どこに?」と返事します。 ・・・17歳で行き場が無い人間の気持ちがこのセリフにもよく表れてます。 この攻めは他にも受けの先生の事を「自分に手が届かない月」にたとえたりするんですよ。 なんていじらしい! 受け、攻め共に男らしいのに、両者共いじらしいんです。 そこがひきこまれたなぁ。 攻めも受けもお互い愛し合っていると言っていいくらいの愛情なのに 攻めは大人になっても「好きすぎて、頭、おかしくなる」 と言い、受けは「好きだ」と言う愛情表現。 愛し過ぎます。 もう、凪良先生、ツボつきすぎ! 好き! | ||||
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攻めの高校生(瀬名)視点で話が展開されます。卒業して〇〇年の私も、その世代特有の わけのわからない苛立ち、怒り、現実の狡さ、圧迫感、閉塞感、ままならないもどかしさや自己嫌悪… そういったイロイロを思い出しました。 とは言えそんなに暗い話ではありません、ハッピーエンドですし。とにかく瀬名が一生懸命です。「子供の自分」に振り回されながらも 阿南(受け)の「オトナであり教師である」堤防を崩そうと頑張ります。 阿南のキャラもGood。♂X♂がイイのであって女性化した受けは好きじゃないので、この年上の先生の強さ(と 口の悪さw)、大人の顔で突っぱねた揚句ギリギリで崩れるシーンはとてもツボです。 最後には瀬名も随分成長して、阿南と対等のラインに立てる日も地平線の彼方ではありません。 瀬名、阿南に負けないイイ男になれよ! この作者さんの作品はシリアスもコメディーも丁寧に書かれてあって好きです。 あと 登場人物の名前が自然なのがいいですね。等身大のキャラ設定がちゃんと反映されていて安心できます。近頃は実際いろんな名前があるのでしょうが 「や、そんな無理やり考えなくてイイから」(笑) | ||||
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評価4・5 家庭崩壊で家に帰りたくない高校生瀬名×ゲイの美人教師阿南。 10歳の年の差は、お互いに厚い壁ですが、瀬名の方がその壁を何とか壊そうと下手にあがいて、その悪あがきがほぼ裏目に出ます。特にかっこつけのために趣味でもないアングラ劇を見に行くところはあんまりアホすぎて胸が痛みました。 先生の方も、いたたまれなかったんじゃないかと、つい双方に同情してしまいました。 本当に、何て馬鹿なんだろう。 素直に接していれば、もう少しお互い楽なのに。 でもそうできないところが若さなんでしょう。 数年後、美容師の卵になった瀬名は、社会人として少しは成長していてよかったです。 でも、やっぱりまだまだだ。 先生を包み込めるほど大きな男になるのは無理かも。 まあ、先生の方はそんな未熟さも可愛いんでしょうし、これでいいのかな。 面白かったです。 | ||||
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とても良かったです!! 高校教師(受け:ゲイ)と生徒(攻め)の身分差&純愛もの。最後までハラハラする展開でジーンとくるお話でした。(※花丸BLACKですがHは薄め) 瀬名(攻め)は暑苦しいぐらいの年下ワンコで憎めない。 王道ラブな話だけど平凡にならなかったのは、攻め視点で内面の変化が巧みに描かれていたのが面白かったから。心の声とか。(笑) その夏、瀬名は両親の不仲問題で家に居場所が無く未確定な将来の事など心に鬱屈を抱えていた。 遊び仲間も多く彼女も来る者拒まず。でも誰にも内面を晒す事が出来ずにいた。 阿南と瀬名がお互いを意識するきっかけは最悪なのに、瀬名は阿南に素っ気無くあしらわれ逆に好奇心を抱く事に。 やがて心の虚無感を埋める存在として阿南を求めるように。 瀬名は「同性愛なんて。」と、否定的だった筈なのに阿南を愛してる事を認めざるを得なくなり、阿南の全てを望み関係を持つ事に成功するも、それは『彼氏』という立場を得た訳ではなくて…。気持ちは満たされないまま続くかと思われたのでしたが…。物語は一気に加速します。(粗筋を簡単に纏めてます) 瀬名が一途で「先生が好き過ぎて頭がおかしくなりそう。」な感じとか上手く表現されていてグッとくるシーンや台詞が幾つもあった。 行動は相手の迷惑を返りみず我が侭で甘えたでおバカなんだけど…母性本能?をくすぐる可愛いワンコ。(笑) 一方の阿南は意地っ張りで一筋縄でいかないタイプ。それも10歳差で同性で相手は教え子。瀬名の未来を考えると当然で。大人(社会人)としての良識を優先してしまい一歩を踏み出せない辛さが痛々しく、終盤は泣けました。 短いセンテンスで書かれている為少し展開が速く感じるが(瀬名視点なので)十代ならではの衝動が却って際立ち、テンポが良く効果的なのかもしれないと思いました。 また、物語が進むうちに主人公の成長を感じ取れて読後感も良かったです。 年下ワンコ攻めとクール受け&切ない話がお好きな方には、かなりお薦め!! | ||||
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