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(短編集)
麦屋町昼下がり
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麦屋町昼下がりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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最近藤沢周平にはまりましたが、藤沢周平にはずれなし。 | ||||
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中編時代劇の傑作集ですね。隙のないストーリー展開といい綿密な人物描写といい見事なものです。各編何度読んでも面白いですが、やはりタイトルの「麦屋町昼下がり」が一番好き。これを読んでフレッドジンネマンの真昼の決闘を思い浮かべるのは私だけだろうか? | ||||
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どの話も決闘が中心になる物語でありながら、ヒーローらしい主人公ではないことが特徴です。 主人公は迷いを抱えながら決闘の瞬間を迎えることになります。たとえば表題作の主人公片桐敬助は腕は立つものの、師匠から匙を投げられた存在です。逃げようと思えば逃げられる、しかし決闘の日はじわじわと迫ってくる、そういうハラハラと意地でも闘わざるを得ない哀しさを、読者は同じ時間を過ごすように感じることになります。 藤沢周平ならではの視線であり、主人公の人生を辿る中編小説の魅力でもあります。 | ||||
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面白かった | ||||
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新聞のコラムに思いがけず事件に巻き込まれていく例えとして麦屋町が引かれていた。読んでみたが面白い。身分制度の中での息苦しいそれでも何とかそれぞれが誇りを持って生きていた人々の暮らしが実感できる。 | ||||
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小さな新聞記事に掲載されていたこの本…家人に頼まれて買いました。藤沢周平の水墨画の様な世界に魅了され,何度も何度も繰り返し読んで楽しんでいるとの事…安価な本を丁寧に送って頂き感謝❣️ | ||||
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多分編集者によってのことだと思いますが、場所と時刻の組み合わせのタイトルものの短編集です。どれもとてもよくできています。共通点は「決闘」で男女のちょっとした思い話が味付けしてあります。どれも最後のところでニコッとさせられます。4編目の「榎屋敷宵の春月」は2008年に瀬戸朝香主演でNHKでドラマ化されています。ドラマの方は原作よりより踏み込んだ内容となっていました。瀬戸朝香の殺陣はなかなかのものでした。そういえば「花のあと」も北川景子主演で映画化されていましたね。藤沢周平の短編ものには、哀しい結末というか儚いものもありますが、この短編集はどれもいい終わりになっています。やっぱりそのほうが私は好きです。 | ||||
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藤沢周平の作品、まさにこれに極まれりといったところで、男の感情の機微に感動。 | ||||
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読む価値あり | ||||
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全体的に面白い短編集ですが、特に最後の二編の山姥橋夜五ツ、榎屋敷宵の春月が良かったです。やや、長めの短編ですが、引き込まれました。少し経ったら、又、読み返してみようと思います。 | ||||
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簡潔に無駄の無い文章と美しい文体、繊細な観察と人情の機微の表現、藤沢周平を好きになった。 | ||||
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「麦屋町昼下がり」「三の丸広場下城どき」「山姥橋夜五ツ」は引くに引けない決闘に赴く主人公の物語で、手を汗を握る面白さ。「榎木屋敷宵の春月」は女流剣客もので異色であるが、主人公である田鶴の凜々しさとけなげさの描写が実に上手い。 1話70ページ程度の中編だが、主人公を取り巻く人間模様が人情の機微豊かに描かれており、特に女性の描き方が実に上手い。単なる決闘ものではなく本格的な武家・剣客小説と言える。「たそがれ清兵衛」とともに、武家ものの傑作集である。 文章が精緻であるが饒舌でない。ストーリーが実に上手で何度読んでも飽きない。又藤沢作品は書かれていないところが「どうなったのであろう」と想像する楽しみがある。特に終わり方に余韻があり実に上手いと思う。 さらに、周囲の自然というか景色の描写が巧みであるのが藤沢文学の大きな魅力である。 | ||||
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「お助けくださいまし」と夜道を走ってきた女をかばい、片桐敬助は、抜き身の刀をもった男を斬った。かわせば女が斬られ、受ければ自身が手傷を負ったにちがいない。しかしその男は、藩内随一、とうたわれる剣の遣い手・弓削新次郎の父だった……。 | ||||
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最後の「榎屋敷宵の春月」では田鶴の行為がやや出過ぎた感じがしないでもないですが、 夫のためではなく正義のためという終わり方に救われました。 武家の女子は言葉少なく慎ましやかであるべきというのが、江戸時代の多くの見方だった かと思います。 けれども、奥の部屋に床の間に飾られた人形ではなかったはずで、この作品は心地よかったです。 また、その女子の心に気づいた男も、素晴らしかったです。 ハッピーエンドにホッとしました。 | ||||
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藤沢文学を味わえる珠玉の短編集です。藤沢周平の入門書としてよいかも。 | ||||
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決闘をテーマとした4編、という内容に惹かれ購入しました。 決闘と言うと血生臭いイメージもありますが、何故そこに至ったのか、過程の細かい描写に感嘆しています。武士の世界を通じて、人が危機に迫られた時の心の流れというのか、よく描かれていると思います。決闘シーンも子細に描かれていますし、その情景が目に浮かぶようでした。 表題作の麦屋町昼下がりが、好みですがどれも良かったです。4編目のみ武士ではなく、その妻が決闘するという流れに驚きました。 こんな時代もあったのかと、フィクションでも臨場感がありましたね。 | ||||
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表題を含む4篇の短編集。 ドラマ化した作品もあり、名の通った短篇集じゃないだろうか。 ここに収録されている作品は、全て剣の腕が立つ者同士の剣撃と絡みが見どころの話し。 色んなパターンの立ち合いが見られるのが特徴。藤沢周平のチャンバラ作品本と言えるかもしれない。しかしそこも藤沢周平らしい見せ方であるが。 | ||||
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「麦屋町昼下がり」 「三ノ丸広場下城どき」 「山姥橋夜五ツ」 「榎屋敷宵の春月」 たまたま出くわした上士を斬ってしまったことから、理不尽にもある騒動に巻き込まれる男 昔は剣でその名を轟かせたものの今はすっかり酒浸りの日々を送る男 幼い頃からの友人の憤死をきっかけに先代藩主の死を巡る事件を暴く男 夫の出世争いを巡って何やらきな臭い藩の政争に巻き込まれた女 其々の主人公は、藩の中枢部や出世とはやや離れたところにいて、過去に藩の政争絡みで理由もわからず家禄を減らされるなど害を被ったことがあり、剣の腕はたつものの、無敵というほどでもない、という男女 「榎屋敷~」の主人公は小太刀使いの名手で勇敢にも奉公人の敵討ちを果たしてのける女性で、平穏無事に時が流れれば良いという夫を陰から叱咤激励しつつ、藩の悪政を露見させるきっかけを作るという痛快な話です 剣術、政争、男女の仄かな色香を架空の藩を舞台に描いた秀作4編 読後の爽快感は相変わらずです | ||||
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人生に前向きになれる、爽やかな読後感。美しく優しい人情描写はさすが、藤沢周平 | ||||
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再読3度目でも、読ます、又いッき読みしたが。読後のすがすがしさがたまらなく良い。 | ||||
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