死神永生: 三体Ⅲ

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死神永生: 三体Ⅲの評価:

4.35/5点 レビュー 222件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全332件 281〜300 15/17ページ
No.52
(5pt)

三体1、2、3と物語を進めるごとに広がる圧倒的スケール。三体3も確実に見逃せない。

前作の三体2「黒暗森林」の大団円で一応決着がついたかに見え、それ以降どのようなストーリーが加わるのか全く予想がつかなかった。ストーリーは「面壁計画」と並行して、新たに三体世界に人類のスパイを送り込む「階梯計画」というものも実行されていたとのこと。正直、「黒暗森林」以降は蛇足なのではと勘をくぐった予感がよぎったが、見事に予測を良い方に裏切られてしまった。

三体1、2、3と物語を進めるごとに加速する圧倒的スケール。毎度のミクロからマクロまでのSF視点に加わり、次元を超えた世界と、恒星間どころかスケールは全宇宙から他の宇宙にまで広がり、時も宇宙の終焉にまで及ぶ。SFのディティールも、三体1が逆に小出しにしていたのでは、と感じるほどの様々な現象が息をつく間も無く次々と起こり圧倒される。

三体2の頭脳戦による駆け引きもスリリングで面白かったが、人類と三体世界の行く末を描いた本作が一番壮大で面白く、読んだ後のカタルシスを与えてくれた。
この三体3部作は、1、2、3と経るごとにスケールと面白さが加速していく理想の三部作構成。さすが世界で評判となった大作だと痛感した。
まだ、最後まで読んでいない人は、読むべし。想像力の箍が外れるほどの壮大な娯楽エンターテイメント。おすすめです。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.51
(4pt)

返信お願いします(礼

ただいま読了。内容については言うこと無いのですが…P222~P223にかけて引っ掛かる部分が…
60年位、多い気がするのですが……??

巻末の各紀元対応表にはガッカリさせられました。もっと詳細なのを期待してましたので(笑
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.50
(5pt)

救いのなささえ面白い

色んな味の面白いが目一杯詰まっていたⅡが面白過ぎたので、
少しハードルを上げて読みましたが、ややベクトルは変わったけれど見事飛び越えた印象です。
彼らが迎えた結末は兎も角、あー本当に面白いもん読んだなー、とまず思えました。

荒唐無稽だけど納得させられてしまうアイデアの数々がまず面白い。
そしてその技術が、もしくはその下地が、よくある個の天才のひらめきによって起こるものではなく、
徹底して積み重ねた時間に拠っていることに説得力を感じられました。
しかもそれが数値や用語の羅列ではなく、生じた現象の描写が多いので、
全部を全部理解して飲み込まなくても読める。読みやすいSFになってるのがまた凄い。

残酷で凄惨な展開の連発に、もうどうすんのよこれ……と思いながらも、
その残酷な展開が面白いから、ずるい。
程心の大きな選択に対する答えがⅢで二度示されますが、
愛だの何だので宇宙が救えるわけがないというところに、個人的にはカタルシスさえ感じてしまった。
隣の食べ物や、ウェイドとの約束に繋がったのは、どちらも程心が善良な人間性だったから。
それがあのザマ、この結果だよ。

Ⅰはやや尻切れ感ありましたが、Ⅱ、Ⅲととても楽しく読めました。
三体ロスとか何を大げさな、とか思ってましたが、今となっては少し解ってしまいます。
公式認定スピンオフも邦訳されると良いな。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.49
(5pt)

ブラックホールの様にアイディアを吸引し、ビッグバンの様に爆発させた面白さ(ネタバレ有り㊟)

●前巻の発売からおおよそ1年のブランク。重要なキーワードが思い出せず少なからず困惑した。物語もい
よいよ最終章へ。本巻はそのためのプロローグなのか、それとも嵐の前の静けさなのか、静かで抑制された
雰囲気が続く。
 暗黒森林抑止(いわゆる”死なばもろとも”)の微妙なバランスの上に成立している平和の中、雲天明や程
心の生い立ちや人生など、心象風景が綴られる。例えば、寂寥とした雲天明の人生の中で、唯一プラトニッ
クな恋慕の情を抱いた女性。その女性の無常すぎる申し出に限りない喪失感を覚え、笑顔で承諾した天明の
胸の内は、想像に難くない。ワイドスクリーンバロックに、絶妙のスパイスを効かせた男女の機微に心ふる
えた。
(ネタバレ注意)
 終盤新しい謎、四次元空間が出現。著者はこの四次元空間の描写を表現不可能としながらも、仏教思想を
交えてユニークに表している。多くのSF小説では、3次元+時間で4次元としているが、本書での第4次元
とは? 詳しくは本文参照願います。読む者の脳内が四次元空間に触れたように酩酊状態。まさに圧巻。

 侵略テーマの宇宙SFから、人類滅亡テーマ+ディストピアそして次元テーマをも包含する壮大さに呆然
状態。さあ、下巻読もうっと!
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.48
(5pt)

三体1、2、3と物語を進めるごとに広がる圧倒的スケール。三体3も確実に見逃せない。

前作の三体2「黒暗森林」の大団円で一応決着がついたかに見え、それ以降どのようなストーリーが加わるのか全く予想がつかなかった。ストーリーは「面壁計画」と並行して、新たに三体世界に人類のスパイを送り込む「階梯計画」というものも実行されていたとのこと。正直、「黒暗森林」以降は蛇足なのではと勘をくぐった予感がよぎったが、見事に予測を良い方に裏切られてしまった。

三体1、2、3と物語を進めるごとに加速する圧倒的スケール。毎度のミクロからマクロまでのSF視点に加わり、次元を超えた世界と、恒星間どころかスケールは全宇宙から他の宇宙にまで広がり、時も宇宙の終焉にまで及ぶ。SFのディティールも、三体1が逆に小出しにしていたのでは、と感じるほどの様々な現象が息をつく間も無く次々と起こり圧倒される。

三体2の頭脳戦による駆け引きもスリリングで面白かったが、人類と三体世界の行く末を描いた本作が一番壮大で面白く、読んだ後のカタルシスを与えてくれた。
この三体3部作は、1、2、3と経るごとにスケールと面白さが加速していく理想の三部作構成。さすが世界で評判となった大作だと痛感した。
まだ、最後まで読んでいない人は、読むべし。想像力の箍が外れるほどの壮大な娯楽エンターテイメント。おすすめです。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.47
(5pt)

4部作にすべき・・・だったのでは。

第5部から6部、ここで1冊になったらよかったな。

全体主義と民主主義
銀河系人類と太陽系人類
愛と合理と”責任”
・・・

「これが正しい」と言い切ることが決してできない、
という真っ当な感覚、
それでも「正しいと思えること」への信念・・・
を 関の視点、雲の視点、羅の視点で描いて欲しかった。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.46
(5pt)

非常に面白かった

上下巻を読みました。
連続して続く本って、巻を下るごとに駄作になっていく傾向がありますが、三体は1から3まで通して本当に面白かったです。
ネタバレになるので細かいことは言いませんが、傑作だと言われて当然の作品だなと思いました。

Netflixなどで映像化するらしいですが、果たして本当にできるのだろうか・・・という心配はありますが。

ちなみに私は本作「死神永生」の主人公のことは嫌いですが、それでも面白かったです。おすすめです。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.45
(5pt)

三体ロス

一作目と二作目は一日で読んでしまったのですが、最終巻だったので読み終わるのが寂しくてゆっくり読みました。三体の魅力は小松左京を彷彿とさせるような壮大で骨太なレトロ感などなど色々あると思うのですが、理系音痴の私が一番惹かれたのは飄々とした独特のユーモアでした(VRゲームや面壁者、銀河英雄伝説のくだりなどはいまだに時々思い出しては吹き出してしまいます)。その点からすると巻を追うごとに深刻さが増してくるのでやはり一作目が一番好きです。
ユーモアの技法として漢文調・翻訳調というものがあります。「私は猫です」というより「吾輩は猫である」というほうが滑稽味が増すという技法です。だからもしかすると日本人が日本語訳の三体を読むほうが原著を読むよりユーモアを感じるのかもしれません。中国語の勉強も兼ねて劉先生の他の著作(短編集もとても面白いです)も原著で読み始めましたが、日本語版の刊行も楽しみに待っています。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.44
(5pt)

中国に負けた、と素直に感じるSF三部作完結篇

前二作で太刀打ちできなかった三体文明と戦う為に更に地球でも策を練り・・・というお話。

最近はネタバレだと訴えられたりするそうなので、あまり踏み込まないで感想を述べたいと思います。

三作目を読むに当たって、前作と前々作を読み直したのですが、最初は文革の場面から始まった話しが最終的にこの様な壮大なスケールで話しが展開し、空前の結末まで行くのに驚きました。今回もいきなり中世の英語圏の寓話風に始まり戸惑いもありましたし、三部作を通じて筋は変わらないですが、キャラクターは三作で変わるので、こちらも少し戸惑いもありましたが、読む内に慣れて特に違和感を感じずに読めたのも著者の筆力を感じさせました。

宇宙空間での戦いの模様は、前のレビューでも書きましたが、昔よく観たロボット・アニメやジュブナイルのSF小説を彷彿とさせ、中年の読者にも童心に返った気分のさせてくれて楽しかったです。これも前のレビューで書きましたが、三体文明の侵略と現在のコロナの蔓延が奇妙にダブるのも、偶然だと思いますが、タイムリーに感じました。

漸く読み終わってヘトヘトに疲れたので、暫くは読み返しはしないかもしれませんが、時間が経ったらまた二読三読しようと思います。

私の近くの選挙区の議員さんのプロフィールに依ると、その方が外国に留学していた時、韓国と中国の勢いを実感してこのままでは国際社会の中で日本が埋もれると危機感を抱き、官僚を辞めて議員になったそうですが、確かにこの小説等中国の方の作品を読むと、なんとなく日本は中国に負けた、と素直に感じてしまいます。中国にも色々問題がありますが(人権問題とか言論弾圧とか)、欧米との同盟の強化もいいですけど、中国との友好関係も維持した方がいいのではと、こちらも素直に感じました(日本に中国の小説の翻訳禁止とかになったら大変なので)。

是非三部作を順番に読んで頂きたい完結篇。必読。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.43
(5pt)

オールドSFファンには超大傑作

三体ⅢはⅠ、Ⅱに比べ新鮮味に欠けるが、私が中学生の頃に読み耽ったレトロで壮大なスペースオペラを思い出させオールドSFファンにはたまらなく面白いと思う。
蛇足だが、ちょっと驚いたのは日本刀を背負った美形女剣士が人間を斬りまくる設定はストーリー全体の雰囲気にそぐわずちょっと日本アニメっぽいし、特攻隊(蛍)や茶道、武士道等も出てくるので、著者は日本の精神文化にかなり造詣が深そうですね。ちなみに女剣士はジムジャームッシュのゾンビ映画「デッドドントダイ」に出てくるティルダスウィントン演じる葬儀屋に被ってしまう(個人の感想です)。最後は宇宙船で去っていくし…。
当時何のことかさっぱり分からん設定に戸惑ったけど、これはきっと智子のパロディだったんだね。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.42
(5pt)

満足感はあるが、完全には満足できなかった

まず、宇宙を丸ごと描き切った力量になによりも賛辞を。素晴らしい作品です。間違いなく。
ただ、星5をつけてはいるものの、星の10や20を期待して読んでしまったがため、完全に満足はできていない状況です。素晴らしい疾走感は同時に、ネタは振ったから後は自分で考えてね!というようなSF作品数本分の贅沢なアイデアの浪費でした。なんとなく丸く治ってはいるのでそれがすごいことなんですが……

最後に、解説だけが余分でした。役者あとがきだけでよろしい。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.41
(5pt)

センス・オブ・ワンダー!

"わたしはいたってふつうの人間だ。ただ、不幸なことに、ふつうの人間が歩むべき人生を歩むことができなかった。わたしが歩んできた道は、実際は、ある文明がたどってきた道だった。"2021年翻訳された本書はシリーズ三部作の最終作(下巻)となる中国発、世界大人気のハイブリッドエンタメSF。

個人的にはSF好きとして一部、二部と国内出版の度に楽しみに読んできて。いよいよ完結!と万巻の思いで手にとりました。

さて、そんな本書は上巻に引き続き、程心(チェン・シン)を主人公にしつつ、二部の主人公の羅輯や上巻で強い印象を残すウェイドも再び登場、これまで描かれた地球文明vs三体文明といったスケールをはるかに超えた展開をしつつも、ついに物語は"すべてが移ろいゆくこの世の中で、死だけが永遠だ"畳み掛けるように万物流転的な終わり方を迎えるわけですが。

最初に浮かんだ感情は【長い長い旅を駆け抜けたような満足感】。そして著者の"新たな原理が世界観に変革を強いるときにこそ、SFの出番だ"ではないですが。まさに一寸先すらわからないディストピアSF情勢の今。"それでも"【SFこそが人類のイマジネーションの力で未来を切り拓けるのではないか】という、1人のSFファンとして、SFというジャンル自体に対する魅力を【再発見、再確信したような】これこそ!センス・オブ・ワンダー!な読後感でした。

一方で、訳者の大森望があとがきで書いているように著者曰く【SFファン以外の読者にも受け入れてもらうべく、現代もしくはそれに近い時代を設定した】一部、二部、そして三部上巻と比較しても、高次元宇宙と二次元宇宙、人工ブラックホールとポケット宇宙etc、グレッグ・イーガンもかくやと【純粋ハードSF的な展開を見せる下巻】の本書は、はっきり言って宇宙理論を研究している人でもなければ【全てを理解するのはもはや困難】かと"私"は思いますが。

でも繰り返しになりますが、未来を描くSFはセンス・オブ・ワンダー【驚きこそ全て】。例えわからなくても、言葉で説明できなくても【物語を感じて欲しい】と"私"は願うのです。

全てのSFファンへ、またシン・エヴァンゲリオンや新海誠『ほしのこえ』とか好きな方にもオススメ。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.40
(5pt)

4部作にすべき・・・だったのでは。

第5部から6部、ここで1冊になったらよかったな。

全体主義と民主主義
銀河系人類と太陽系人類
愛と合理と”責任”
・・・

「これが正しい」と言い切ることが決してできない、
という真っ当な感覚、
それでも「正しいと思えること」への信念・・・
を 関の視点、雲の視点、羅の視点で描いて欲しかった。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.39
(5pt)

非常に面白かった

上下巻を読みました。
連続して続く本って、巻を下るごとに駄作になっていく傾向がありますが、三体は1から3まで通して本当に面白かったです。
ネタバレになるので細かいことは言いませんが、傑作だと言われて当然の作品だなと思いました。

Netflixなどで映像化するらしいですが、果たして本当にできるのだろうか・・・という心配はありますが。

ちなみに私は本作「死神永生」の主人公のことは嫌いですが、それでも面白かったです。おすすめです。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.38
(5pt)

三体ロス

一作目と二作目は一日で読んでしまったのですが、最終巻だったので読み終わるのが寂しくてゆっくり読みました。三体の魅力は小松左京を彷彿とさせるような壮大で骨太なレトロ感などなど色々あると思うのですが、理系音痴の私が一番惹かれたのは飄々とした独特のユーモアでした(VRゲームや面壁者、銀河英雄伝説のくだりなどはいまだに時々思い出しては吹き出してしまいます)。その点からすると巻を追うごとに深刻さが増してくるのでやはり一作目が一番好きです。
ユーモアの技法として漢文調・翻訳調というものがあります。「私は猫です」というより「吾輩は猫である」というほうが滑稽味が増すという技法です。だからもしかすると日本人が日本語訳の三体を読むほうが原著を読むよりユーモアを感じるのかもしれません。中国語の勉強も兼ねて劉先生の他の著作(短編集もとても面白いです)も原著で読み始めましたが、日本語版の刊行も楽しみに待っています。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.37
(5pt)

中国に負けた、と素直に感じるSF三部作完結篇

前二作で太刀打ちできなかった三体文明と戦う為に更に地球でも策を練り・・・というお話。

最近はネタバレだと訴えられたりするそうなので、あまり踏み込まないで感想を述べたいと思います。

三作目を読むに当たって、前作と前々作を読み直したのですが、最初は文革の場面から始まった話しが最終的にこの様な壮大なスケールで話しが展開し、空前の結末まで行くのに驚きました。今回もいきなり中世の英語圏の寓話風に始まり戸惑いもありましたし、三部作を通じて筋は変わらないですが、キャラクターは三作で変わるので、こちらも少し戸惑いもありましたが、読む内に慣れて特に違和感を感じずに読めたのも著者の筆力を感じさせました。

宇宙空間での戦いの模様は、前のレビューでも書きましたが、昔よく観たロボット・アニメやジュブナイルのSF小説を彷彿とさせ、中年の読者にも童心に返った気分のさせてくれて楽しかったです。これも前のレビューで書きましたが、三体文明の侵略と現在のコロナの蔓延が奇妙にダブるのも、偶然だと思いますが、タイムリーに感じました。

漸く読み終わってヘトヘトに疲れたので、暫くは読み返しはしないかもしれませんが、時間が経ったらまた二読三読しようと思います。

私の近くの選挙区の議員さんのプロフィールに依ると、その方が外国に留学していた時、韓国と中国の勢いを実感してこのままでは国際社会の中で日本が埋もれると危機感を抱き、官僚を辞めて議員になったそうですが、確かにこの小説等中国の方の作品を読むと、なんとなく日本は中国に負けた、と素直に感じてしまいます。中国にも色々問題がありますが(人権問題とか言論弾圧とか)、欧米との同盟の強化もいいですけど、中国との友好関係も維持した方がいいのではと、こちらも素直に感じました(日本に中国の小説の翻訳禁止とかになったら大変なので)。

是非三部作を順番に読んで頂きたい完結篇。必読。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.36
(5pt)

オールドSFファンには超大傑作

三体ⅢはⅠ、Ⅱに比べ新鮮味に欠けるが、私が中学生の頃に読み耽ったレトロで壮大なスペースオペラを思い出させオールドSFファンにはたまらなく面白いと思う。
蛇足だが、ちょっと驚いたのは日本刀を背負った美形女剣士が人間を斬りまくる設定はストーリー全体の雰囲気にそぐわずちょっと日本アニメっぽいし、特攻隊(蛍)や茶道、武士道等も出てくるので、著者は日本の精神文化にかなり造詣が深そうですね。ちなみに女剣士はジムジャームッシュのゾンビ映画「デッドドントダイ」に出てくるティルダスウィントン演じる葬儀屋に被ってしまう(個人の感想です)。最後は宇宙船で去っていくし…。
当時何のことかさっぱり分からん設定に戸惑ったけど、これはきっと智子のパロディだったんだね。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.35
(4pt)

間違いなく傑作

宇宙は冷徹でなければ、生き残れない。
そんなことを考えさせられる前編です。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.34
(5pt)

SFが好き、SFに興味があるなら

いいから読め。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.33
(5pt)

壮麗で雄大なスペースクロニクル!

久々に充実した読後感を味わった。概していえば、かなりハードSFよりのスペースオペラだ。そのバランスは絶妙である。加えて達人芸のストーリーテリングのコンビネーション。
 スケールの大きさは文明が数ページで滅び去り、何億もの人類の危機が数行で記述されることでも、明らかだ。ほぼ神の視点である。
 主人公たちの運命も波瀾万丈だ。英雄が失墜し名誉挽回かと思うと一私人になる。
たとえば、人生の失敗者のような境遇の雲文明はおとぎ話に託して、人類の救済の筋道を与える。そのおとぎ話も見事な出来で、それ自体で楽しめる。
 主人公たちは、エンジニアだったり、自然科学者だったりする。本来、目立たぬプロフェッションの人たちが大活躍というのも本書の「ウリ」の一つだろう。
 壮大絶無のエンディングで、現実に立ち還る。我らの状況も三体のそれに似ているではないか。シュローサーの『核は暴走する』などでも読んで地球文明の危機感を再燃させよう。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214