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(短編集)

花のあと



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【この小説が収録されている参考書籍】
花のあと (文春文庫)
花のあと (藤沢周平珠玉選)

花のあとの評価: 4.18/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

心の綾

今ちょっと固い本を読んでいる。読みながらあれを考えこれを考えているとやはり疲れてくる。そういう時にこの ”花のあと” を開いてみる。そこに盛られている男女の心の綾、自分の性格のせいだろう共感という感情ではないけれどなにかホッとする。このような読み方は藤沢作品の愛読者には叱られるかも知れないが。
花のあと (文春文庫)Amazon書評・レビュー:花のあと (文春文庫)より
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No.4:
(3pt)

花のあと

娘ざかりを剣の道に生きた以登(いと)。色白で細面、醜女ではないのだが父に似て口がいささか大きすぎる。そんなお以登にも、ほのかに想いをよせる男がいた。部屋住みだが道場随一の遣い手、江口孫四郎である。許婚の決まった身ながら、お以登は一度だけ孫四郎との手合わせを望む──。
花のあと (文春文庫)Amazon書評・レビュー:花のあと (文春文庫)より
4167192233
No.3:
(3pt)

写真家が光と女性のかなしさを感じる作家

藤沢周平の名前はスッと頭に入ってきたので、視覚の隅にはいつも見えていた名前だったのだろう。とはいえこれまで意識することもなく、今回初めて購読した。きっかけは写真家セイケトミオシ氏の話しだった。
「藤沢周平の小説(は)…文章に、光を感じるのだという。『光の景色が具体的に浮かび上がるような文が随所にあるのです。女性の描写も写真的で、かなしくも美しい。女の人をこういうふうに撮れたら素晴らしいなと読みながらいつも思っています。』」(引用 カメラマガジン 2014年2月 エイ出版社)

雑誌内に出てきたのは『夜の橋』だったが、田舎の小書店に置いてあったのが本書だったのでこちらを選んだ。光を感じる文を探しつつ読み進める。と、『雪間草』に次の一節を見つけた。
「はやくも傾いた、力のない日射しが林の中に入りこみ、樹々の幹を照らしていた。そういう光景にも感傷をそそられて、松江はいっそこのひとと残る雪の上で死にたいと思ったりした。」

セイケ氏が同節から光や女性のかなしみを感じたかは確かめる術もない。ただ写真も小説も、作り手の思いとは別の所で、受ける側に考えや思想が広がっていくことはままあること。自分の中で藤沢周平の世界が広がっていくことはなかったが、読み手によっては光や女性以外の何かを強く感じるであろうことは理解できる。
花のあと (文春文庫)Amazon書評・レビュー:花のあと (文春文庫)より
4167192233
No.2:
(3pt)

花のあと

つまらない
短編は想像力が必要であるが、想像力がわかなかった。
花のあと (文春文庫)Amazon書評・レビュー:花のあと (文春文庫)より
4167192233
No.1:
(3pt)

しっとりとした味わい♪

決して美貌とは言えないが、剣にかけてはめっぽう強い以登。そんな以登には、ひそかに心を
寄せる人がいた。だが、その想い人に予期せぬ災難が降りかかる!以登のとった行動は?
表題作「花のあと」を含む8編を収録。

「花のあと」では以登の行動力に驚き、「鬼ごっこ」では吉兵衛のかっこよさに惚れ惚れとし、
「雪間草」では変わらずに相手を慕う女心にホロリとし、「寒い灯」ではおせんの心根にほほえま
しいものを感じ、「疑惑」では女の怖ろしさをまざまざと見せつけられ、「冬の日」では清次郎の
やさしさに感動し、「悪癖」では緊迫感と笑いの絶妙さに感心した。また、「旅の誘い」では安藤
広重を作者独自の視線で描き、異色性を感じた。どの話もしっとりとした味わい深いものばかりで、
楽しめる作品だと思う。
花のあと (文春文庫)Amazon書評・レビュー:花のあと (文春文庫)より
4167192233

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