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隠し剣秋風抄
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隠し剣秋風抄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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藤澤周平のこのシリ-ズは娯楽性が高いです。必殺技の名前が決まり、 一編が50ページほどです。さらに上巻から鬼の爪、鳥さし、本巻から 武士の一分と三つの映画作品を出しています。考えると、文春が売り込みに 熱心なのかなとも思います。花のあと、蝉しぐれも文春です。 ちなみに、藤沢作品はほかに講談社と新潮社から文庫になっています。 | ||||
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程度の良い本を購入出来ました。帯封まで付いています。大変満足しております。 | ||||
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非常にいい状態でした。 | ||||
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短編なので空いた時間に読み切りできたのが良かった。 | ||||
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最高 | ||||
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藤沢周平文学の味、その一つがこれですね。剣劇のリアリティさ、掛ける武士の張り詰めた心と身、描く文体には、抜きん出た冴えが読み取れます。エンターテインメント作家としての面目躍如、と云ったところでしょうか。この本には、それらが詰まっています。 | ||||
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珍しく後書きがあり、よって読後感がいつにもまして爽やかである | ||||
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池浪正太郎ファンならたのしい本です | ||||
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時代物小説が、好きなので面白く読みました。 | ||||
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色々な秘剣が出てくるが、中には奇想天外と思える物もある。読み物としては面白くても「麦屋町昼下がり」「たそがれ清兵衛」のような本格的な剣客ものとは少々趣が異なるので☆は4つ。 その中では「盲目剣谺返し」は一番読み応えがあり、人情の機微の表現が巧みで泣ける。〇〇監督が映画化しているが、短編2~3をごちゃ混ぜにしたものなど、作者を冒涜するもので評価出来るはずがない。 原作のほうが遥かに読み応えがある。藤沢作品は書かれていないところを「どうなったのであろう」と想像する楽しみがあるからである。出来の悪い映画は見るに堪えない。 又サスペンス調の「暗黒剣千鳥」も最後までワクワクと読ませるし、「汚名剣双燕」も面白い。 | ||||
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最初から自然に作中に引き込まれ、ともすれば荒唐無稽にとれる話筋でもなるほどと頷かせる 説得力、筆力がある。 | ||||
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藤沢周平氏の真骨頂ともいうべき本書、短編集です。一番感動させられたのは映画「 武士の一分 [DVD ]」の原作の「盲目剣谺返し」です。同じ隠し剣シリーズの「 隠し剣孤影抄 (文春文庫) 」も読んでもらいたい。読めば必ず藤沢氏の他の書籍も読み漁りたくなるだろう。 | ||||
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藤沢周平は私の愛読書ですから何度読んでも飽きません。 kindleで読むと、軽くて明るくて電車の中でもベットの中でも楽々です。 | ||||
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短編の剣客物がたくさんあって、病院の待ち時間などで読むのに最適です。でもあまり頭に残りません。 | ||||
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4度目でもむちゃくちゃ面白い、いわゆる、ちゃんばら小説の絶品! | ||||
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1篇が15分くらいで読み終わってしまうが、話も登場人物もバラエティに富んでいて飽きさせない。 結末にハッピーエンド型と破滅型の2種類があり、どちらになるのか最後まで予断を許さない。 随所に効果的に入ったユーモアセンスも光っている。主人公が絶体絶命の中で見た「異様なもの」には思わず笑ってしまった。 通勤電車でWEBブラウジングよりはるかに楽しいひと時を与えてくれます。 | ||||
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隠し剣の持つなぞめいた剣技の妙に引きつけられながら読み進めた。 | ||||
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藤沢周平氏の小説は、読書の楽しみを反芻させてくれます。 「隠し剣」とは、剣術の流派に伝わる必殺技のことです。 伝家の宝刀を抜く、という言い方がされますが、実際は伝家の宝刀は抜かないものです。 伝家の宝刀があることを相手に思わせることが、抑止力となり、それが威厳となってゆきます。 同じように隠し剣は、一士相伝。伝えてもよいと思う弟子、たった一人に相続してゆきます。 当然、誰の目にも触れずに消えてしまう場合もあり、噂だけが流れている幻の技です。 誰もが目にしたいのですが、誰が使い手かも判っていません。 その「隠し剣」を巡るエピソードが9編。 どれもこれも、名人技のような惚れ惚れするような文章です。 あとがきに藤沢氏が、楽しみながら書けたことを記していますが、それも十分伝わってまいります。 第9話『盲目剣谺返し』は映画『武士の一分』の原作です。 | ||||
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時に洒脱、軽妙に、また深刻、凄惨な剣をつかう主人公の武士(男たち)を支える、転ばせる女たちがとてもよい。司馬遼太郎を読んだ後は、藤沢周平か池波正太郎に限る。 | ||||
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「隠し剣」シリーズ第二段。主人公達の秘剣と男女の機微の融合が本シリーズの特徴だと思うが、本作は女性の魔性と清廉さを対比して鮮明に描いている印象。 「酒乱剣石割り」は酔う程に剣技が冴える主人公が痛快だが、さして効果的とは思えない主人公の妹の淫乱な転落物語を挟む所が本作の趣向か。「汚名剣双燕」は驕慢な女に振り回される主人公の悲哀に忸怩とさせられる。「女難剣雷切り」は女運の悪い主人公がコキュ役まで演じさせられる悲哀を滑稽味の中に描いたもの。「陽狂剣かげろう」は藩主の息子に許婚を奪われた主人公が陽狂を装っているうちに、本当の狂気に陥ってしまう様を描いた異色作。前二作と合わせ、現代にも通じるテーマが続く。「偏屈剣蟇ノ舌」は偏屈者の藩士を扱って「たそがれ清兵衛」を思わせるが、偏屈者だからと言って刺客役を仰せつかる構想は無理があろう。「好色剣流水」は主人公が本当の好色なので読んでいて共感が沸かない。女性だけでなく、男性の色欲と堕落を描こうとしたものか。「暗黒剣千鳥」は藩の権力闘争を背景に、主人公の婿入り話と暗殺劇を巧みに織り交ぜた佳作。「孤立剣残月」は過去に上意射ちを行なった主人公が四十を過ぎて、その弟の仇討ちの意志の噂を聞き、周囲に右顧左眄するが相手にされない様子をユーモア味で描いておいて最後に泣かせる心憎い構成。「盲目剣谺返し」は味見役として盲目となってしまった主人公とその妻の苦悩と夫婦愛を描いた秀作。「武士の一分」と言う言葉は有名になった。 バリエーションを付けようとしたものか、作品毎にレベルの差が大きい気がする。姉妹作に比べ凄みのある秘剣が少なく、人物設定やストーリー展開も物足りない気もするが、藤沢作品の味が堪能できる好短編集。 | ||||
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