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鳴かずのカッコウ
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鳴かずのカッコウの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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公安調査庁が舞台のインテリジェンス小説。 難しそうですが、安定志向で公務員になった新卒6年目の男性が主人公で、私たち若者と目線が近いので物語に入り込みやすかったです。 鈴木成一さんデザインのカバーもおしゃれです。 | ||||
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公安調査庁、ジミー・チョウとMiss ロレンスのロマンスを織り交ぜながら、 米中の舞台裏での駆け引きをサービル・ロー32番地のテイラーのごとく品のあるエレガントな文章で見事な小説に仕立てた手嶋龍一氏の筆力に思わず舌を巻いてしまう。一気に読破しました。 恋人に再び出会える様なおもいで、続編を待ち侘びています。 | ||||
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専門家が、難しいことを分かりやすく現したお手本。手嶋さんは和洋双方の文化に明るく、一冊から好奇心が広がる。一読後、詳細に読みたくなる広がりも深みもある。 神戸市と松江市双方に縁がある者としては、どちらも宣伝していただき、感謝。どちらの書店も、山積みにすべき。 | ||||
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日本のインテリジェンス能力のなさ、と、これからの希望の芽を描いている本。エンターメントとしても、楽しめま。。 | ||||
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映画007のジェームズボンドのようにカッコよくて強くて、リッチでもない。当然、銃を撃ち合うこともない。主人公は地味で、属している組織は人も金もない。しかしボンドに負けず劣らずの情報戦を繰り広げる。 彼らの活動は決して表に出ないことなので、これがどこまでフィクションなのかは分からないが、いま日本で我々が安寧な生活を送れているのは彼らのおかげであり、今この時も決してスポットライトを浴びることのない世界で諜報活動に従事している名もなき人たちに敬意を示したい。 | ||||
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続きが読みたい。 | ||||
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上司の上意下達、部下の忖度なしの関係は信頼の上に成り立っているから無条件に楽しめる。また若い二人の絡みもいくばくかの愛が感じられて先を楽しませてくれる。内容は重いものがあるが展開が軽やかでエンタメとして楽しめた。 | ||||
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続きが楽しみ。 次は、もっともっと長い本文を希望。 | ||||
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見事。さすが手嶋龍一。 | ||||
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まずタイトルからして読みたくなった。秀逸である。タイトルに惹かれ、一体どんな話だろうと手に取らずにはいられなかった。 人間臭くて親しみやすい主人公のキャラクターが魅力だ。思わず笑みがこぼれてしまうシーンが随所にあり、和んでしまう。是非本作を読んで確かめてほしい。 | ||||
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秀逸なストーリーに惹きつけられ、一気に読み上げることができました。 登場人物も魅力的で、彼らの活躍に心が躍ります。 今後、続編や映画化が期待できるインテリジェンス小説の傑作です。 | ||||
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多くのスパイ小説と同じで荒唐無稽だが、面白い。リアルっぽい | ||||
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物語の始めからは思いも寄らない展開に、手が止まらなくなりました。 | ||||
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著者が生み出したニューヒーロー、インテリジェンス・オフィサー「梶壮太」。かつて筆者が生み出したヒーロー「スティーブン・ブラッドレー」がいわば完全無欠の存在であったのに対し、関西の国立大学法学部で国際政治を学び、学生時代に所属していたサークルは漫画研究会、公安調査庁に奉職したのは安定を求めていたから等々、私を含めこの小説を手に取るであろう読者層にとってその設定が身近に感じられるせいか、本作に描かれる神戸を舞台とした壮太の諜報活動がよりイメージし易く、ページが進みました。 昨2020年7月に、筆者と元外交官で作家の佐藤優氏との共作「公安調査庁―情報コミュニティーの新たな地殻変動―」(中公新書クラレ)が上梓されていたこともあり、公安調査庁が舞台となる本作の設定は、なるほどそうだったのかと思いました。共作者の佐藤氏と同様、驚異の映像型の記憶力を持つニューヒーローが、今後どのような活躍をしてくれるのか、今から楽しみです。 | ||||
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前作の『ウルトラ・ダラー』や『スギハラ・ダラー』に比べて、中国の存在が大きくなっている。それはこの11年で、中国の脅威がますます高まったことに対応しているだろう。「日本の生き残り」というということを真剣に考えなくてはならない時期に至ったことが『鳴かずのカッコウ』から分かる。 といっても、物語の中心となる舞台は日本の神戸なので、中国の地理や歴史に詳しくなくても全く問題ない(特に、神戸に馴染みのある人は読んでいて楽しいはず!)。 神戸の他にも、ウクライナの「リヴィウ」という都市が物語の冒頭に登場する。「なぜウクライナなのか?」と疑問に思う方は、ぜひ本書を読んでほしい。読後には、きっと「プロローグがウクライナである必然性」に納得するはずだ。 著者は、「国際政局を見ている我々にとって、ウクライナという地域ほど分かりにくいものはない。ですから、僕もこの地域だけは、直接、出かけていって土地勘を養うようにしています。」(『独裁の宴』134頁)と発言しており、実際に2014年10月のウクライナを取材していることから、本書のウクライナに関する記述は入念な取材に基づいていると思う。 また、新時代のサイバー技術に関する設定も凝っている。私は、本書を読んで初めて「シーサーチャー」や「Signalアプリ」といったものの存在を知った。個人のPCのハッキングがどのように行われるかも物語の中で詳述されている。 もちろん、サイバー技術などのモノによるインテリジェンスだけではなく、『ウルトラ・ダラー』でお馴染みの、人間力を駆使した情報獲得「ヒューミント」のエッセンスも物語に詰め込まれている。物語のある場面で、主人公に対して、先輩インテリジェンス・オフィサーはこう伝える。「われわれがいうヒューミントは、人に会って直に話を引き出す。これに尽きる。」時代が変わっても、人間同士のやり取りが国家の命運を左右するという力強いメッセージが表れている。 インテリジェンス関連の機微に触れる情報は、取材源の秘匿などの制約が多いから、ノンフィクション作品では、どうしても内容がぼんやりしてしまうが、小説ではそのような「奥歯に物が挟まった感」がなく、事件や人物も明快なので、ぐんぐん読み進められる。ノンフィクション作品や国際情勢の新書が苦手な方にもオススメ。予備知識ゼロでもこの一冊で、現在の日本を取り巻く国際情勢を肌感覚で把握できる。今の世界を知りたい全ての読者に推薦できる傑作だ。 | ||||
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日本にいるのに,情報を集めることで世界のいろんなことが,日本に居ながらにして分かるなんて,情報の世界ってほんとすごい世界。小さな情報が点と点でつながり,それが更に広げて真実を追い求めるそんな世界が日本にあったとは,これまた驚きです。非常にリアルな,本当にあったんじゃないかと思ってしまうストーリーに読み入ってしまいました。 「近未来をピタリと当てる」。それが情報,インテリジェンスの意味なのだろうと本書を読んで感じさせられました。地道に,かつ論理的に情報収集を行って,誰にも分からない未来のことをピタリと読んで国益を守る,そんな仕事を公安調査庁が,鳴かずのカッコウ,影身の存在として日々,これまで活動を続けていたんだなと。必要なパズルのピースを埋めては広げ,更に必要なピースを集める,そんな地道で壮大な物語に感銘を受けました。 | ||||
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港都市神戸で、国際的な情報戦が二重底、三重底にもなって展開されており、何度も唸らせられた。 物語の後半では、著者のこれまでの取材に基づき東アジア情勢を舞台とした将来の情報戦において、更なる大奥があることを示唆しているように思える。 読み始めるときと読み終えたときに、本の表紙から受けるイメージがどのように変わるかはあなた次第と、著者が言っているような気がした。 | ||||
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ミステリーや警察小説をよく読むが、公安調査庁が題材の小説とは珍しいと気になりつい購入。 公安調査庁は、イギリスのMI5のような事実上の情報機関。警察機関のように犯罪の証拠を集めて犯人を検挙するのではなく、内部協力者や裏社会の住人などを使って国の安全保障やテロなどに関する情報を集めて分析することに特化している。それゆえに本作にも派手な逮捕・鎮圧シーンなどはなく、主人公は身分を隠しながらひたすら地道な情報収集活動を行っている。 派手なアクションを期待している人には物足りないかもしれないが、これがインテリジェンス世界のリアルなのかもしれない。 | ||||
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飾らないインテリジェンス・オフィサーの日常と事件がリアルに描かれていて面白いです。オススメ。 | ||||
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映画化には向いていない、地味な内容ですが、それがかえってリアリティーを生んでいるような小説。もっと読みたい。 | ||||
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