(短編集)

爆発物処理班の遭遇したスピン

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評判

爆発物処理班の遭遇したスピンの評価:

4.04/5点 レビュー 28件。 B ランク

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平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全41件 1〜20 1/3ページ
No.41
(5pt)

掛け合わせが素晴らしい

爆発物と量子力学という掛け合わせが、まずもって魅力的でした。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.40
(5pt)

掛け合わせが素晴らしい

爆発物と量子力学という掛け合わせが、まずもって魅力的でした。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.39
(5pt)

暴力に直面した時、あなたはどうするのか?

この小説たちには暴力が、個人的なやつから軍隊(国家による暴力)まで、溢れている。
 特に表題作は、量子力学を現実の爆破テロに絡めて、それぞれの国家にとって無視できない人物の命を賭けさせる。抽象的な物理学理論と人の命の関係。確率で決まるなら、人生とは、人の意思とは何なのか。量子コンピュータの実用例として、SFとしても面白い。
 人生でどうしても暴力に直面する場面がある。暴力は全て理不尽なものだが、人生で理不尽に直面することがあることは容易に想像できる。その時どうするか。これらの小説を読むことでシミュレーションできる。暴力はいろいろなものを破壊する。物、身体、精神、尊厳など。どうすれば壊されないのか。小説は疑問を投げかける。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.38
(5pt)

暴力に直面した時、あなたはどうするのか?

この小説たちには暴力が、個人的なやつから軍隊(国家による暴力)まで、溢れている。
 特に表題作は、量子力学を現実の爆破テロに絡めて、それぞれの国家にとって無視できない人物の命を賭けさせる。抽象的な物理学理論と人の命の関係。確率で決まるなら、人生とは、人の意思とは何なのか。量子コンピュータの実用例として、SFとしても面白い。
 人生でどうしても暴力に直面する場面がある。暴力は全て理不尽なものだが、人生で理不尽に直面することがあることは容易に想像できる。その時どうするか。これらの小説を読むことでシミュレーションできる。暴力はいろいろなものを破壊する。物、身体、精神、尊厳など。どうすれば壊されないのか。小説は疑問を投げかける。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.37
(5pt)

量子力学に精通したテロリストが仕掛けた爆発予告とは

『爆発物処理班の遭遇したスピン』(佐藤究著、講談社文庫)に収められている『爆発物処理班の遭遇したスピン』では、鹿児島県警察機動隊爆発物処理班の27歳の宇原巡査部長が、彼や私たちには理解困難というか、ちんぷんかんぷんな難事件に直面します。

落ち着いた男の声で、鹿児島最大の歓楽街・天文館のホテルシャビエルのフロントに、リラクゼーションルームの壁ぎわの酸素カプセルのカバーを絶対に開けるな、開ければ中の客だけでなくフロアごと吹き飛ぶ、起爆装置が1.3気圧を認識している、警察を呼べ――という爆発予告の電話がかかってきたのです。

警察がその対応に右往左往している最中に、沖縄県うるま市の米軍海兵隊駐屯地キャンプ・コートニーに、駐屯地内の下士官が入っている酸素カプセルに爆発物を仕掛けたというメールが送られてきます。「沖縄と鹿児島の起爆装置は EPRペア カバーそのものを開ける あるいは 内部の1.3気圧が低下する いずれかの場合で フェルミオンのスピンを観測 上向きスピン/起爆 下向きスピン/起爆しない 沖縄に巣くったおまえたちアメリカが 日本の警察に教えてやれ」。

警察庁の要請を受けた某国立大学の量子力学が専門の教授の話では、「観測により重ね合わせが消えて、スピンの向きが決定されます。『上向きスピン』は爆発し、『下向きスピン』は何ごとも起こりません。鹿児島と沖縄、どちらが起爆するかしないかは、観測の瞬間に決まります」。「宇原はその惨事を想像した。あれだけの分量が爆発すれば、人間や酸素カプセルは跡形もなく消える。塵だけが残るだろう」。

この大変に困難な状況に日米政府はどう対処したか。あまりの恐ろしさに、私の口からは、これ以上のことはとても話せません。

量子コンピュータ、電子ビット、波動関数、量子力学、相対性理論、相補性、量子、量子エンタングルメント、EPRペア、フェルミオン、電子雲、スピン、上向きスピン、下向きスピン、量子テレポーテーションといった言葉が次から次へと登場するので、宇原だけでなく、私の頭も混乱してしまいました。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.36
(5pt)

量子力学に精通したテロリストが仕掛けた爆発予告とは

『爆発物処理班の遭遇したスピン』(佐藤究著、講談社文庫)に収められている『爆発物処理班の遭遇したスピン』では、鹿児島県警察機動隊爆発物処理班の27歳の宇原巡査部長が、彼や私たちには理解困難というか、ちんぷんかんぷんな難事件に直面します。

落ち着いた男の声で、鹿児島最大の歓楽街・天文館のホテルシャビエルのフロントに、リラクゼーションルームの壁ぎわの酸素カプセルのカバーを絶対に開けるな、開ければ中の客だけでなくフロアごと吹き飛ぶ、起爆装置が1.3気圧を認識している、警察を呼べ――という爆発予告の電話がかかってきたのです。

警察がその対応に右往左往している最中に、沖縄県うるま市の米軍海兵隊駐屯地キャンプ・コートニーに、駐屯地内の下士官が入っている酸素カプセルに爆発物を仕掛けたというメールが送られてきます。「沖縄と鹿児島の起爆装置は EPRペア カバーそのものを開ける あるいは 内部の1.3気圧が低下する いずれかの場合で フェルミオンのスピンを観測 上向きスピン/起爆 下向きスピン/起爆しない 沖縄に巣くったおまえたちアメリカが 日本の警察に教えてやれ」。

警察庁の要請を受けた某国立大学の量子力学が専門の教授の話では、「観測により重ね合わせが消えて、スピンの向きが決定されます。『上向きスピン』は爆発し、『下向きスピン』は何ごとも起こりません。鹿児島と沖縄、どちらが起爆するかしないかは、観測の瞬間に決まります」。「宇原はその惨事を想像した。あれだけの分量が爆発すれば、人間や酸素カプセルは跡形もなく消える。塵だけが残るだろう」。

この大変に困難な状況に日米政府はどう対処したか。あまりの恐ろしさに、私の口からは、これ以上のことはとても話せません。

量子コンピュータ、電子ビット、波動関数、量子力学、相対性理論、相補性、量子、量子エンタングルメント、EPRペア、フェルミオン、電子雲、スピン、上向きスピン、下向きスピン、量子テレポーテーションといった言葉が次から次へと登場するので、宇原だけでなく、私の頭も混乱してしまいました。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.35
(4pt)

テスカトリポカのプロトタイプ?!

ハードSFである表題作に加えて江戸川乱歩や夢野久作のオマージュなどバラエティに富んだ面白い短編集であるが、最後の一編「くぎ」がテスカトリポカを彷彿とさせ、読了の満足度が一気に跳ね上がった!
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.34
(4pt)

テスカトリポカのプロトタイプ?!

ハードSFである表題作に加えて江戸川乱歩や夢野久作のオマージュなどバラエティに富んだ面白い短編集であるが、最後の一編「くぎ」がテスカトリポカを彷彿とさせ、読了の満足度が一気に跳ね上がった!
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.33
(4pt)

飽くことない知的深度の深い作品ばかり

佐藤究の作品群に一通り目を通したが、どの短編にも一貫して感じられるのは、圧倒的な知的深度である。
科学的視点、心理的洞察、本質への鋭い眼差しが物語の各所に張り巡らされており、読み応えに満ちている。

とりわけ特筆すべきは、表層プロットと深層テーマとの緻密な連動である。
娯楽性の高い展開で読者の手を止めさせない一方、物語の底には人間存在や社会構造に関する硬質な問いが流れており、読後にじわじわと深層を侵食してくる。
その構造的美しさにおいて、飽くことなく頁を繰らせる巧妙さが際立っている。

また、暴力描写においては佐藤究らしい特徴がある。
あえて詩的感性を排し、乾いた文体で淡々と描写することにより、その生々しさが際立つ。
そこには、「暴力は人間の深層に確実に存在するものである」という冷徹な認識があり、それを読者に突きつける。
そして、暴力の露呈したその瞬間に、あえて物語を遅延させたり、停止させたりする演出がある。
その間に挿入される沈黙のような余白が、読者の想像力を喚起し、感情や思考を深部へと導く。

佐藤は、暴力や攻撃性という誰もが目を背けたくなる主題を、人間の普遍的構造や社会の理不尽さ・不平等の象徴として描き出す。
それを最後まで解決せずに残し、「これはあなたにとってどうなのか?」という問いを差し出して物語を閉じる手法には、深い尊敬の念を抱かざるを得ない。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.32
(4pt)

飽くことない知的深度の深い作品ばかり

佐藤究の作品群に一通り目を通したが、どの短編にも一貫して感じられるのは、圧倒的な知的深度である。
科学的視点、心理的洞察、本質への鋭い眼差しが物語の各所に張り巡らされており、読み応えに満ちている。

とりわけ特筆すべきは、表層プロットと深層テーマとの緻密な連動である。
娯楽性の高い展開で読者の手を止めさせない一方、物語の底には人間存在や社会構造に関する硬質な問いが流れており、読後にじわじわと深層を侵食してくる。
その構造的美しさにおいて、飽くことなく頁を繰らせる巧妙さが際立っている。

また、暴力描写においては佐藤究らしい特徴がある。
あえて詩的感性を排し、乾いた文体で淡々と描写することにより、その生々しさが際立つ。
そこには、「暴力は人間の深層に確実に存在するものである」という冷徹な認識があり、それを読者に突きつける。
そして、暴力の露呈したその瞬間に、あえて物語を遅延させたり、停止させたりする演出がある。
その間に挿入される沈黙のような余白が、読者の想像力を喚起し、感情や思考を深部へと導く。

佐藤は、暴力や攻撃性という誰もが目を背けたくなる主題を、人間の普遍的構造や社会の理不尽さ・不平等の象徴として描き出す。
それを最後まで解決せずに残し、「これはあなたにとってどうなのか?」という問いを差し出して物語を閉じる手法には、深い尊敬の念を抱かざるを得ない。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.31
(5pt)

面白い!!

個人的にはタイトルになってる短編が唯一イマイチでそれ以外はものすごく面白かった。佐藤究の独特の世界観に引き込まれた。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.30
(5pt)

面白い!!

個人的にはタイトルになってる短編が唯一イマイチでそれ以外はものすごく面白かった。佐藤究の独特の世界観に引き込まれた。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.29
(4pt)

どの短編もレベル高い

8編の短編集。どの短編も作者らしい驚きが味わえて面白い。
表題作は量子力学の話が出てきてやや難解でした。
単なるミステリーの範疇を超えてSFやバイオレンス系などバラエティ豊か。
星5ではなく星4であるのは、ややグロいホラー的な作品が多く、苦手な人にはお勧めしない。
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4065419492
No.28
(4pt)

どの短編もレベル高い

8編の短編集。どの短編も作者らしい驚きが味わえて面白い。
表題作は量子力学の話が出てきてやや難解でした。
単なるミステリーの範疇を超えてSFやバイオレンス系などバラエティ豊か。
星5ではなく星4であるのは、ややグロいホラー的な作品が多く、苦手な人にはお勧めしない。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.27
(4pt)

全部盛り丼

SFに怪奇小説、ミステリー、猟奇小説、バイオレンス小説等、佐藤究のテイスト全部盛りです。
色々と微妙にジャンルが異なる短編を並べたことで、人によっては「これとこれは良かったが、これとこれはイマイチだった」となるかもしれません。
私は、『ジェリーウォーカー』と『スマイルヘッズ』がハリウッド映画っぽくて途中で早めにネタが割れ、まあまあに感じました。
しかし、夢野久作をオマージュした『猿人マグラ』と江戸川乱歩をオマージュした『九三式』はラストまで気が付かず、センスオブワンダーを堪能しました。
表題の『爆発物の・・・』は最新の量子力学である重ね合わせをモチーフにしており、不可能を可能にする処理が面白く読めました。
あと、唯一主人公に感情移入して「頑張れ」と思ってしまったのが、最後の一遍『釘』ですね。
その他のいずれの物語も一定以上のレベルに達しているので、読み応えのあるかなり豪華なセットメニューではないでしょうか。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.26
(4pt)

全部盛り丼

SFに怪奇小説、ミステリー、猟奇小説、バイオレンス小説等、佐藤究のテイスト全部盛りです。
色々と微妙にジャンルが異なる短編を並べたことで、人によっては「これとこれは良かったが、これとこれはイマイチだった」となるかもしれません。
私は、『ジェリーウォーカー』と『スマイルヘッズ』がハリウッド映画っぽくて途中で早めにネタが割れ、まあまあに感じました。
しかし、夢野久作をオマージュした『猿人マグラ』と江戸川乱歩をオマージュした『九三式』はラストまで気が付かず、センスオブワンダーを堪能しました。
表題の『爆発物の・・・』は最新の量子力学である重ね合わせをモチーフにしており、不可能を可能にする処理が面白く読めました。
あと、唯一主人公に感情移入して「頑張れ」と思ってしまったのが、最後の一遍『釘』ですね。
その他のいずれの物語も一定以上のレベルに達しているので、読み応えのあるかなり豪華なセットメニューではないでしょうか。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.25
(5pt)

一気読み!

テスカトリポカで魅了され、その読後感をもう一度味わいたく、この短編集を購読。最後の「くぎ」はまさにテスカ…に繋がる感動の一編、その他も作者の読ませる力量を存分に摂取した読み応えある小品ばかりです。
是非、一読を!
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.24
(5pt)

一気読み!

テスカトリポカで魅了され、その読後感をもう一度味わいたく、この短編集を購読。最後の「くぎ」はまさにテスカ…に繋がる感動の一編、その他も作者の読ませる力量を存分に摂取した読み応えある小品ばかりです。
是非、一読を!
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526
No.23
(4pt)

妙なリアリティ。。。

SFの短編集です。

どの作品も一捻りあり、読み進めるのがとても楽しい。

秋の夜長におすすめの一冊です。
爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5) Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピン (講談社文庫 さ 116-5)より
4065419492
No.22
(4pt)

妙なリアリティ。。。

SFの短編集です。

どの作品も一捻りあり、読み進めるのがとても楽しい。

秋の夜長におすすめの一冊です。
爆発物処理班の遭遇したスピン Amazon書評・レビュー: 爆発物処理班の遭遇したスピンより
4065279526