テスカトリポカ

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評判

テスカトリポカの評価:

3.85/5点 レビュー 266件。 B ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全265件 41〜60 3/14ページ
No.225
(5pt)

リアリティの高さ

200ページ超えたあたりから一気に展開していきページをめくる手が止まらなくなる。単なるエンタメ作品としても楽しめるが、親から子へ受け継がれる貧困や暴力の連鎖はニュースなどでよく見かけるテーマなので考えさせられる。本作では宗教のもつ人を行動へと駆り立てる力の強大さがありありと描写されている。大人よりも純真無垢な子どもの方がより教えに忠実であり、その純粋さが時に残虐性となり、時に暴力の連鎖を断ち切る希望にもなるんだなあと感じた。

アステカ文明、マフィア、薬物、暴力団、臓器移植その他の小道具に至るまでの専門用語が何度も出てくるし、犯罪の手口もそれっぽく説明され、実際の地名、東京オリンピックや新型コロナウイルスなどの時事問題も物語に組み込まれておりリアリティが高い。相当詳しく調べ上げられている。私のような詳しくない人間が読むと、いい意味で虚構と現実の区別がつかなくなるし、現実がこの物語に合わせに言っているんじゃないかという都合の良ささえ感じる(もちろんいい意味で)。

他の方のレビューでも見かけた通り主要人物の心変わりについてはもっとページを割いてほしかったとは思うが、総じてこの作者のほかの作品も読んでみたいと思わせられる一冊だった。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.224
(5pt)

終盤に明らかになるテスカトリポカ

ものすごいプロット、壮大なスケール、闇産業だけでなく、トピックになるナイフメイキングや銃器などの専門的な記述、そして、全編を貫くアステカの神々、信仰と儀式、圧倒されました!
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.223
(5pt)

終盤に明らかになるテスカトリポカ

ものすごいプロット、壮大なスケール、闇産業だけでなく、トピックになるナイフメイキングや銃器などの専門的な記述、そして、全編を貫くアステカの神々、信仰と儀式、圧倒されました!
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.222
(5pt)

最高に面白かった

のめり込みすぎて「まだまだ続く、まだまだ楽しめる」と分厚さに感謝したほど。
メキシコ、インドネシアで行われる「ラテンアメリカ流の惨殺」と、日本を舞台に行われるそれは全く異なって見えるから不思議だ。なんというか悪の法則と半グレ映画くらい違う。圧倒的パワーに見えたものも舞台が身近だと生々しいリアリティを感じる狂気にしか映らなくなる。

信仰ありきのバルミロと、欲望と自尊心のために健康な子供から心臓を取り出せる末永と、より血の資本主義に染まっているのはどっちかと考えると・・末永はバルミロ以上に壊れた人間なのかもしれない。
行き着き先まできてしまった問題ありすぎのこの文明が生んだ魔物たちの物語。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.221
(5pt)

最高に面白かった

のめり込みすぎて「まだまだ続く、まだまだ楽しめる」と分厚さに感謝したほど。
メキシコ、インドネシアで行われる「ラテンアメリカ流の惨殺」と、日本を舞台に行われるそれは全く異なって見えるから不思議だ。なんというか悪の法則と半グレ映画くらい違う。圧倒的パワーに見えたものも舞台が身近だと生々しいリアリティを感じる狂気にしか映らなくなる。

信仰ありきのバルミロと、欲望と自尊心のために健康な子供から心臓を取り出せる末永と、より血の資本主義に染まっているのはどっちかと考えると・・末永はバルミロ以上に壊れた人間なのかもしれない。
行き着き先まできてしまった問題ありすぎのこの文明が生んだ魔物たちの物語。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.220
(5pt)

アステカの夢

不思議な小説でしたがとても面白かったです。

南米のあちこちに残っている濃厚な死の気配と凶暴でありながら静かさを感じさせる生の対比に、ガルシア・マルケスの百年の孤独を思い出しました。
人間の知恵や作為で世界は動いているようでいて、結局はテスカトリポカの掌で翻弄されているだけのようにも思えました。
また、テスカトリポカは神のようにも思えますが、この先いつか必ず作り出される超高度AIのようにも感じました。

コシモはきっと優れたナイフメーカーとして生きていくんでしょうね。。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.219
(5pt)

アステカの夢

不思議な小説でしたがとても面白かったです。

南米のあちこちに残っている濃厚な死の気配と凶暴でありながら静かさを感じさせる生の対比に、ガルシア・マルケスの百年の孤独を思い出しました。
人間の知恵や作為で世界は動いているようでいて、結局はテスカトリポカの掌で翻弄されているだけのようにも思えました。
また、テスカトリポカは神のようにも思えますが、この先いつか必ず作り出される超高度AIのようにも感じました。

コシモはきっと優れたナイフメーカーとして生きていくんでしょうね。。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.218
(5pt)

圧倒的暴力と残虐さを越えた果てに

残酷描写が苦手な方には勧めない。嗜虐趣味の方にも勧めない。これは 血を求め生け贄を求める神を崇める人びとの物語であり、テスカトリポカを崇める人びともそうでない人びとも残忍に殺されていく物語だ。平和な日常に安穏と生きている私には完全に別世界だが、おそらくはだからこそ、血まみれなその世界にひきこまれ、酔いしれていく。古代の呪術的な、あるいは麻薬的な高揚と陶酔。
帰結点は私的にはどこか安堵できるもので、恐ろしい神の悪夢にうなされることはないものだった。 全ての読者に安堵をもたらすラストかどうかはわからないが、 読んでいる間のあの呪術的な高揚感は読むひとみなと共有できるのではないかと思う。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.217
(5pt)

圧倒的暴力と残虐さを越えた果てに

残酷描写が苦手な方には勧めない。嗜虐趣味の方にも勧めない。これは 血を求め生け贄を求める神を崇める人びとの物語であり、テスカトリポカを崇める人びともそうでない人びとも残忍に殺されていく物語だ。平和な日常に安穏と生きている私には完全に別世界だが、おそらくはだからこそ、血まみれなその世界にひきこまれ、酔いしれていく。古代の呪術的な、あるいは麻薬的な高揚と陶酔。
帰結点は私的にはどこか安堵できるもので、恐ろしい神の悪夢にうなされることはないものだった。 全ての読者に安堵をもたらすラストかどうかはわからないが、 読んでいる間のあの呪術的な高揚感は読むひとみなと共有できるのではないかと思う。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.216
(5pt)

面白かったです

あまりに好きで単行本、文庫本2冊(1冊はサイン本)電子で所持しています。結果的にそうなってしまいました…

アステカ文明にうっすら興味があったので、途中の怒涛のアステカ語りもとっても楽しく読みました。ここが不要という意見もあるようですが、絶対にそうは思いません。
読んでいる最中に繰り返し悪夢に悩まされましたが…それほど引き込まれたということで…
なんでこんなに好きなのか分かりませんが、一定の人を異様に惹き付ける魔力のようなものがこの作品には宿っていると思います。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.215
(5pt)

面白かったです

あまりに好きで単行本、文庫本2冊(1冊はサイン本)電子で所持しています。結果的にそうなってしまいました…

アステカ文明にうっすら興味があったので、途中の怒涛のアステカ語りもとっても楽しく読みました。ここが不要という意見もあるようですが、絶対にそうは思いません。
読んでいる最中に繰り返し悪夢に悩まされましたが…それほど引き込まれたということで…
なんでこんなに好きなのか分かりませんが、一定の人を異様に惹き付ける魔力のようなものがこの作品には宿っていると思います。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.214
(5pt)

見事な文芸作品

久しぶりに直木賞受賞作で、骨太な文学作品に出会った気がする。モダン・ピカレスクロマンというか、ノワールものを漆黒に煮詰めた感があり、登場人物にも誰にも共感出来ない造りにラテン神話を絡めてくるくせものぶりが、単なる娯楽小説ではく、文芸作品に昇華させている

文学系に慣れ親しんでないと、作品世界に没入するまで少しく時間はかかるかも知れないが、入り込んでしまえば、我々人類の性である両犠牲の一極とあい見えることが出来る。その現実では起こり得ないことをフィクションとして顕現させた筆力たるや大したもので、片手間でやってる副業系作家などが足元にも及ばぬものだ

これに続編は蛇足であろう。ここで終わるからこその小説としての完成度だと思う思う
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.213
(5pt)

見事な文芸作品

久しぶりに直木賞受賞作で、骨太な文学作品に出会った気がする。モダン・ピカレスクロマンというか、ノワールものを漆黒に煮詰めた感があり、登場人物にも誰にも共感出来ない造りにラテン神話を絡めてくるくせものぶりが、単なる娯楽小説ではく、文芸作品に昇華させている

文学系に慣れ親しんでないと、作品世界に没入するまで少しく時間はかかるかも知れないが、入り込んでしまえば、我々人類の性である両犠牲の一極とあい見えることが出来る。その現実では起こり得ないことをフィクションとして顕現させた筆力たるや大したもので、片手間でやってる副業系作家などが足元にも及ばぬものだ

これに続編は蛇足であろう。ここで終わるからこその小説としての完成度だと思う思う
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.212
(4pt)

いつもの佐藤節。

出だしが圧倒的に面白いのに、後半に急に心変わりする脇役の行動によって計画や調和が崩れ、なんだかよくわからない結末を迎える。といういつものパターン。まあ、この人の作品に警句や教訓を求めてはいけないのだろう。終末直前までの疾走感を楽しむのが正解。本作はそのドライブは高かった。人には勧めがたいが満足度は高い。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.211
(4pt)

いつもの佐藤節。

出だしが圧倒的に面白いのに、後半に急に心変わりする脇役の行動によって計画や調和が崩れ、なんだかよくわからない結末を迎える。といういつものパターン。まあ、この人の作品に警句や教訓を求めてはいけないのだろう。終末直前までの疾走感を楽しむのが正解。本作はそのドライブは高かった。人には勧めがたいが満足度は高い。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.210
(5pt)

現地の裏社会を巡っているかのような感覚

メキシコ、東南アジア、そして日本を舞台にしたクライム小説です。本書の素晴らしいところは、物事の細部まで丹念に描写されている点です。実際にその場所に行ったことがないのに、まるでその場にいるかのような感覚を味わえます。情け容赦のない暴力も、むしろ現実に即しているように感じられます。
また、本書のユニークな特徴として、ところどころにルビで現地語(スペイン語など)の読み方がついている点です。そのため全体を通して異国の風味が漂います。
異なる文化と現実の厳しさを垣間見せる一冊としてとても読み応えのある本でした。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.209
(5pt)

現地の裏社会を巡っているかのような感覚

メキシコ、東南アジア、そして日本を舞台にしたクライム小説です。本書の素晴らしいところは、物事の細部まで丹念に描写されている点です。実際にその場所に行ったことがないのに、まるでその場にいるかのような感覚を味わえます。情け容赦のない暴力も、むしろ現実に即しているように感じられます。
また、本書のユニークな特徴として、ところどころにルビで現地語(スペイン語など)の読み方がついている点です。そのため全体を通して異国の風味が漂います。
異なる文化と現実の厳しさを垣間見せる一冊としてとても読み応えのある本でした。
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.208
(5pt)

某国で

(ネタバレ?)某国で噂の臓器◯植を題材にした、身の毛もよだつスリル満点。最後まで引き込まれます
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.207
(5pt)

某国で

(ネタバレ?)某国で噂の臓器◯植を題材にした、身の毛もよだつスリル満点。最後まで引き込まれます
テスカトリポカ Amazon書評・レビュー: テスカトリポカより
4041096987
No.206
(5pt)

「燦然と輝く黒い太陽」

直木賞受賞のときから気になってはいたのだが、ハードカバーを買うのは躊躇していた。今回、文庫化された本書を店頭で手に取り、うへえ長いなあとあらためて怯んだものの、帯にある「直木賞の長い歴史の中に燦然と輝く黒い太陽」という宮部みゆきの賛辞を信じて買ってみた。

3日かけて半分ほど読み、後の半分は1日で一気に読んだ。長いけれどストーリーはけっこう「ありがち」なので、そういう意味では暴力やら神話やらが物語の弱さを補強しているような「過剰さ」を感じないでもなかった。それこそが直木賞の選考でも議論の的になったのではあるまいか。

もともと著者はエンタメ系ではなく純文学系の人なので、物語が弱いのは「むべなるかな」といったところかもしれない。しかし圧倒的に文章がうまいことも間違いない。2015年ごろ江戸川乱歩賞に応募することを勧めたという知り合いの編集者は、ものすごく見る目があったと思う。

やたらカタカナのルビが多いのは正直じゃまくさいが、それがストレスになるようなら、全部無視して日本語のママで読んでも問題はない。あと、本書は映画化にも向いていると、読みながらずっと思っていた。凄惨な部分のほとんどは過剰な「装飾」なので、いくらでも省略できるだろう。
テスカトリポカ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186