死神永生: 三体Ⅲ

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評判

死神永生: 三体Ⅲの評価:

4.35/5点 レビュー 222件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全332件 241〜260 13/17ページ
No.92
(4pt)

雲天明の、お伽話がよかった。

程心が、最高決定権を持つあたりには違和感。
その上、最終決断により、世界が混乱していくさまには、疑問。
雲天明の語ったという、おとぎ話は好き。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.91
(4pt)

物語としての飛躍が著しい

前巻の黒暗森林編から物語は大きく変わり、よりハードなSFとなる。
ストーリーに出てくるテクノロジーも高度になり、SFに慣れていないと難しい気もするが、ここまで来ると現実とは乖離しているため、もはや文学的要素が強いため好き嫌いは分かれそうではある。
主な舞台は宇宙全域となり、時間軸も一般的な感覚では捉えられなくなる。その分著者の発想力や世界に引き込まれるため、それを楽しむ事ができれば非常に面白い。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.90
(5pt)

三体1、三体2と比較して

グレッグ・イーガンの『ディアスポラ』の再来かと思えるほど、三体3はSF要素が強い作品でした。

それだけでなく、いったん読者を絶望の淵に突き落としたり、かと思えば希望を持たせたり、謎解きがあったり、休むことなく状況が展開していきます。

そのほか、軌道エレベーター内部が増築された時代ごと風情が違っていたり、5つ星ホテル並みの客室が用意されていたり、その描写のリアリティに刺激を受けました。

三体1、三体2でSFを十分に楽しめなかったという方は、三体3には期待しても大丈夫かと思います。
おススメです。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.89
(5pt)

おれは何度でも言うぞ

毎回言って来たが今回も言うぞ。いいか、人名に全部ルビを振れ。以上だ。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.88
(5pt)

読めばええんよ。

レビューなんか見てないで読めばええ。
読めばええんですよ。。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.87
(4pt)

行くところまで行った。

想像より遥か先迄行った。
三部作の中では黒暗森林の方が自分は好きだが、
3作目も非常に楽しめた。
でもちょい恋愛観はティーンだね。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.86
(5pt)

圧巻の三部作 これでもかと期待を超えてくる

地球文明に襲いかかる危機にどう対処するかを描いたSF。
想像を絶する宇宙社会の仕組みや攻撃方法等、身震いが止まらなかった。

そしてSFであっても技術に偏らず、人間性も描いているから読みやすい。

その上で、登場人物たちの行動にロジックが通っているので入り込みやすい。
特に、政策決定に関する説明がわかりやすく豊富であるから、なるほどだからこう考えてこう動いているのかと明瞭に理解できて、人間社会の全ての情報を知っている神の視点で人類の動きを見ることができる。
リーダーシップがある人間はこのように行動するのかと、知的好奇心も満たされた。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.85
(5pt)

息もつかせぬ展開

三体三部作もいよいよクライマックスです!
三部作目は一作、二作目を凌駕するスケール。
予想もつかない展開、というよりは3部目上巻は、胸の空くような見事な伏線回収が開始しつつある予感に満ち溢れています。
乞うご期待。あと下巻を読み終わればもう三体とともに生きる日々とはお別れです。コロナ禍のなか日々解決しようもない憂鬱な出来事に苛まれている私に、三体はそれら現実を「忘れる」のではなく.それら現実と「向き合う」勇気をくれました。
ありがとう三体。あともう少しだけど大切に読みます。
三体III 死神永生 上 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 上より
4152100206
No.84
(5pt)

圧倒的なスケール

読後感はと言えばとにかくもこの三部作を駆け抜けたことによってまあ何と長い長い年月を登場人物とともに生き抜いたか、という途方もない達成感につきます。
 「三体」を読んでいる間は現実を忘れます。読み終わった後には自分が生きる現実がとても愛おしく、そして小さく可愛らしく思えて、大概の現実的な悩みは吹っ飛びます。
そんなわけで「三体」は偉大なるSFエンターテイメント小説であると同時にコロナ禍の「セラピー小説」でもあります。
個人の恋愛や価値観や「思い」にしっかりと寄り添って進むストーリー展開は、一般の読者を排除しがちなハードなSF小説と一線を画するロマンティックさ。この辺がより多くの読者を獲得した要因ですし、その文脈を辿っていくととても読みやすいです。文系の読者にとっては(私です)知らない科学用語(?)が山と出てくるし、特にこの三部作最後である本書はかなり難解でイメージするのが難しいシーンが連続するので、Kindleで買ってキーワードをWikipedia検索しながら進むのが便利です。
登場人物の名前表記を、あらかじめ原文読みにするか、日本語読みにするかを頭の中で統一しておかないと名前が覚えきれずキャラクターに感情移入出来なくなるので注意が必要です。(私としては中国語読みの方がリアリティが出るのでオススメです。)
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.83
(5pt)

三部作の中でSFとして1番面白い

三体Ⅰは世界観を把握するのに時間かかる。三体Ⅱ黒暗森林は展開が面白い。三体Ⅲ死神永生はSF的展開がスケール大きく描かれ、想像力が必要。ハードSFとしては三体Ⅲが読み応えがあった。長編だが三部作全体としても十分面白かった。中華SFの底力を見せてもらいました。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.82
(5pt)

智子

このシリーズは文句なく最高SFの一つです。全て購入するとそれなりの額ですがそれだけの価値はあります。
作品全体については他の方のレビューで語り尽くされているので私からは一つだけ。
この作品に登場する「智子」には、我々日本人に対して中国人が持つイメージが反映されている気がしました。優雅に茶を点てる一方で迷彩服を着て日本刀で人を斬る…。
ちなみにこの智子、意外なことに最終盤にも登場しますよ。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.81
(5pt)

壮大な宇宙絵巻

上下巻合わせて875頁、読破したー。
こんなにまで壮大な物語にふくらまされるとは…
もうこれは三部作全5巻読んでとしか言えない。
訳者後書きで現在上映中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」との類似性に言及してるのは、タイムリーかつそちらも観ているだけになんだか嬉しかった笑
揚げ足取りではないが、1か所だけ誤植発見。
下巻386頁「おさままった」
あーこれでやっとネタバレ恐れずにレビュー記事読める。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.80
(5pt)

ただ一つ疑問に思う

読み終わっての一言としてはもう、これはイーガン「ディアスポラ」以来の一冊といってよいかと思います。素晴らしい読書体験でした。

ただ一つ疑問に思うのが、重力波で三体惑星の座標がブロードキャストされた途端、仕返しに地球の座標を発信することもなく、三体戦艦群が地球侵略をアッサリやめてしまう所。そもそも三体惑星は気候が厳しいから地球に移住しようとしたはずで、母星に未練はないはず。自分たちが住み着いたら空間曲率ドライブで太陽系を隠してしまえばよかったのでは....。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.79
(5pt)

あっという間

あっという間に読んでしまった。とはいっても1日1時間程度しか読んでいないが、ぐいぐいと進んでしまった。光速展開だ(笑)
上巻も含めて物語の展開が早いのがその要因であるが、理屈を考えながら読む方には頭が痛い展開だろう。
しかし、2019年夏に出版された「三体」から「暗黒森林」上下、そして「死神永生」上下の全5冊だが、今全巻読み終わってしまうと、疲れたというよりは三体ロスのような感覚に陥ってしまった。長い道のりだった。
この後はクールダウンで別の分野の小説を読んで、それからペーパーバックのDeath's Endに立ち向かう予定。
因みにこのDeath's Endは1年半前に購入していたが、英語力に自信がないので日本語版を読んでからと取っておいたのだ。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.78
(5pt)

凄すぎ

このSF小説を読んだら、他のSFは読めなくなります。それ位凄い作品です。スケールが大き過ぎて自分の想像を遥かに超えてます。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.77
(4pt)

ようやくSFになった

これまでと打って変わってSF満載。そして、宇宙の始まり、終わりまで話が広がる壮大な話に。1967年の文化革命の話からまさかここまで話が広がるとは思いませんでした。5巻も冗長なところも多いてすが、面白かったです。個人的に何もないところから宇宙が始まるビッグバン説には納得が行かず、こういう風に話を持って来たかって感じ良かったです。フィクションなので、ありえない話なんでしょうけど、こちらの方が違和感ないです。冗長なので星3.5ぐらいですが、おまけして星4つにしておきます。
過去の評価としては、1巻 とにかく話が進まない。つまらない。 星1.5個、2巻 あらすじを読めば充分。読む価値なし。星 0個。3巻 三体編 クライマックスでまあまあ。星 3つ。4巻 ようやくSFっぽい話になった。星 3つです。
全体を通したら星2.5ぐらい。とにかく話が冗長すぎる。1〜3巻を1巻(0.5巻ぐらいで良いかも)、4,5巻を1巻の合計2巻にまとめたら、冗長さがなくなって、星4つぐらいの良い話になるのではないかと思います。まあ、高い単行本を買って読むほどではないですね。文庫本になってもおそらく全部で5000円ぐらい。それでも話の内容からして高い。価値としては2000円ぐらいですね。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.76
(4pt)

冷凍睡眠装置の勝利だ。

簡単にリスクがなく冷凍睡眠が行える装置のおかげでこれだけの年代を渡って物語が進む。
地球人独自の冷凍睡眠装置らしいけれども、三体人と和解後は三体側の知見も入ってるのかな。
ラストは、ちょっと前に読んだ杉谷庄吾[人間プラモ]「映画大好きカーナちゃん」の劇中制作映画を思い出した。
改暦して紀元で年数が数えられているけれども、これは中国的(日本も導入して和暦があるけれど。)かな。
歴史を考えると西暦で数えておいた方が時間の経過がわかりやすいと思う。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.75
(5pt)

最高

素晴らしい。ここ最近、面白い作品に出会えてなかったが、これで解消された。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.74
(5pt)

(上・下巻)宇宙論SFのエンタメ的集大成

上下巻まとめての評価です。どうしても抑えきれずあちこちネタバレをしているので、未読の方は自己責任でご覧ください。

 前作、『三体(Ⅱ)』を読んでから約1年。待ちに待った『三体(Ⅲ)』を目の前に置いてしばらく迷う。 今作も興奮を味わうことはできるのだろうか? 前作を読んだ時の興奮は幻だったのではないか? 長く複雑そうなストーリーにすんなり入り込むことができるだろうか?
 杞憂だった。 冒頭、3頁にうまくまとめられた“これまでのあらすじ”を読むうちに心は既に“三体の物語世界”に転移している。 さすがに上下巻、840頁、約2千枚は長いので一気読みという訳にはいかなかったけれど、どんどん広がって行く展開に興奮し、一刻も早くストーリーの先を知りたいという強迫観念にも後押しされて、最近では珍しく短期間で読み切ってしまった。

 前作、『黒暗森林』のクライマックスで地球に迫る〈三体艦隊〉襲来の危機は一応脱したが、地球と三体世界の未来は未だ不安定で、さらに羅輯の〈呪文〉に応えて囮の恒星を破壊した謎の存在も影を落としていた。
 本書、『死神永生』は、その後の地球と三体世界の関係を描くだけでなく、“暗黒森林”に例えられた宇宙の真実にも迫って行く。そして、前作同様、冷凍睡眠で時を越えながら地球文明の興亡を見守る主人公たちの人生に重ねるように宇宙の未来が語られる。
 【ところで、本書では、冒頭のあらすじから“暗黒森林”という言葉が使われている。前作の副題にもなっていた“黒暗森林”はどこに行った?】

 本書の魅力の一つは登場人物である。
 前二作には魅力的なキャラクターが多数登場したが、本書もそれに劣らない。
 主人公は航空宇宙工学を専門とする若い女性、程心。彼女は独創的なアイデアを評価されて国連惑星防衛理事会戦略情報局に採用された後、実績を上げて、最終的には前作の羅輯のように人類の未来を委ねられる立場になる。(この展開は、銀英伝やアメリカのミリタリーSFシリーズの主人公が出世していくパターンに酷似しているが、もしかしたらこれは三国志からの伝統かも?) ただ、程心は羅輯と違っていつも自分の責任に真摯に向き合っているが普通の感覚を持った若い娘に過ぎない【ただし、アイドル属性あり】。その責任はだんだん大きくなり、普通の人間では背負いきれないような決断も下さざるを得ない。そして、結果に苦悩する。しかし、その苦悩が長くは続かないのは本書がエンタメ小説である所以か。
 副主人公級のキャラクターとしては、まず、程心の学生時代の同級生で、片思いしていた彼女に星を一つプレゼントする雲天明という根の暗いコミュ障の青年。準主役兼トリック・スターとでもいうべき存在。地味キャラのまま退場かと思っていたらいつの間にか主役以上の大活躍。特に物語作家の才能を持っていたなんて予想外。さらに、その作り話の中に宇宙の秘密を織り込んでいるなんて有能過ぎる。超人か?
 前二作で活躍した頼りになる相棒、史強に代わって主人公の相棒として活躍するのは、あいAA(えいえい)という天文学専攻の大学院生。若い女性でありながら有能な事業家であり、主人公大好きの萌えキャラ?
 一方、ダークなバイプレイヤーとして前作の章北海の役どころで登場するトマス・ウェイドという戦略情報局の長官。なかなか謎の人物。『ゾンビーハンター』の司令官Sみたい。
 また、前二作では智子(ちし/ソフォン)として登場していた三体の量子AIがアンドロイド・ボディをまとって再登場する智子(ともこ)もトリック・スター的。
 訳者あとがきに、作者は本書が一般受けすることはないと考えて自分好みのハードSFに徹したというようなことが書かれているが、もしかしたらキャラクター設定も作者の趣味が優先したのかもしれない。

 本書の魅力の二つ目は物語。
 エンタメとしてストーリーと語り口が重視されるのは言うまでもないが、メインのストーリーのなかに織り込まれる逸話、サイド・ストーリーなども本篇を補強する。
 『黒暗森林』のプロローグは、『三体』の冒頭で自殺した楊冬の墓石の表面を這う蟻の話で始まったが、本書は15世紀のコンスタンティノープル陥落の物語から始まる。何の意味があるのかわからずに読んでいたが、これが中盤、物語に大きく関係することに気付いて驚いた。
 2番目のプロローグは、楊冬の生前のエピソード。彼女はある若手研究者から現在の地球環境が生命との相互作用で形成されたという説明を受ける。生命が存在しなければ地球は生命の星になることができなかったと聞かされて彼女は思う。宇宙は生命によって変わったのだろうか。自然は本当に自然なのか?これが本書、『死神永生』のメインテーマ。
 そして、3番目のプロローグ。ここでやっと本書の準主役、雲天明が登場し、彼が片思いの女性に星をプレゼントするきっかけになる政策、星群計画が始動する。この星群計画の正式名称は“わが赴くは星の群れ”。この名前がアルフレッド・べスターの傑作『虎よ、虎よ!』の原題であることに何人が気づくだろう。
 一番驚いたのが下巻の冒頭で語られる雲天明のおとぎ話。魅力的で幻想的なこのおとぎ話は、まさに本書の魅力のエッセンス。繰り返される“ホーアルシンゲンモスケン”が多分キーワードだろうとは思ったが、まさかここまで深い秘密が隠されていようとは。これって、量子コンピュータでも解読できない究極の暗号ではないだろうか?

 魅力の三番目、本書は過去の様々な宇宙論SFのエンタメ的集大成であるということ。
 本シリーズは、最初の第一巻から世界中の過去のSF作家の名作にオマージュを捧げた作品だと言われてきたが、本作になってもそれは変わらない。というか、ストーリーが“ファースト・コンタクトもの”から“宇宙論もの”に拡大していく中で、世界中の関連作品の集大成になった。
 訳者あとがきで大森望氏は、光瀬の『百千』、小松の『果てしなき』、イーガンの『ディアスポラ』を引き合いに出して説明するが、評者は、そのほかに、ジェイムズ・ブリッシュ、ポール・アンダースンからブリン、ベンフォード、ベアらへと受け継がれていく未来史シリーズとの関連を思った。
 中盤の展開がワールド・デストロイヤーからワイドスクリーンバロックを感じさせるのも楽しい。
 評者は、作者が最新の宇宙科学と欧米及び日本の関連作品を十分に把握し、その最新の展開を取り込んで本書の物語を構築していると感じた。既存の名作を取り込んでいるだけではなく、そこに作者なりの奇想天外なアイデアを山のようにぶち込んで、しかも、読み易いエンタメ小説として完成させている。
 実際のところ、作者は彼らの作品を読んでいるのだろうか、それとも、発想のもとになった最新の宇宙科学が同じというだけで、描き出したビジョンが結果的によく似たものになったということなのだろうか?

 作者は文化大革命の頃に幼少期を過ごしたそうだが、カミュの小説を読んでその孤独を想像しながら、ウェルズ、クラーク、アシモフ、べスター、小松左京、田中芳樹らの小説、新海誠、士郎正宗、松本零士らのアニメに浸ったらしい。その経歴は、敗戦後の混乱期から英米のSF、アニメの影響を受けて育った日本SF作家第一世代を想起させる。作者とその背後に垣間見える、国情の違いに関わらず似たような経験をしているであろう世界中の無数のSFマニアを想像して胸が熱くなるのは評者だけではないと思いたい。

 本書を読み終えた今、読んでいる間は気にならなかったいくつかの疑問を思い返している。また、登場人物やその相関関係、また、アイデアやストーリー展開にも個性的とも思える特徴があることが見えてきた。これらの特徴が本シリーズに固有のものなのか、それとも、作者の他の作品にも共通するものなのか、他の作品も読んでみたいと思う。

 ところで、訳者あとがきに“死神永生”の意味は「死だけが永遠だ」と書いてあるのを読んで、半分納得しながらも、思わず「例外があるじゃん!」と突っ込んでしまった。
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214
No.73
(5pt)

全然SF詳しくないですが最高でした!

SFを普段全く読まないど素人なのでレビュー書くのは僭越ですが...
めちゃくちゃ面白く、一気読みしました。
予想裏切られまくりで、話の展開や動機付けにも納得感があり、続きが気になって夜更かし必須です。1巻、2巻、3巻、どれも相当面白くワクワクします。宇宙や人類の成り立ちや行く末にも思いを馳せられるロマンチックさも(残酷さも含めて)存分にあります。
こんぐらい面白いSF小説、他にもあればぜひ読みたい!
三体III 死神永生 下 Amazon書評・レビュー: 三体III 死神永生 下より
4152100214