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剣客商売
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剣客商売の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 21~40 2/5ページ
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読んでみて分かりました。これは推理小説。シリーズものであり、この1冊もつながってはいますが読み切りの短編集とも言える構成になっています。 中心となる登場人物の個性が強くておもしろいです。いつも予期せぬところで浮上するハレンチな色恋沙汰もまたこの時代小説を明るく彩っているような気がします。 結末は必ず悪が滅びる、この期待が裏切られることはないと知ると、1つ読み始めたら最後まで読み通さずにはいられなくなります。より正しい道を教えてくれます。 日本史や推理小説が苦手な人も是非挑戦してみて下さい。 | ||||
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明るく飄々と、痛快の時代小説。 短編集ゆえに極上の娯楽作品となっている。 問題は巻末の常盤某なる三文文士の解説。 初見の読者は読まぬがいいであろう、この巻以降の大きなネタばらしを書いている。なぜこのような、頭の悪い解説が書けるのか。駄文を連ねるなら手前の著作に止めるが良かろう。 珠玉の時代小説、阿呆に興を削がれても詰まらぬ故、解説を読むなら全館通読の後に、と強く勧めたい。 | ||||
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安いので買いました。すぐ届きました。郵送でポスト投函だったので受取の手間がなくてよかった。 | ||||
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「池波正太郎」と云えば「鬼平犯科帳」「藤枝梅安」でしょうが・・自分的には「剣客商売」ですね。 手はじめに「鬼平」を手に取りましたが、表現などが難しく、自分的にはどうもしっくり来ませんでした。次に手に取ったのが「剣客」でした。 表現が現代に通じるカンジで読みやすく、自分的には当たりでした。そのおかげで外伝を含めた全巻読破・・良い作品に巡り会えました。 | ||||
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小兵ですけべ、しかし剣の達人である小兵衛と、 その息子である大男で生真面目、やはり剣豪である大治郎。 親子でだいぶ性格の異なる2人であるが、共通するのは正義を愛し、悪を憎む心。 小兵衛がその剣技と知恵をめぐらせ、大治郎が手足となって走る。 その周りを固めるのは爽やかな若い女性達。 この女性の1人にも小兵衛は手を出してしまうが、なぜか憎めない。 全体を通しての漂うのは、明るい雰囲気。 気持ちよく最後まで一気に読める名作の時代小説です。 | ||||
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全巻堪能し拝読。鬼平も全て拝読。現在 仕掛人 藤枝梅安を読書中。剣客シリーズは、浅草橋場、石濱、今戸、大川を渡って牛島様の氏子から鐘ヶ淵までの江戸の風景を素晴らしい表現して下さり 私を江戸の時代にタイムスリップさせてくれ、堪能致しました。何回読み返すにもその都度、勉強になり、今後も読み返して参りたく思料致して居ります。 | ||||
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秋山小兵衛 60歳 この オトコ じつに、いいのだな。 達観している。悠々としている。すばしっこいのだ。 小兵衛 60歳 おはる 20歳 で 祝言を挙げちゃうのもいい。 うらやましいのだ。 息子 大治郎 も 朴訥として いいのだ。 まっすぐに 伸びている。 佐々木三冬 が曲者ですね。 こういう 処女 は・・・・天然危険物 なのだ。 剣は めっぽう強いし・・・・凛々しく美女なのだが。 どこか、ピントが ずれて 生きている。 | ||||
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剣客商売シリーズをほぼ全作読んだものとして、外れ作品の少なさには驚かされる。 引き起こされる事件も世話物的な男女の機微にとどまらず、今に通じるサイコ殺人も少なくない。 それを解決するのが「剣は商売道具」とうそぶく小兵衛と堅物の息子大治郎という設定が絶妙。 小兵衛のモデルはTVでおなじみの藤田まことではなく、歌舞伎の中村又五郎だそうだ。 遊び人風な藤田と学者のような又五郎ではまるで印象が違うが、これだけ個性の違う両者が演じても違和感ないのが不思議だ。 | ||||
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若い頃は、歴史小説で人生を学ぶものです。 まだまだ青二才だった高校生の私に、司馬遼太郎は 「燃えよ剣」で愚直な生き様を教えてくれました。 他にも、「カムイ伝」や「ねじ式」など 青春の葛藤を重ね合わせる私に、創作物は様々な夢を与えてくれました。 数年過ぎ、母親の介護をしながら大学へ進む決意をした私に 老年の為の生き方を教えてくれたのが、この「剣客商売」です。 理想や夢はたやすく語れる。 しかし、現実と両立していく事は非常に難しい。 「鬼平犯科帳」も「藤枝梅安」もそれを我々に伝えてくれますが このシリーズこそが、池波矜持の集大成だと(私は)思います。 | ||||
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レビュー多数故、一言だけ。 この本への唯一の不満は、読むごとに残りが少なくなること。 | ||||
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読み始めると止められない。通勤電車の中で読み、何度も目的の駅を通過しそうになるほど夢中になった。 全編を通して、人としての生き方、人の良い面悪い面、他人との付き合い方、金の活きた使い方、修行や学問を続けることの大切さ、大人としての立ち居振る舞いを様々な興味深い場面や人物を通して繊細に語りかけてくれる。これらひとつ一つのメッセージがどれほど心にしみるか、どれほど役に立つか、真に有り難い指南役である。 読者に考えさせる小説でもある。すべてを記載するのではなく「思い巡らし」をするのに最低限必要な情報を文章を駆使して送り届けるイメージで伝えている。無駄な表現箇所は限りなくゼロに近い。すべての文章が各々必要があってそこに書いてあり、不要な文章は一切ない。全16巻、中だるみもなくこの調子。凄まじいとしか言いようがない仕事だ。 天才的な書き手にも関わらず「これだけ調べて整理したんだから心して読め」という高所からの伝え方ではなく、手から手へ「送り届け」られているから素直に受け入れることができるのかもしれない。 池波氏は主人公を通して読者に訴求点を言わせているが、読者に全く期待はしていない点が見事である。伝えていることをどう解釈するかはあくまで読者であり、作者としてきちんと伝えるのみという姿勢を貫いている点が痛快でもあった。ややもすると、べき論が多少あっても不思議ではないのだが、そういった記載は皆無。この気配りが終始好感を持って読み続けられた背景であると解釈している。 一方で、全巻通して解説を綴られた常盤新平さんの表現も作品の面白さを助長させた。池波氏を心底尊敬している。というよりも、愛している感情がひしひしと伝わった。2巻目以降は、最初に常盤さんの解説を読み全体像を自分なりに捉えた後に作品を味わうようにした。読み終えたらまた常磐解説に戻り、共感点を分かち合うという読み方は、池波小説そのものの楽しさや嗜好性を倍増させてくれた。幸せなひとときであった。 | ||||
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時代小説にはこれまであまり関心がなかったが、このシリーズにはすっかり嵌った。 登場人物の人柄やその関係性、また江戸時代の粋な文化など、その魅力の虜に なってしまった。 | ||||
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以前全巻揃えた後、引っ越しの時にブックオフに売ってしまって、また読みたいなと思ったが、部屋の本棚のスペースに限界があり、悩んでいたところ電子書籍があると聞いてまた買ってみた。 読み出すと1巻はあっと言う間だった。秋山小兵衛の万能ぶりが出来過ぎな感じはあるけど、些細なことは気になくなるほど面白いと思う。ここらから少しずつ買い直していきたいが、もう少し値引きがあったらうれしい。 | ||||
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タイトルは知ってましたけど、年寄りが好む小説だとおもって手にとることはしませんでした。 しかしながら、kindleを購入して最初になにを読もうかな。とおもっていたところ、この見知ったタイトルが表示され、いい機会だから読んで見ようかな。 とおもって、今回手にとりました。 どんどん内容に引き込まれました。 なるほど、これが世の人たちが夢中になって読んでいた池波正太郎の本なのか。 | ||||
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私は「時代劇」の好きな方だろう。だから、池波正太郎さん(1923‾1990)の原作で、TV化された二代目中村吉右衛門さんの「鬼平犯科帳」や緒形拳さんの「必殺仕掛人(仕掛人・藤枝梅安)」そして藤田まことさんの「剣客商売」などは、毎週欠かさず見ていたものだ。今も再放送しているコンテンツがあるけれど、やはり初期の頃の映像が味わい深い。私は、吉右衛門さんの「鬼平」も好きだが(余談だが、江戸情緒溢れる〔と思われる〕「鬼平」のエンディング・クレジットの背景シーンは堪らない!!!)、中でもお気に入りなのが「剣客商売」である。何と言っても、孫ほどの年の差のある嫁さんを後添いとした、矮躯ながら脇差の遣い手、秋山小兵衛がとても羨ましく感じる…(笑) さて、その秋山小兵衛を主人公にした『剣客商売』であるけれども、この第一巻目は「女武芸者」から「御老中毒殺」までの7話が収載されている。これらの小編を通じて、秋山小兵衛や彼を取り巻く人々の「人となり」がわかり、まさに『剣客商売』シリーズの幕開けに相応しい内容だ。例えば、シリーズに花を添え、やがて小兵衛の一子、貧乏道場の主である“堅物”の大治郎と夫婦の契りを交わすことになる男装の女剣士、佐々木三冬の“生い立ち”なども「女武芸者」で知ることができる。この三冬が小兵衛の後妻となる“おはる”と同年というのもどことなく可笑しい。ちなみに、農人の娘“おはる”は小兵衛の40歳年下で、彼女も一連の作品の中で“いい味”を出している。 それやこれやのシリーズ第1作目であるが、当然の事ながら、江戸情緒がたっぷりと盛り込まれ、さらに池波さんお得意の“食べ物”の描写もある。一例を挙げると、思わぬ大金が入ったことから、「小兵衛みずから包丁を把って料理した鯉の洗いに味噌煮。鯨骨(カブラボネ)と針生姜の吸物などで、二人(小兵衛と“おはる”)とも威勢よく飲み、食べた」(芸者変転)といった行文など、思わずよだれが出てしまう(笑)。また、小兵衛の「剣客というものは…云々」(剣の誓約)とか、小兵衛の後援者(?)でもある田沼意次(三冬の父)の「政事をいたす者にとって…云々」(御老中毒殺)などの語りも、物語に奥行きを与えている。とにかく、読み始めたら止まらなくなる痛快なシリーズだ。 | ||||
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自分はテレビ時代劇の方から池波作品にハマったクチで、この剣客シリーズが文章としての池波作品では初池波である。 テレビ版の方は鬼平犯科帳、剣客商売、仕掛人藤枝梅安、はたまた古い所では真田太平記と池波文学作品のドラマ版は見てきていた 数ある池波作品の中で自分は剣客商売を初めて読む作品に選んだのは、テレビドラマ版からも感じれる通り 鬼平や梅安とは毛色の違ったゆる〜い感じの江戸時代の時間感覚というかゆったりとした時間を味わえると感じたから。 前者の2作品は捕り物であり暗殺稼業というアンダーグラウンドがメインでハラハラドキドキして刺激的でもあるが、江戸時代の風流さ、粋、 生活感や季節感を感じさせるのはやはり剣客であり、読んでみて確信した次第だ。 今回記念すべき剣客第一作を読んでいてあっという間に一気に4巻まで読んでしまいました。 感想としては読みやすい。気負いなく読めるところがいい。 普通の時代小説や一般の小説だと文面がぎっしり、字が詰まっていてうわ〜と、思う事も多々あるのだが 池波作品にはそういう、とっつきにくさが無い。 作者の池波さんはそういう事まで配慮して文面の構成も考えていたようである。 だから漢字のるびに至るまで配慮が行き届いているし、読みにくさに困る事は無いよう読者に対しての心遣いが、、またいい。 気配りの人池波正太郎を感じさせる。 さて本作は剣客商売の記念すべき第一巻なわけだが、話の方も力が入っている。 女武芸者、剣の誓約、井関道場四天王と名作揃い。 主人公でもある秋山小兵衛、大治郎親子の軽妙な親子の語らいは読んでいて面白い。 この日常の中で起こる数々の事件を秋山親子が解決していく小気味よい話の展開がまた引き込まれる。 季節感も感じさせるし、何より食の場面も池波作品ならではの間というかいい演出をしているのである。 ここ最近の言葉で言えば「フード理論」とでもいうのだろうが、そんな高尚な理屈は関係なく池波作品独特の 計算された文章行間、間合いというかそういうものと緻密な時間描写がその作品の世界観に読者を引き込ませるのであろう 自分にとっての初池波作品であるこの作品、ゆっくりと味わって読んでいきたいと思う。 まさに娯楽時代小説といっても良い。 肩ひじ張らずゆったりと読める、本当に良い作品だ。 | ||||
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面白かったです! 普段、ほとんど読書をしない自分ですが、一気に読むことが出来ました。 ただ、本のラストの、常盤新平さんによる解説が、最悪です。 酷いネタバレ。 途中で読むのを止めましたが、手遅れでしたm(_ _)m 常盤新平さん本人よりも、あんな酷い駄文を載せて平気でいる出版社は、一体、何を考えているのでしょうか。 | ||||
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軽快な文章が読みやすく、一気に読んでしまいます。オススメです。 | ||||
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目的無く何か読みたいときにKindle日替わりセールで購入。 薦められるままに買うと思いもかけない作品との出会いがあります。 愛すべき登場人物の描写がすばらしい!とにかく面白い! 時代劇はまりそうです。 | ||||
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剣客商売の一気読みの中の一冊。 忘れたころに、また読みたいと思う。 | ||||
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