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「白い巨塔」の誘拐



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【この小説が収録されている参考書籍】
「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

「白い巨塔」の誘拐の評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

的を絞らせない展開に引っ張られる

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

『 甘美なる誘拐』 』の続編となり,華麗なる(?)転身を果たした二人のヤクザが,
またもやボスの無茶振りに巻き込まれる,タイトル通りの医療関係者の誘拐ものです.

二人が受けた依頼と,巨大医療法人での権力争い,場所も視点も別々に話が進み,
関係のなさそうな…とはいえ,読む側からすれば,最後に繋がるのは見え見えの中,
接点をチラつかせながらも,なかなかに的を絞らせない展開にうまく引っ張られます.

また,これらが繋がり,散らばっていた部分も回収,「まさかの」が起きる終盤は,
仕掛け自体は予想通りなものの,前巻よりコンゲームらしさがあったように感じます.

ただ,らしさはその終盤のみで,エンタメとしての面白さはそれなりにありますが,
知恵を巡らせ,騙し騙されなど,作品全体を通じてのコンゲーム感は本作も薄い印象.
このほか,祝宴での『タネ明かし』が少しダレ,蛇足感が出てしまったのが残念でした.
「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299036018
No.2:
(5pt)

高難度の要求によく応えた

帯で大森望氏が言っているように、
誘拐を素材にしたコンゲームそのものが珍しいのに、その続編。しかもこの作者の仕掛けるコンゲームは、作中人物同士だけでなく、読者を騙すというスタイル。
この条件だと、前作の手口は絶対に使えない。新しい手口で、読者を騙すのはかなり高難度だ。
作者はよくその要求にこたえている。
意表を突く騙し方で、伏線の引き方もうまい。

ヤクザ未満コンビの掛け合いは今回も快調。脇役のマサヨシもいい味を出している。ほんの端役に至るまで、その人物のイメージが浮かび上がる筆力はなかなかのもの。

だが何と言っても、このシリーズの特筆すべきポイントは、これ、どうやって収拾するんだよ、と思うようなあれこれの要素が、最後に一点につながってくる回収力だろう。構成の力量と言ってもよい。
内田剛氏が「極上のスキル」と激賞するのはこのためだと思う。
「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299036018
No.1:
(1pt)

あちゃー

以前めちゃくちゃ低評価にしてしまった(勿論それには理由があります)作者の、しかも続編かー(苦笑)
やっぱり読み初めからどうにも緊迫感がなく、かつやり取りも長ったらしく、その割にどのキャラにも秀でた個性無し。
もう絶対絶対この作者の書いたものは買わない!!
「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:「白い巨塔」の誘拐 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
4299036018

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