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再雇用警察官 究極の完全犯罪
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再雇用警察官 究極の完全犯罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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氏のデビュー作からほとんど全て読んでいます。 氏の推理作家入門書は、何度も何度も読みました。 デビューに至るまでの経緯が記されており、そこには横溝正史賞の最終審査での評も掲載されています。 「まず人間を書かなくては」 そう評されて、氏は最終選考で落とされます。 その評に添って書いたのが、九州訛りのあるヒューマンで年配者の『朝日岳之助』弁護士です。 この朝日弁護士は、火曜サスペンス劇場にていくつもドラマ化されました。 そちらもよく見ました。 『冤罪じゃ!冤罪じゃ!』 が耳に残っています。 氏の作品群では、この朝日弁護士シリーズと刑事長シリーズと署長刑事シリーズが好きですね。 この再雇用シリーズは久々に氏のヒット作品のようで、5作品出ており、ドラマ化もされました。 異色刑事、年配者、訛り(今回は関西弁)と、氏の原点を見る思いです。 長編を望まれる方もいらっしゃるでしょうが、私はこのくらいの中編が氏には合っているように感じます。 もともと氏は中編が得意だと思っています。 松本清張氏の作品群が氏の原動力であることを踏まえても、氏にはこのような中編をこれからも書いて欲しいと思います。 長編の場合、氏には荷が重いのか、時々助長的な作品になってしまい、伏線回収がぼろぼろで、残念な作品になってしまうことがある気がします。 ここ1年ほど新刊が出ておりませんが、ぜひまた新刊が出ることを期待しております。 私の希望としては『見当たり捜査』をシリーズ化してほしいなと思います。 長編ですが、見当たり捜査とは何か? 街中で指名手配犯を見つける技術は、現実に存在している捜査班があるのだと思うと、大変面白い設定で、ぜひまた読みたいなと思います。 実際、見当たり捜査班によって指名手配犯が逮捕されたニュースを見る度に、氏の小説を思い出して「おお~!」となります。 決して売れっ子作家とは言えませんが、それでも数十年に渡って書き続け、新しい視点と設定で作品を発表されてきた氏の作品群は、私の読書の楽しみの1つです。 新刊がまた出ることを願って。 | ||||
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三話から成る短編集。いずれも「すり替え」による偽装工作が重要な役割を果たしている。軽妙な大阪弁と落ち着いた老年の刑事という設定が、不安定な危うさを感じさせず、最後まで気軽に読める。少し不自然なトリックだと思っても、それなりに納得してしまう。深く問題を掘り下げるというより、気楽な娯楽的要素が強い。 | ||||
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