■スポンサードリンク
硝子の塔の殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
硝子の塔の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 81~100 5/6ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本筋とは別のミステリの蘊蓄の数々に思わずニヤッとさせられました。これまで本格ミステリを読んできていない人には逆に邪魔だったかもしれませんが、当方にとってはストーリーをたどる楽しみとは別の喜びに満ちていたのも事実です。昔懐かしい探偵小説のスタイルを取り入れているのも成功のポイントでしょう。勿論、密室殺人のトリックも同様です。 半世紀以上前に出会った懐かしい暗号とも再会しました。世界的な名作へのオマージュです。随所に作者のその遊び心が見え隠れしていました。それらの原作をすでに読んでいる人が本書を手に取ると懐かしさすら覚えるはずでしょうから。 肝心のストーリーには全く触れません。読んでみてのお楽しみです。これまで数えきれないくらいのミステリを読んできた者ですから、既視感があったのも事実です。それでも満足させられました。本作への賛否は分かりますが、オールド・ミステリ・ファンを喜ばせたのも事実ですから。 作者の医療ミステリを読んできましたが、この路線もいいですね。次作もまた期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 今年の話題作と聞いて気になっていたので。 想像以上に新本格への愛にみちた作品だった。中盤まであまり盛りあがれずに読んでいたものの終盤の展開に驚愕したので、読後の満足度は高かった。作中のミステリ談義も見どころの一つなのだろうが、ここは人によっては過剰だと感じてしまいそう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 後半は一気読みしてしまいました。 映画化してほしいな。 ネタバレに触れたくないので、ここまで。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 時間も忘れてあっという間に読んでしまいました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ある作家さんの、善意無い本を読んでから気落ちしていましたが、こちらの本を読んで気分が晴れました。 ありがとうございました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| そもそも、小説なので「虚構の世界」なのですが、まるで、パズルゲームが展開されているようです。情感的に物語の世界に入り込めないので、好みが分かれる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読者への挑戦、全くわからなかった。けど、何だか爽快感があります。面白かった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本格が再度流行り出し出してから大体読んでます、本作者作品も全て読みましたがかなり面白かった。 久しぶりに一気読みでした。 やっぱりクローズドサークル系が良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| まず、P11の7行目から17行目に激しく同意する。また、P37の10行目から15行目にけたたましく同意する。ああ、あの、新本格ムーブメントが現れた当時の、罵倒と称賛とガン無視と解放感をぐちゃぐちゃにこねくり回したような祝祭感は、ほとんど同時期に、突如として現れた冒険小説/ハードボイルド小説の一大ムーブメントと共に、永遠に忘れられない、二度と体験できないであろう、目くるめくワンダーメモリーとなっている。 さて、本作は、読んで分かる通り、ミステリ小説ではなく、ミステリ礼賛のための、ミステリ愛好家向けの、ミステリ絶賛賞賛小説となっている。ゆえに、ある意味、トリックなどどうでもよく、読んで楽しければ良い類の小説であり、本作は、それにものの見事に成功している。それは、碧月夜の姿に明らかである。本作に描かれている彼女の姿こそ、ミステリ愛好家の体現すべき姿であり、また、本作で描出されているような、間違っても巻き込まれて死んではいけないが、死ぬほど羨ましい体験を味わってこそ、真正のミステリ愛好家であり、純正のミステリマニアである、と作者さんは声を大にして仰っている。それが本作の肝である。 また、本作は、いうまでもなく、既存のミステリのつぎはぎである。もともと、現代のミステリ界において、新たなトリックなど生み出しようがないわけだから、現代のあらゆるミステリ作品が古典ミステリのある種の模倣であるが、それでも、他作品においては模倣を感じさせないような努力がなされているのに対して、本作においては、むしろ、元ネタを分かりやすく散りばめることによって、限定されたミステリマニアを喜ばせる構造にしている。本作を読み終わって、おそらく、読み手の5割が激怒し、4割が失望し、残り1割が喝采したと思われるが、もともとそういう意図で書かれた作品であるので、作者さんとしては、してやったりというところだろう。 最後に、本作で語られているミステリ談議については、ほとんど同意見であるが、唯一、クリスティでは、ポアロ物が圧倒的に良く、マープル物は今一つと思うのだが、どうだろう。勿論、クリスティの最高傑作は「そして誰もいなくなった」であるが。 蛇足。本作の続編だけはやめてほしい。なぜなら、名犯人と疑似探偵に好感が持てないから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ミステリ中毒の男が建てた、奇怪な硝子細工の塔で起こる連続殺人事件。しかも、どれも不可能めいた密室殺人だというのだから面白くないわけがない。犯人?の回想から始まる物語は倒叙を予感させるが、しっかりと本格探偵小説のやり方で進行していく。すなわち、殺人が起き、検屍があり、登場人物たちが次々に疑われるという一連が、作者の膨大なミステリの知識で執拗に肉付けされながら進んでいくのだ。 現実では到底実現不可能な大建築のなかで殺人が起き、結末に驚愕不可避の大トリックが炸裂する、その一連の流れがきわめてフェアプレイでしかも読者にこれでもかと挑戦してくる、というのが新本格の面白いところだが、この『硝子の塔』もそれを新本格派の重鎮である綾辻ばりにやってのける。帯の売り文句は決して大げさではない。これまでの島田以来の新本格派の作品がこの一冊のためにあったのではないかとさえ思える気魄を持っている。まさに僕はこの硝子細工の大伽藍で起こる殺人事件に新本格派の完結を見たように思える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| クローズドサークルものの本格ミステリーですが、冒頭は倒叙ミステリー風で始まる。 この組み合わせはあまり相性が良くないのではと思いましたが、読み進めていくとしっかりとした犯人捜しのミステリーとなります。 物語の設定はもとより、密室、暗号、ダイイングメッセージ等とにかく本格ミステリーの要素がてんこ盛りです。更には「あれ」も2回も登場し、ボリュームもサービスも満点のミステリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 面白いか、面白くないかと聞かれたら、「面白い」と答えます。理由は端的に言うと「ちょうど良い」から。 分かりやすい登場人物の名前、ちょうど良い話のテンポ、まあまあなメタミステリー感、絶妙なトリックのレベル、最後のどんでん返し。その全てが易しくなく、難しくもない、読者に受け入れられるちょうど良い塩梅です。 強いて言えば、この作品の肝は「メタミステリー」にありますが、「メタ」はあくまで「メタ」だと思います。「メタミステリー」だからこそできる設定にかなり依存したトリックは、本格ミステリーでは使えません。 新本格派を名乗るのであれば、この作品は絶賛のものではないでしょう。本格ミステリーであれば、設定は設定の域を超えず、設定を活かした中身で勝負すべきなはずです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ここ数ヶ月で著作を読み漁っている作者さんです。 ミステリは読むけど造詣が深いわけでもなく本格とか本格じゃないとかはさっぱりわからないのですが、 この作者さんの作風はとても好きです。 ミステリで好きといえるほど読んだのはクリスティくらいですが、どこか通じる安心感のようなものが あります。 作中に出て来る書名をみて他の本を読みたくなるのも、クリスティみたいですね。 (クリスティのおかげで「ゼンダ城の虜」や「テニスン詩集」を読んだクチです) ネタバレしないように、感想としては、面白かった、とだけ・・・。 ただ、Kindle本で読みましたが、何種類かあるというカバーを見れないのはちょっと残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| まさに突っ込みどころ満載&読む楽しさに溢れる痛快作。傑作ミステリーと単純に呼ぶのはどうかと思うけれど綺羅星のごとき圧倒的傑作ミステリーに対するリスペクトに同感し感慨に浸るという愉しみが得られることは間違いない。読んでて嫌にならない気持ちの良い作品であることも素晴らしい! 昨今の嫌ミスとか、それは意外性じゃなくてただの駄作としか呼べない多数のと比べればなんと美しいことか。 その意味では新時代の新・新本格なのでしょう。パチパチパチ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これは面白いと面白います。はっきり言って傑作でしょう。なぜならば構成と伏線がよくて結末が面白いですから。作者のミステリーへの、とくに、綾辻作品への思いが伝わりますよね。綾辻行人が好きな人は読みましょう。そして、批判しましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 紹介帯が誇大賞賛で残念。そこまで期待しなければ、割と面白い作品なのではないだろうか。 ストーリーはだらだらせずテンポがいいので読みやすい。 キャラは数は多いが濃度は低い。メインの2、3人の性格や過去が描かれているだけ。なのであまり思い入れができない。 トリックは簡単なような難しいような。作中にもあるように過去の名作を模した手法なので簡単と言えば簡単だが、踊る人形などオリジナルを知らない読者だと分かりにくくて難しい。 話の展開は二転三転型。三転目になるとラノベの雰囲気になってきて少し残念。エピローグは悪くは無いが、筆力のある書き手だともっと余韻が残るシーンになるんだろうなと感じた。 総じて、そこまで悪くは無い作品。また読んでもいいかなと上から目線にさせてくれるミステリだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 先人のみなさまがおっしゃるとおりひじょうに「好き嫌い」「嗜好」が分かれる作品かと思います。新本格派の弱点としてありとあらゆる偶然をこれでもか!と積み重ねてしまい、登場人物も不自然で感情移入ができにくいという点では「王道」です。 ミステリーのストーリーを書くのはそれこそ野暮で無粋でしょうからそこには触れませんが、ひじょうにフェアな作品だと思います。すべて記述されている決め事で進行していきますし、複数回の大ドンデン返しについてもけして「そうは書いていなかったからいいでしょう?」ではなく「伏線とヒントはめじろ押しですよね。」という見かけは変化球に見えますが、実は直球勝負でした。いろいろな意味で「交錯」していきますので読み逃しなきようご注意ください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| すごく久しぶりにミステリ小説を読んだけど、一気に読めました。読者への挑戦は全く駄目だっけど、昔読んだミステリ小説を思い出しながら、歴史を一つ一つ噛み締めて読めました。意図する所ではないのかもしれ無いけど、ある種のノスタルジーに浸れながら読める作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 生命科学とミステリーとヒトの思考の絡みが美しく、バイオロジーとミステリー好きは鳥肌を立てずにはいられない。 人はどこかでセーブをしながら社会に生きていくが、それを外した思考と生き方をする人物に恐怖もありながら嫉妬を覚えた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ネットでコロナ情報を探していて、知念先生を知りました。大雨とマンボウでお出かけできないので一気読みしました、、面白かったです | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!





