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鉄の楽園
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鉄の楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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東南アジア新興国に高速鉄道建設。 日中韓をはじめとした国々が名乗りを揚げ熾烈な戦いを始めていた。 一方時期首相に立候補予定の女性キャサリンは高速鉄道誘致に難色を示していた。 物だけ作って後は知らぬ存ぜぬの従来型投資は中国を筆頭に賄賂果ては債務不履行に陥れ自国の支配下に置くことをもくろんでいる。 そんな中で日本の大手商社の四葉は高速鉄道ではなく在来線の活性化と豪華列車、リゾート開発、鉄道技術者の育成などソフト面も含めた開発を提案する。 見事公開入札を手にした四葉のプロジェクトが動き出す。 この新興国が先進国に向かって進めるかがカギだ。 こんなプロジェクトが世界に広がれば日本も捨てたものではないだろう。 一般文学通算2681作品目の感想。2022/09/03 16:00 | ||||
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やらずぶったくり、俺のものは俺のもの、他人のものも俺のもの。噓も1000回言いつずければ、本当になるがT国の論理。のび太な日本。メンテナンスと真面目な仕事ぶりは日本人です。日本人にとつて歴史は歴史ですが、T国では歴史は勝手に書き換えていいものらしいです。創作ですね。 | ||||
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日本産業のあるべき姿が見えてくる。 ハードウェア、いわゆる箱売りするのが日本のウリではないと力説している。 そして、新興国への設備導入に対する中国のやり方を痛烈に批判している。 如何にして新興国の成長に寄与していくのか、大いに考えさせられた。 本書ではその両国がWin-Winで進行するべき方法が見つけられる。 一方、日本社会は急進な高度技術化と少子高齢化に伴う、技術の伝承が問題視されている。 また、都市部を中心とした成長を求めた結果により、取り残された地方の活性化を課題としている。 これらはノウハウというソフトウェアを駆使することで解決の糸が見つけられると力説している。 それが日本の強みである。 日本の5Sを中心としたきめ細やかなおもてなし文化をうまく利用することが切り拓く道だと共感する。 良好な関係をもって、社会の発展とひとの幸せを願うことが必要である。 | ||||
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いつも時代を先取りした社会問題をベースにした企業小説を書く著者の示唆に富んだ考え方が好きで、新刊を楽しみにしている。 今回のテーマは途上国の高速鉄道導入と企業の教育機関の話。 新しい技術が次々に登場して業務形態が変わる一方、必要とされるスキルを身につけることができず行き場のない社内失業者がどんどん増えている現状、ギムナジウムという、産学の場を行き来するような教育機関が必要だという話は非常に勉強になった。 また、ハードだけ作ってソフトがない、つまり仏作って魂入れず、の状態である新規開発やインフラビジネスにおいて、いかに相手にとって役立つものにするか、そこに知恵を絞るのが今後のビジネスの肝になっていくという話も説得力があって共感できるものだった。 「できたらいいなと思うなら、できる方法を考えるべきだ」という、本書に登場する経産省官僚の美絵子の言葉は心に響いた。 途上国、経産省、中国、大手商社、専門学校、銀行など、様々な思惑がどのように絡みあっていくのか、最後までわくわくしながら読んだ。 | ||||
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楡周平さんの本は、いろいろな分野で、現代の社会の問題点を書いて非常の面白いです。 医療分野を扱った本を書いていただければと思います。医療関係者より | ||||
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