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「白い巨塔」の誘拐
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「白い巨塔」の誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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帯で大森望氏が言っているように、 誘拐を素材にしたコンゲームそのものが珍しいのに、その続編。しかもこの作者の仕掛けるコンゲームは、作中人物同士だけでなく、読者を騙すというスタイル。 この条件だと、前作の手口は絶対に使えない。新しい手口で、読者を騙すのはかなり高難度だ。 作者はよくその要求にこたえている。 意表を突く騙し方で、伏線の引き方もうまい。 ヤクザ未満コンビの掛け合いは今回も快調。脇役のマサヨシもいい味を出している。ほんの端役に至るまで、その人物のイメージが浮かび上がる筆力はなかなかのもの。 だが何と言っても、このシリーズの特筆すべきポイントは、これ、どうやって収拾するんだよ、と思うようなあれこれの要素が、最後に一点につながってくる回収力だろう。構成の力量と言ってもよい。 内田剛氏が「極上のスキル」と激賞するのはこのためだと思う。 | ||||
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