死神永生: 三体Ⅲ

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死神永生: 三体Ⅲの評価:

4.35/5点 レビュー 222件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全332件 261〜280 14/17ページ
No.72
(5pt)

智子

あのコスも影響もあって、目に隈でもこっちの声で聞こえるんだが
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.71
(5pt)

智子

あのコスも影響もあって、目に隈でもこっちの声で聞こえるんだが
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.70
(5pt)

SF史にその名を刻んだ作品の、有終の美。

前作「三体Ⅱ 黒暗森林」は頭脳戦を主軸としたエンタメ要素満載のSFだったが、本作はハードSF要素が前作及び前々作をも遥かに凌駕しており、より純粋なSF小説と言えるだろう。
気が遠くなるほどの時空的にも概念的スケールに圧倒され、胸の高鳴りを押さえることはできない。
これほどのスケールを描くには、膨大な科学的知識とそれを基にした独創性が欠かせず、著者はそのどちらもが世界最高峰だと再認識させられた。

また、ストーリーテラーとしての手腕にも度肝を抜かれる。
ストーリーの緩急、伏線、意外性、衝撃の展開など、どれをとっても一級品。
読者はこの物語に身を委ねることで、小説を読むことの幸福を嚙み締めることができるだろう。

そして「三体」シリーズを通して浮き彫りになるのが、人類社会の脆弱性だ。
本作でも、どれほどの危機に直面しようとも団結せず、自己の利益を追求し足の引っ張り合いを幾度となく繰り返す人類が淡々と描かれている。
都合が悪くなると手のひらを返し、自己保身と正当化に傾倒する人類こそが三体文明以上よりも恐ろしいと感じるのは私だけだろうか。

しかし、そんな人類だからこそ持ちうる感情や道徳観・倫理観の尊さも同時に描かれている。
宇宙から見れば陳腐で強靭さとは無縁の存在かもしれないが、それでもそこに一筋の光が、美しさが、希望が見出せる気がした。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.69
(5pt)

人類にとって宇宙とは?(ネタバレ注意)  劉老師太謝謝你了!我祈祷你成功。我想再見到你。

●およそ3世紀にわたる物語もとうとう最終章を迎えた。著者の広げた大風呂敷は、太陽系をすっぽり包ん
でしまう程の大きさ。ちゃんと畳んでくれるのか不安と期待を抱きつつ読み進んだ。
 ハードSFには珍しく、ファンタスティックなおとぎ話からのスタート。その内容に隠された壮大な謎を解
く過程は、第一級ミステリー小説に比肩するスリリングな味わいがあった。もちろん、解かれた謎は神の業
に匹敵する宇宙的規模のSFプロップス。例えば暗黒領域計画、○○ドライブ・・・等々。巧妙に張り巡らさ
れた伏線や高遠なストーリー構成、そして何よりも前巻「黒暗森林」を凌ぐダイナミックさは、紙筆に尽く
せない破壊力をもった激流。(次の2行ネタバレ注意)
 広大な宇宙が2次元に折りたたまれて行くシーンは、悪夢を見ている様でただただ震えながら流れに身を
任せるしかなかった。

 上巻から引き続き登場する主人公には、何故か主役を張るだけのオーラを感じない。リーダーシップもな
く、一個の未熟で弱い女性という印象である。著者はこの主人公に人間の弱さや愚かさ、暖かさを感じて欲
しかったのだろうか。
 欧米人作家の描く明朗快活・不撓不屈の精神を有し、強力なリーダーシップを発揮する主人公とは完全に
役割を異にしている。
 しかし、異なった見方をすれば、真の主人公は程心や雲天明、ルオ・ジーらではなく、暗黒森林にたたず
み震えながら身を寄せ合っている人類そのものではないのだろうか?悠久の時の前では、宇宙であろうとも
諸行は無常。そんな仏教思想を彷彿とさせた。ビッグバンとビッグクランチを同時に体験する・味わえる作
品でした。

 劉老師太謝謝你了! 我尊重你。
 我祈祷你成功。 我想再見到你。     (つたない中国語でゴメンナサイ)
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.68
(5pt)

あらゆる意味でパーフェクトな作品だった

この作品の第一部と第二部を読んだ時点で、これは、まさにSFエンタメ作品的に、「全部入り」でパーフェクトだなぁと思っていたが・・
さらにこの第三部では、ミステリィ小説の謎解きエッセンスも。皆様は雲天明の童話の謎ときはできましたか?私は無理でした。もしかしたら、この謎解きがやすやすできる賢明な読者だと、読後感も違ってくるのかもしれないですね。

冒頭でのコンスタンティノープルの説話も良かったです。

この第三部はハードSF的に、パーフェクト。第一部は純文学的にパーフェクトで、第二部はSF活劇的にパーフェクトだったので、シリーズ全体でパーフェクトだったと思います。

だが、個人的には、
「三体は、オーストラリアに地球人類を閉じ込めるだけで満足してりゃいいのに、その上で追い込めるとか、何んなの!?」とか、逆に、「地球人類は、約1世紀に渡って、三体から、素晴らしい科学技術の知識のみならず、エンタメコンテンツまで受けとって置いて、その対価を払わないとか!? そこまでしてもらったら、『火星に着陸してください。火星を三体人類の新たな国土であることを地球人類は認めます』くらいの度量があったならなぁーー
両種族の争いもないだろうに・・
と一瞬思う一方で・・
それは無理だろーーという理屈も分かる。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.67
(5pt)

SF史にその名を刻んだ作品の、有終の美。

前作「三体Ⅱ 黒暗森林」は頭脳戦を主軸としたエンタメ要素満載のSFだったが、本作はハードSF要素が前作及び前々作をも遥かに凌駕しており、より純粋なSF小説と言えるだろう。
気が遠くなるほどの時空的にも概念的スケールに圧倒され、胸の高鳴りを押さえることはできない。
これほどのスケールを描くには、膨大な科学的知識とそれを基にした独創性が欠かせず、著者はそのどちらもが世界最高峰だと再認識させられた。

また、ストーリーテラーとしての手腕にも度肝を抜かれる。
ストーリーの緩急、伏線、意外性、衝撃の展開など、どれをとっても一級品。
読者はこの物語に身を委ねることで、小説を読むことの幸福を嚙み締めることができるだろう。

そして「三体」シリーズを通して浮き彫りになるのが、人類社会の脆弱性だ。
本作でも、どれほどの危機に直面しようとも団結せず、自己の利益を追求し足の引っ張り合いを幾度となく繰り返す人類が淡々と描かれている。
都合が悪くなると手のひらを返し、自己保身と正当化に傾倒する人類こそが三体文明以上よりも恐ろしいと感じるのは私だけだろうか。

しかし、そんな人類だからこそ持ちうる感情や道徳観・倫理観の尊さも同時に描かれている。
宇宙から見れば陳腐で強靭さとは無縁の存在かもしれないが、それでもそこに一筋の光が、美しさが、希望が見出せる気がした。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.66
(5pt)

第三巻もおもしろい!

三体シリーズ、日経新聞に第一巻が紹介されており、中国人の友人の勧めもあって読み始めはや、数年。

邦訳版最終巻を発売日に購入し、遅読なわたしは大体1ヶ月以上かかるところ上下巻を1週間で読み終えました!

それくらい面白い!
第二巻の評価が一番高いそうですが、もやもやとして終わる三巻を推したいところです。

ハッピーエンドの後には絶望があり…絶望続き。第三者視点で現場を俯瞰してみている分にはそんな甘いことをしては足元を掬われてしまう〜あーほらー!となりますがわたしがもし主人公であれば保身と思われようがなんだろうが同じ選択をしたなぁとか、すごく感情移入ができました。

二巻目の最後は綺麗な終わりでしたが私的にはルオジーの解放ぶりがちょっと気に入らなかったので三巻でストンと腑に落ちました。

押し付けがましいほどに三体シリーズ内の現実を見せつけてくるので二巻まで読んだら絶対読んで欲しいです。

ただ、二巻の方が文章が美しかったです。情景を表現した文章にもっと細やかな感情を感じることができました。

あと中国語勉強します…
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.65
(5pt)

白日の下、私の祖国の木々は青天森林として繁っている、まだ。

暗黒森林に祖国は陥っている。それに嵌るとどうなるか壮大なSFで劉慈欣が展開してくれた。
 雲天明の御伽噺はそのまま劉の手法だ。キモは、真のメッセージは何か、二重メタファーを読み解かねばならない。

 様々な一族が、国家の打倒と支配を繰り返した祖国の歴史は、国家維持の必要性から全体主義が必須だった。故に相互敬愛/自己抑制ではなく、生存のため相互不信(暗黒森林)を持たざるを得なくなってしまった。劉は喝破する、弱く無知だから死ぬのではない・・・権力への傲慢は□される。暗黒森林がそもそもテーマになる理由だ。
 また、本書の起点は文化大革命にしているが、漢字国家のアナグラムは告げる、雲に隠された天安◇(の真実)を明らかにしたいと。人間の本能的感情を破壊したあの衝撃を回復したかったのだ。劉は問題提起にて心を癒した。

 ここで書名の必然性を理解することができる。書名を直訳すると、死神は永遠。つまり滅亡させるテクノロジー(手段)を持つ(国家)は死神として個人に永遠に対峙しているということ。
 劉の世界観は、暗黒森林は母国だけでなく、大小に拘わらず世界中で渦巻いているというもの、アボリジニもインディアンも殺戮したよねと。単に超絶SFではない。人は、相互不信から如何に解放されるか・・・。しかし殲滅のSFは描けたが、暗黒森林の原理解消はできなかった。

 暗黒森林をやり過ごすしかない劉の悲哀。残りが50ページを切るとじんわりと涙が止まらなくなった、三体ロスだけでなく、劉の奮闘と敗北の予感に、SFとして傑作だが小説としての蹉跌に。
 劉は暗黒森林の中を、ウエィドに言わせた通り「前にひたすら前に」と真っ直ぐに生きる・・・時間を残酷と決めつけ、なんら解消できず、放置せざるを得なかったが。最後の数行に、劉は全てを消去し、現実の愛おしい景色をあたらせるが、真の意味では癒されない。

 暗黒森林の克服は叶わなかった。だが、劉は同じテーマでの克服を宿題として残した。
 いつしか私の国に新たに木が植えられても、暗黒の森林としては繁らないことを願う。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.64
(5pt)

第三巻もおもしろい!

三体シリーズ、日経新聞に第一巻が紹介されており、中国人の友人の勧めもあって読み始めはや、数年。

邦訳版最終巻を発売日に購入し、遅読なわたしは大体1ヶ月以上かかるところ上下巻を1週間で読み終えました!

それくらい面白い!
第二巻の評価が一番高いそうですが、もやもやとして終わる三巻を推したいところです。

ハッピーエンドの後には絶望があり…絶望続き。第三者視点で現場を俯瞰してみている分にはそんな甘いことをしては足元を掬われてしまう〜あーほらー!となりますがわたしがもし主人公であれば保身と思われようがなんだろうが同じ選択をしたなぁとか、すごく感情移入ができました。

二巻目の最後は綺麗な終わりでしたが私的にはルオジーの解放ぶりがちょっと気に入らなかったので三巻でストンと腑に落ちました。

押し付けがましいほどに三体シリーズ内の現実を見せつけてくるので二巻まで読んだら絶対読んで欲しいです。

ただ、二巻の方が文章が美しかったです。情景を表現した文章にもっと細やかな感情を感じることができました。

あと中国語勉強します…
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.63
(5pt)

「暗黒森林」に挑戦した偉大な劉慈欣

第三部上巻は、舞台が多岐に渡り場所/時間が異なる状況を報告書形式の短い章で、一見脈絡なさげに、実は必然的に展開する。
第二部を引継ぎ「暗黒森林」に沿って延々と伏線を張る、三体星人の母星殲滅、四次元空間、雲天明、。回収は第三部下巻に持ち越す。
 この伏線は中国の国民原理になっている「暗黒森林」について解決したい作者の執念を感ずる。わざわざアボリジニを登場させるのも必然、中国人のみならず欧州人も「暗黒森林」原理で動いていることを意識している。

 SFとしても明白な嘘は良くないと感ずるのは、地球の海水の消失は実際は1億年後と予測されていて、何十億年も海水はもたないし、オーストラリアへ移住を強制されても、抗議文化を持つフランス人や、武士や特攻の歴史を持つ日本人が従順な訳が無い、全体体制下の国民とは根本的に文化・気合が違うのだ。
 国家がテクノロジーで絶対的に国民を支配しても、メリットがあるから従うか、と言えば民主主義国民は、映画「パピヨン」の主人公のようにふるまうし、その体制を破滅させる方に確実に向かう。
劉は弱いから生き残れないのではない、傲慢だから死ぬというが、民主主義体制では、体制に傲慢だから殺されることはない。

 劉がいくらメタファーを張ろうが、真のモチーフは「暗黒森林」攻撃を受けて、人類が殲滅される様ではない。劉の偉大さは、「暗黒森林」に挑戦したところにある。
 下巻で伏線を回収するが、劉が果たして「暗黒森林」を克服・解消できているかどうかが読みどころだ。SFの面白さだけに騙されてはいけない。

 なお、日本人に死神を「ししん」と読ませるのには無理があろう。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.62
(4pt)

無い解答を求めて止まないところが面白かった。

自身含めた人類の生存する目的や意義を時には三体を鏡にして、最後には直接に描いてるのだけど多分この疑問には答えはないと思われます。但し、そこが面白いところであります。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.61
(5pt)

脳の過負荷が実感できる

私としてのSFの醍醐味の一つに、作中で描かれる「現時点では存在しない技術や知覚されない世界」を(自分なりに)具体的に想像して作品に没入するというものがありますが、この作品は空間的にも時間的にも驚くほどスケールが大きく、普段よりもかなり脳に負荷がかかっていることを実感できました。脳の健康によさそうですね。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.60
(5pt)

最終巻は内容の密度がすごいです。

前半は謎解きの要素があり、推理小説のようです。先が気になり、止まりません。

中盤では、複雑な物の緻密な描写を想像力しながら読み解く楽しみがあります。
しかし、その分読み進めるのに私は時間がかかりました。
ノートに絵を描きながら読んだらさらに面白いのではとも思います。

後半は物語のスケールが時間的にも空間的にも、さらに大きくなります。
それを最後にまとめ切るすごさに呆然としました。
ただ全てが明かされ納得が得られるとは感じなかったため、
その点はⅠ,Ⅱと異なる点かなと思います。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.59
(5pt)

「暗黒森林」に挑戦した偉大な劉慈欣

第三部上巻は、舞台が多岐に渡り場所/時間が異なる状況を報告書形式の短い章で、一見脈絡なさげに、実は必然的に展開する。
第二部を引継ぎ「暗黒森林」に沿って延々と伏線を張る、三体星人の母星殲滅、四次元空間、雲天明、。回収は第三部下巻に持ち越す。
 この伏線は中国の国民原理になっている「暗黒森林」について解決したい作者の執念を感ずる。わざわざアボリジニを登場させるのも必然、中国人のみならず欧州人も「暗黒森林」原理で動いていることを意識している。

 SFとしても明白な嘘は良くないと感ずるのは、地球の海水の消失は実際は1億年後と予測されていて、何十億年も海水はもたないし、オーストラリアへ移住を強制されても、抗議文化を持つフランス人や、武士や特攻の歴史を持つ日本人が従順な訳が無い、全体体制下の国民とは根本的に文化・気合が違うのだ。
 国家がテクノロジーで絶対的に国民を支配しても、メリットがあるから従うか、と言えば民主主義国民は、映画「パピヨン」の主人公のようにふるまうし、その体制を破滅させる方に確実に向かう。
劉は弱いから生き残れないのではない、傲慢だから死ぬというが、民主主義体制では、体制に傲慢だから殺されることはない。

 劉がいくらメタファーを張ろうが、真のモチーフは「暗黒森林」攻撃を受けて、人類が殲滅される様ではない。劉の偉大さは、「暗黒森林」に挑戦したところにある。
 下巻で伏線を回収するが、劉が果たして「暗黒森林」を克服・解消できているかどうかが読みどころだ。SFの面白さだけに騙されてはいけない。

 なお、日本人に死神を「ししん」と読ませるのには無理があろう。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.58
(5pt)

三体ロス

待ちに待った第三部で2日ほどで睡眠を惜しんで上下巻一気に読んでしまいました。

読了後、ずいぶん遠いところに来てしまった…と久しぶりに読書で食らいました。思わず溜め息が出ました。確かに細かいところを見れば甘いところもあるし、なぜそこでそうなる?というようなところもあります(世界の知性が集まってるはずなのに学習しない人類…)。
ただ間違いなくこの三部作はSF史に残る傑作でしょう。これだけボリュームがあってほぼダレることなく3部作ずっとおもしろいということがまずすごいです。

あとがきでの著者の説明にある通り第三部はハードSF寄りで第一部と第二部のようなスピード感のあるエンタメ性と比べると確かに好き嫌いは分かれると思います。
宇宙に飛び出しもはや想像するのも難しい情景描写が続くところは他のハードSFよろしく物語の本筋を失わない程度になるほどね~…と割り切って読むのがおすすめです。

三体ロスになったファンが艾AAと雲天明のその後の二次創作を書き上げたものが今後日本語でも刊行予定そうなのでそちらも楽しみです
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.57
(5pt)

三体ロス

待ちに待った第三部で2日ほどで睡眠を惜しんで上下巻一気に読んでしまいました。

読了後、ずいぶん遠いところに来てしまった…と久しぶりに読書で食らいました。思わず溜め息が出ました。確かに細かいところを見れば甘いところもあるし、なぜそこでそうなる?というようなところもあります(世界の知性が集まってるはずなのに学習しない人類…)。
ただ間違いなくこの三部作はSF史に残る傑作でしょう。これだけボリュームがあってほぼダレることなく3部作ずっとおもしろいということがまずすごいです。

あとがきでの著者の説明にある通り第三部はハードSF寄りで第一部と第二部のようなスピード感のあるエンタメ性と比べると確かに好き嫌いは分かれると思います。
宇宙に飛び出しもはや想像するのも難しい情景描写が続くところは他のハードSFよろしく物語の本筋を失わない程度になるほどね~…と割り切って読むのがおすすめです。

三体ロスになったファンが艾AAと雲天明のその後の二次創作を書き上げたものが今後日本語でも刊行予定そうなのでそちらも楽しみです
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.56
(5pt)

3作目もやっぱり凄かった

前回の暗黒森林を読んでから約1年。これだけの時間が空いても、興味が無くなることはなかったのが不思議なくらいです。
私は、本を購入する前にレビューを読んでみました。どれも評価が高かったので、今回も期待できるなと思いました。しかし、中には“主人公以外は最高”など主人公を批判するコメントも見受けられました。それを前提として読み進めていきました。
ストーリーは訳者があとがきで書いていたように前回以上に規模が大きくなり、三体世界との戦いも見応えがありました。随所に謎もあり、考えながら読み進めていくのが面白かったです。
主人公の程心については、確かに後のキーパーソンとなる雲天明に対して愛のない言動や、人類を危機に招くような選択もしてしまいますが、これも全て人類のことを思うが故の行動であり、自分もその場にいれば、同じような行動を取っていたかもしれません。文章の中にも、人類を子供のように思いはじめているというような文があり、人類の母親の立場に立っていた偉大な人であるように感じます。無神論者ではあったけれど、主人公の根底には愛があり、それがあるからこそ、側にはいつも支えてくれる人がいました。主人公が責任を果たし、死を選ぼうとした時も友の愛により、生きることを選んだこともありました。
三体死神永生「上」を読んだ時点では、主人公程心は冷徹な女性ではなく、勇敢な女性であり、人類の母のような存在であると感じました。
最後に、この本を読んで人の想像力はどこまでいけるのか、とても気になりました。人の想像力で人を喜ばすことができる。人に力を与えることができる。生活に彩りが加わる。そう私は確信しました。ぜひこの本を読んで誰も見たことのない世界に行ってみてください。
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493
No.55
(4pt)

ちっぽけな紙

宇宙はどこまで広げられるか。
それともどこまで折り畳められるのか。
作者の想像力は果てしなく美しい。
壮大なスペースオペラが完結する。
これはすごいのひとことだ。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.54
(5pt)

3作目もやっぱり凄かった

前回の暗黒森林を読んでから約1年。これだけの時間が空いても、興味が無くなることはなかったのが不思議なくらいです。
私は、本を購入する前にレビューを読んでみました。どれも評価が高かったので、今回も期待できるなと思いました。しかし、中には“主人公以外は最高”など主人公を批判するコメントも見受けられました。それを前提として読み進めていきました。
ストーリーは訳者があとがきで書いていたように前回以上に規模が大きくなり、三体世界との戦いも見応えがありました。随所に謎もあり、考えながら読み進めていくのが面白かったです。
主人公の程心については、確かに後のキーパーソンとなる雲天明に対して愛のない言動や、人類を危機に招くような選択もしてしまいますが、これも全て人類のことを思うが故の行動であり、自分もその場にいれば、同じような行動を取っていたかもしれません。文章の中にも、人類を子供のように思いはじめているというような文があり、人類の母親の立場に立っていた偉大な人であるように感じます。無神論者ではあったけれど、主人公の根底には愛があり、それがあるからこそ、側にはいつも支えてくれる人がいました。主人公が責任を果たし、死を選ぼうとした時も友の愛により、生きることを選んだこともありました。
三体死神永生「上」を読んだ時点では、主人公程心は冷徹な女性ではなく、勇敢な女性であり、人類の母のような存在であると感じました。
最後に、この本を読んで人の想像力はどこまでいけるのか、とても気になりました。人の想像力で人を喜ばすことができる。人に力を与えることができる。生活に彩りが加わる。そう私は確信しました。ぜひこの本を読んで誰も見たことのない世界に行ってみてください。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.53
(5pt)

ブラックホールの様にアイディアを吸引し、ビッグバンの様に爆発させた面白さ(ネタバレ有り㊟)

●前巻の発売からおおよそ1年のブランク。重要なキーワードが思い出せず少なからず困惑した。物語もい
よいよ最終章へ。本巻はそのためのプロローグなのか、それとも嵐の前の静けさなのか、静かで抑制された
雰囲気が続く。
 暗黒森林抑止(いわゆる”死なばもろとも”)の微妙なバランスの上に成立している平和の中、雲天明や程
心の生い立ちや人生など、心象風景が綴られる。例えば、寂寥とした雲天明の人生の中で、唯一プラトニッ
クな恋慕の情を抱いた女性。その女性の無常すぎる申し出に限りない喪失感を覚え、笑顔で承諾した天明の
胸の内は、想像に難くない。ワイドスクリーンバロックに、絶妙のスパイスを効かせた男女の機微に心ふる
えた。
(ネタバレ注意)
 終盤新しい謎、四次元空間が出現。著者はこの四次元空間の描写を表現不可能としながらも、仏教思想を
交えてユニークに表している。多くのSF小説では、3次元+時間で4次元としているが、本書での第4次元
とは? 詳しくは本文参照願います。読む者の脳内が四次元空間に触れたように酩酊状態。まさに圧巻。

 侵略テーマの宇宙SFから、人類滅亡テーマ+ディストピアそして次元テーマをも包含する壮大さに呆然
状態。さあ、下巻読もうっと!
三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 三体3 死神永生 上 (ハヤカワ文庫SF)より
4150124493