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マルドゥック・アノニマス5
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マルドゥック・アノニマス5の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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登場人物が、次から次へと湧いて出てくる。話は遅々として進まない。8巻目あたりが出たとしても、終わるかどうかも怪しい。この緩慢な展開に、個人的には飽きてしまった。 | ||||
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ストーリー展開が遅い、かつワンパターン どうでもいい解説が多い 何故かイラつく偉そうな文体 どんどん駄作化していっているのではないのか? | ||||
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まとめて読まないと登場人物を忘れる勢いで冒頭のページを印刷して度々チェックしながら読むと楽しめます こういうことをアニメでやれば尺がまずいことになりますが(実際かなり危なかったでしょ!)そこは小説の強みなんだなぁと思う | ||||
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これだけ多くの登場人物達を魅力的に動かせる作者の技量に感服します。アビーとバロットの関係の深まり、レイ・ヒューズの渋さ、そしてハンター陣営の空白期間とシザースの関係など物語的にも加速していきます。やっぱりバロットとウフコックのペアは最高です! | ||||
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早く次が読みたい。 | ||||
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シーンごとには上手いところや、感動もあるが、全体として冗長。ウフコックを救助して畳み掛けるように対決へいけば良いのに、ハンター陣営の内紛や、主人公の声帯手術など、もう少し手際よく進められるのでは? | ||||
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相変わらず面白い、面白いが、、、 味方側が性欲も金銭欲も名誉欲もない聖人揃いで少し食傷気味 | ||||
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心身ともに成長したバロットと、彼女の良きパートナーたるウフコックの見事な連携により、天国への階段をひた走る<クインテット>へ痛烈な反撃を与えていった前巻とは打って変わって、今回は全体的にやや落ち着いたトーンで話が進んでいきます。ちなみに当方はSFマガジンでの連載は追っておらず、単行本でまとめて読んでいます。 戦闘シーンがないわけではありません。ヴェロシティのキャラを彷彿とさせるような、グロテスクで人外極まりない<ガンズ・オブ・オウス>のエンハンサーたちの造形描写は、冲方さんの筆力もあって非常に読んでいてスリリングに感じますし、なによりネーミングがカッコイイ。片手で祈るカマキリにして強烈なミソジニー野郎=マクスウェル・ワンハンデット・プレイング・マンティスなど、いい感じに厨二心を活発化させてくれるワードが目白押しです。 が、他の方もご指摘なさっている通り、話は全くと言っていいほど先に進みません。なにせ時系列で言ったら、<スパイダーウェブ>を脱出して地下のトンネルに差し掛かったところで終わっちゃってますから。つまり前巻以上に、ウフコック救出の「裏側」の物語に比重が割かれているわけです。なので全然スピーディじゃありません。それでも私が今巻に星5をつけようと思ったのは、ここにきてようやく、この物語が、ただ単に「勢力」と「勢力」のぶつかり合い、善と悪の潰し合い「ではない」作品だと気づいたからです。 ウフコックを無事に建物から連れ出したらそれで終わりなのか? そうではない。一番避けるべきことは、ハンター不在の<クインテット>が今以上に得体の知れぬ暴虐集団に成り果て、都市に火種を撒き散らすこと。それを防ぐためにバロットは<クインテット>を「潰す」のではなく、あえて「生かす」選択をした。敵であるはずのバジルの態度や彼の思いを汲み取って。 敵の想いを汲み取って、あえて望まぬ戦いへ身を投じる。なぜなら、それが「合法的」だから。こんな展開、誰が予想できますか。凄すぎです(だから早く続刊出して)。 敵対するグループが単純な武力で潰せないほど肥大化していたら、どうするか? そこで冲方さんは、極めて現実的な解決策をスリリングたっぷりに掲示しています。それを可能にするには「交渉」しかないのだと。実はそれこそが、バロットが新たに獲得した「最大の武器」であることを示しているように思えてなりません。大学での講義という普通の世界で獲得した交渉力で、ダークタウンという異常な世界でのさばる違法エンハンサーたちや、彼らの共通言語となっている「野蛮なルール」へ挑んでいくというのは、なかなか燃えるものがあります。 交渉。互いに向かい合って交わされる、その地道な言葉の力こそが、エンハンサーたちが備えている見た目に派手な超常的な力よりも、混迷する事態を打開する上で最も少ない摩擦で済む最良の武器。その事実を、ベンヴェリオやマクスウェルと対峙したレイ・ヒューズがこれでもかと示してくれているのも、個人的にはかなりグッドでした。ウフコックが「新たに与えられた能力」の使い方をバロットに教えてきたメンターであるとするなら、レイは「全ての人間に備わっている力=会話の力」をどのように上手く使うかを教示するためのメンターであり、ここでも二人の対比が上手い具合に演出されています。 ですが、こと「言葉の力がどれだけ強いのか」という点に関して言うなら、バロットよりもハンターの方が、かなり克明に描かれているなという印象を覚えました。それだけ、ケイティことケイト・ザ・キャッスルの存在がめちゃめちゃ大きい。正直言うと、初登場時には(あのケイティがダークタウンの住人になっちゃった!という驚きが先行したのもあってか)「心理カウンセラーっぽい能力だな」という浅い印象しか持たなかったのですが、ここまでハンターの精神面に大きな影響を及ぼすものとは思いもしませんでした。 対話の相手、言葉をぶつけるべきは常に他人とは限らず、時には「自分自身」とも向き合って言葉を交わさなくてはならない。鏡として反響するもう一つの「人格」と相対することで、自分自身に欠けているものが何なのかを見つけ出そうとするハンター。それをしつこいくらい妨害するシザースの一派。会話による攻防戦……という言葉で飾るにはいささか大袈裟なくらい、ハンター自身は押されっぱなしなのが、妙に悔しく感じてしまいます。 もしこのままハンターが自らの過去を省みなかったらどうなるか。思い出されるのはマルドゥックの仇敵、シェル・セプティノスです。あの男は最後の最後まで自身の血に汚れた過去を洗浄し続け、意識が途切れるその寸前まで、中身空っぽな殻のままでいようとしていた。それがどれだけ、自分の為にならないかを、ついぞ最後まで知ることなく。 ハンターとシェル。「己の過去に見向きもしない」という共通項を持つこの二人。しかし個人的なことを言わせてもらうと、どうかハンターにはシェルのようにならないで欲しいと願うばかりです。悪運を力に変えろという呪詛に囚われ続けるのではなく、どうにかして彼自身の本来のバックグラウンドを取り戻してほしい。その先に、逃れられない対決が待ち構えていようとも。 早く続きが読みたいです。また一年待たされるのはつらいけど、こんなのウフコックの救出に焦がれていたバロットと比べるまでもないものなので、大人しく楽しみにしています。 P.S ライムってバロットのこと本心ではどう思ってんでしょうか。恋愛感情とまではいかないまでも、なんかかなり気にかけてますよね。いまいちこの男の考えていることが分かりません。あ、アビーとバロットの疑似姉妹百合は最高でした。それと、聖なる鉄パイプさんことミスター・ストーンにどことなく「パパ味」を感じました。 | ||||
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バロっト、ハンターに思い入れが強いから、2人の転機や日常の話が多めの本巻はとても楽しめた。 5巻が最終巻じゃ無い事に肩透かしを食らっていたけど読めば読むほど、この世界をもっと味わっていたいと思わされる。 丁寧と言えば聞こえは良いけど、引き延ばしとも言える文章が多い気がした…。 バロットの自己紹介、ハンターの気づきと今までマルドゥック読んでいれば絶対に楽しめる巻なのは間違いない。6巻はよ。 | ||||
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物語にかかわる全ての勢力が相互に関わり合いながら動いていくグルーヴ感、時系列を巧みに動かすあたり、最高です | ||||
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前巻で明かされたハンターの秘密。それに起因する陰惨な権力闘争や疑心暗鬼。 一方、バロットは新しい絆を結びながら、ガンズ・オブ・オウスとの新たな死闘に身を投じていく、というストーリー。 ガンズ・オブ・オウスの新しい4人の不気味なエンハンサーは興味深いし、暗闘もそれなり見どころなのですが、ストーリーが全然進まないのも事実。 エンハンサーとの戦いも遅々として進まないので、フラストレーションが溜まります。 終わりが全然見えない中で、登場人物は2減10増、みたいな感じで増えていくので、やや間延び感が出てしまっている気がします。 6巻以降は、ジェットコースターのようにストーリーが進むと良いのですが。 2020年2月刊行の分までが収録されています(2020年5月刊行分は未収録)。 | ||||
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シリーズ完結まで読まないと決めた人もこの巻まで先に読んでおいた方がいい。今までのシリーズとの高低差に耳がキーンとなるし、多分最終巻まで一気に読むと温度差で風邪をひく。 私は確かにマルドゥックシティに来たはずなのに、なんだこのスウィートホーム回は?!と戸惑います。少女の消化と成長の話なので半分がJD視点の甘酸っぱいストーリーに...。こ、恋の予感...。姉妹百合尊い...。みたいな感じで大変戸惑います。 ただ、絶対カッコいい!クリント・イーストウッドに演じて欲しいという予感があったレイ・ヒューズは期待を裏切りません。ベル・ウィングがグランマなら、「もうすぐスパダリ属性のグランパができるよ!やったね、ルーン!」みたいな展開...。最初は口下手ガンマン無双をしそうなキャラでしたが、本巻で意外とふさわしい時にふさわしいところにいて、いうべきタイミングで言うべきことを言える器用な男だと発覚します。ロートルが経験にものを言わせてどんでん返す展開が好きな方にはすごく魅力的なキャラクターだと思います。 物語的には新たなエンハンサーが出てきたこともあって、1巻分の進展はなかった感じです。 | ||||
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連載を読まず、文庫本が出版されるのを待っている自分としては、この巻で終わるだろうという予想が外れた事が嬉しくもあり、しんどくもあり…という所です。 あくまで個人的な好みとしてこのシリーズはヴェロシティが一番好きなのですが、その過去の時代から続くシザースやアンダーグラウンドとの攻防やバランスは見ていてとても面白いと思いますし、ハラハラもします。ただ、やはり矢面に立って度々ハンターの邪魔をするのがヴィクトル・メーソンというのは、他のキャラクターに比べて少し魅力が劣るのかな…とも感じてしまいました。ナタリア・ボイルドの人物像や行動を早く見たいです。 | ||||
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