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沈黙
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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全388件 1~20 1/20ページ
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相手に何かを伝える時、相手がどういう人なのかを知らなければいけません。 それが、宗教のように個人の世界観の根幹に関わるものであれば、なおさらです。 自分にとって何より大切なことでも、相手にとってはそうでないかもしれない。 そもそも、自分の大切なことが何なのかを自分自身もちゃんとわかっていないかもしれない。 そういう視点を持つ大切さを学べる物語でした。 | ||||
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以前読んだのですが、ふとまた読みたくなって購入しました。 踏み絵を踏むか、それとも踏まないか、どちらが正解なのでしょうか。 踏まないのが信仰でしょうが、踏んだ人がいたからキリスト教が残っているのでは? などと、様々な思いが頭を駆け巡ります。 踏み絵も所詮は偶像じゃん、踏んでもキリストは赦すのでは、などと思ったり。 | ||||
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神はついに言葉を放つ! いま宗教を異にする国同士の戦時下で宗教とは何か?を語りかけている遠藤周作(狐狸庵先生)の代表作は素晴らしかった。 | ||||
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重たかった。延々と続く閉塞感。どう考えてもバッドエンド。でも投げ出せませんでした。主人公が最後に一体どんな決断を下すのか。どう選択しても何かが失われる状況で、最後に彼が何を選び何を思うのか。この結末は確かに自分を変えたと思います。もちろん、いい方にです。 (ここからネタバレあり) 神は確かに存在し、私たちが助けを求めるときに、沈黙しているように見えても、そのとき神は私たちと共に苦しんでくださっている、決して傍観しているわけではない。そして信仰とは他人が自分の信仰をどう思うかということ以上に、自分が神をどう思うかが大切なのだと、そんな作者のメッセージを強く感じた作品でした。 | ||||
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遠藤周作の代表作。その内容と結末については賛否両論あるが、小説としては面白い。最後の文章はあまり読まれていないが、そこにこそ遠藤周作の意図が込められている。 | ||||
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書棚奥深く、二度読み。・・・さらに、もう一度? そだねぇー。 | ||||
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中学の時オカルトのようなこ様に思っていたのが今になってよくわかってよかったです | ||||
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無事に届きました。有難う御座いました。 | ||||
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新品を購入したものの、8年前の古本が送られてきた。 紙は茶色かかっていて、いかにも古本状態 | ||||
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こみ上げてくるものがありました。が、溢れ出てくるまでではありませんでした。読もう読もうと思っていて手をつけずにいて、ようよう。文章が意外に拙いですね。拙いというのが辛辣にすぎるというのであれば、たどたどしくぼそぼそと艶がないと言えばよいのか。ただし、それは主人公である宣教師の個性と捉えれば、似つかわしいとは申せましょう。キリスト教だとか、日本におけるキリスト教の受容のされ方、そこにおける日本の風土などの著者の解釈に、私は正直疑問をもちます。そういう捉え方もあろうが、それはまた一つの捉え方にすぎず。とはいえ作品の根幹であるわけですが。私が胸うたれ、熱くなった箇所は、宣教師が転ぶところですね。転ぶとは、もちろん転向すること。徹底して追い詰められ、そのなかで転向を決意するに及び、踏み絵をするわけです。徹底的に追い詰められ、それは徹底的な求道にも通じ、そこから見えてくる自分の素の姿。貧相で醜い様相。それを見ざるを得ず、受けいれざるを得ない。その軋みをあげるなかに、その火花に、私は光明を見るものです。それこそがハライソ(天国)でありましょう。いや、ハライソへと到る唯一の門。ひょっとすると地獄への門かもしれませんが。人が生きながら到達でき得るハライソであり地獄。人は誰しもに生きてその境地に到れるものではなく、そしてその境地一瞬で消え去さり持続するものではありませんが。それこそが生きる意味、醍醐味であろうと私は思うものなので、そういう意味で胸震えました。 | ||||
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キリスト教徒や司祭の迫害は、鬼気迫るようなもので、とても衝撃だった。朝から晩まで働いて、少しの芋しか食べれず、その人生が一生続く農民たちを思えば、神に救いを求めてしまう気持ちもすごくよく分かる。 ただこの本は、なぜ秀吉がキリスト教の迫害を行ったが書かれておらず、一方的に日本が悪のように書かれているのがよろしくない。あの時代には、キリスト教による日本人の人身売買や、有益な家畜を勝手に食すなどの、横暴な行為があったが故に、キリスト教を追放すると秀吉が決めていたのである。一見秀吉が悪に見えるが、先に害悪な行為を行ったのは、キリスト教側であり、秀吉の政策は妥当なものだといえる。だからこの本はもっと歴史的な背景を知ったうえでじゃないと、変な思想の偏りを招くような気がした。 加えて、キリスト教でも異教徒は沢山迫害されてたから、この話を読んでキリスト教が良い!みたいにはならないですね。 | ||||
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本はいい本ですが、アプリを導入するのは一言では言い尽くせない、買っても読めにくい。もっと操作を簡単にしてほしい。 | ||||
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かなり前に読みました。 原罪、律法というよりも、人間の哀しみや孤独を静かに受け容れてくれる母のような神を思い浮かべたことを記憶しています。 「イエスの生涯」も、著者のキリスト教象を理解する上で、とても参考になりました。 | ||||
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必読 | ||||
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ある状況下で人間がどう行動するかという視点では興味深い小説ではあるけれど、これがキリスト教と思い込むと誤解を招きます。キリスト教を含みアブラハムの宗教は偶像崇拝を禁止してしますから、踏み絵の像はただの彫刻でしかありません。踏んだって信者としてはやましいことは全くないのです。「踏み絵」についての各国語でかかれたWikipediaをgoogleで翻訳してみれば分かりますが、普通のキリスト教徒は棄教するくらいなら何で踏まないだろうて思っています。日本語のWikiでも初期ではキリシタンの発見に効果があった絵踏みも次第に「内面でキリスト教を信仰さえすればよい」という考えが広まって後期には必ずしも効果は上がらなかったと出ています。そういう背景があっての小説ですので、凄いフィクションですね。 | ||||
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読む前に祈りました。 「この書籍にあなたを見ることができますように」と。 カトリック信者である著者がどこまで神を知っておられたのかははっきりとはわかりませんが、神はこの書籍をも用いて、ご自身を表されていらっしゃることはわかりました。 主人公が窮地に立った時に聞いた声と、聖書で一番弟子ぺテロが主イエス・キリストから語られた愛の言葉が大きく重なり涙なしには読めない、もし自分が同じ立場ならどうするか、考えずにはおれませんでした。 今この時代、この平和な日本で信仰をしていること自体が再び起こる迫害の嵐の前の静けさということなのかも知れないと感じています。 | ||||
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「沈黙」という主題に立ち向かい続ける点で、ストイックなお話ですね。文章が巧緻というわけでもありませんが、濃厚で真っ直ぐな筋立てでした。 「歩行者の辿った道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには自分の目を用いなければならない」というショーペンハウアーのことばのように、同じ棄教への道を辿って同じ棄教者になっていくのは、惨めでもあり当然な姿でもあり、とても考えさせられます。 長崎の遠藤周作記念館は素晴らしいところに建っているようですね。本作との縁も深いようですので、一度行ってみたいとおもいました。 男・18歳 | ||||
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可哀想 | ||||
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迅速に届きました。ありがとうございます。 | ||||
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扱っているテーマ、そして筆力をもって表現されたリアリティは類をみない。 テーマは「弱者の神」。棄教した司祭である。ユダのように裏切るのに、それでも自分は弱いと自白するキチジローを許せるのか。 そして、丹念な取材によるリアリティ。匂いやうめきまでもが伝わってくる。 かなりサディスティックで特殊な状況だけれども、特殊な状況であるがゆに、突きつけられたものに真実性を感じることができる。 | ||||
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