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(短編集)
愛憎の檻 獄医立花登手控え3
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愛憎の檻 獄医立花登手控え3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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立花登が上京し数年が経ち、医師としても小牧家の一員としても成長した姿が清々しい。 小牧家の叔父叔母、おちえとの関係にも変化があり、牢内でも市井でも家でも、登はかけがえのない存在になっていきます。 | ||||
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藤沢周平さんの小説は、ほとんどを愛読しております。自身の人生指標とも言えます。 いつもありがとうございます。 | ||||
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回追うごとに登に成長が見え 読むのが楽しみになりました 読んでよかったです これはテレビのドラマでも見てはおりましたけど~ | ||||
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藤沢周平の作品は時代を超えて、人間の感情、に訴えるものがあります。 この作品もいつか、NHKの時代劇での放送を期待します。 | ||||
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本の状態はとても良かったです。特に表紙は新品のようでした。中に少し、シミが有りましたが気にならない程度でした。 | ||||
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いつものことながら、最後まで気持ちよくお取引できました。ただ、マーケットプレース店は配送状況の確認ができないのが残念。 | ||||
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シリーズで読みましたが、大変面白かったです。やはり、藤沢周平は面白いです。 | ||||
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娘の命を救ってくれたお礼にと、登に情報提供した男が牢の中で殺された。その情報とは、 一家七人を皆殺しにして金を奪った黒雲の銀次に関するものだった。誰が殺したのか? 登が怪しいとにらんだ男の女房は、いとこのおちえの友だちのおあき!登はどう解決するのか? 「奈落のあおき」を含む6編の作品を収録。獄医立花登手控えシリーズ3。 人の善意を利用しようとするしたたかな女の話、情報提供した男をあっさりと始末する冷酷な 男の話、自分の素性を隠すために関係のない者の命を奪う男の話、親切そうな態度の裏に 恐ろしい心を隠し持つ男の話など、どの話もやりきれない思いがした。だが、どの話にも 悲劇を乗り越えて前向きに生きていこうとする人たちの姿も描かれていて、救われる思いもした。 まさにタイトルどおりの、愛憎が織りなす物語ばかりだ。最初から最後まで、飽きることなく 楽しめる作品だと思う。読後も満足♪ | ||||
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「獄医立花登」シリーズ第三作。デビュー作の初々しさに比べ随分成長した登の姿に驚かされるが、その正義感は相変わらず。囚人の様々な事情を通じて、捕り物帖の体裁で人間模様の機微を描くと言う作品の意匠も変らず、読む者を楽しませる。 「秋風の女」は女囚の真情の"ありか"に登も読者も闇に包まれる。上述したが、登の先輩獄医ぶりは板に付いたものだ。「白い骨」は男囚の哀れさが自然に伝わって来る。この二編は"情"に焦点を当てたものか。ストーリーの合間に挟まれる草花を中心とした風景描写もまるで登場人物の心理描写のようで秀逸。「みな殺し」は捕り物帖の体裁が最も整った骨太の作品で、登の活躍が楽しめる。「片割れ」は冒頭が巧み。登の居候先の叔父の家が舞台の一部になり、事件の進行と叔父の家の状況がクロスして描かれ、読者の興味を惹く。登の存在が叔父の家で段々と大きくなって行く様子が微笑ましい。"おちえ"との関係も気を持たせる。「奈落のおあき」は"おちえ"の昔仲間の"おあき"の悲哀がテーマ。登が必死に看病した幼児の一家の悲劇と"おあき"の悲劇が重層的に描かれる構成が見事。それでいて、ラストは両者に一筋の光明を与える点が作者の人柄だと思う。それにしても本作の登は良くモテる。「影法師」は女囚の看護から始まり、この女に係る謎の人物を試行錯誤の上に追う展開で、ミステリとしては一番の出来。最後までハラハラさせる。 獄医と言う設定も勿論巧いが、登を剣ではなく柔術の達人に設定している点も作者の手柄だと思う。字面だけでは無く、登の温和な性格を巧みに反映している。獄医名探偵の推理と活劇、人間模様の機微が味わえる贅沢な一作。 | ||||
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『獄医立花登手控え』の巻の参。登君ますます相手が悪くて強い奴になってきている。藤沢周平のストーリー・テラーとしての確かさは読み進むほどに確信になる。 登は『義』を重んじる。そして自ら正しいと感じれば一直線に進む。そこがいいのだ。 この巻では巻末でこの作品がテレビ・ドラマ化されたときのこと(1982年4月14日-9月29日全23回)を主役を演じた中井貴一が語っていてなかなか興味深い。ちえ役は宮崎美子だったようだ。 | ||||
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とても気になることがある。新谷弥助は、どうもワルイ連中とつきあっており、またその世界からなかなか抜け出せなくていたとき、弥助も様々な体験をしたはずである。ケンカに博打、色事とあったはずなのにそういったときのことには一言も触れられておらず、どうやら弥助は、道場で柔に打ち込んでいるらしいということが分かるのみである。 ここも、ひとつの短編として、十分読んでみたいと思うところである。 また、もうひとつ。おあきである。おあきと登はどうなったんだ!と本当に下衆の勘ぐりというか、野次馬根性というか、我ながら品がないと思いつつも気になって気になって仕方がない。 次回でこのシリーズは完結する。おあきと弥助の話は我々読者の想像力にゆだねられているのだろうか。 | ||||
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