悪の芽

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評判

悪の芽の評価:

3.33/5点 レビュー 30件。 B ランク

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平均点3.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1〜20 1/3ページ
No.56
(5pt)

読んで損はなし

夜想を読んだ時と同じような感動がありました。時間をおいてまた読みたい
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.55
(4pt)

衝撃的な失敗作か、刺激的な問題作か

結局、大量殺人事件を犯した動機やら理由はロクに解明されていなかった。他にも、手に負えなくなるほどエスカレートする小学生の虐めの実態、エリートサラリーマンのパニック障害が起きる状況など理解不能な点も多く、今回は全体的に準備不足だったのではないか、と推察される。衝撃的な失敗作か、刺激的な問題作か、意見が分かれそう。凡庸な問題提起(「善の芽」の必要性)で終わっているが、他の作品はどんなものなのか、著者に対する興味は未だ失われてはいない。今現在起きている事を、もう暫く著者と一緒に考えて行きたい気持ちがあるからだ。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.54
(2pt)

第二章末で断念しました

「エリート社員」の生活・人物像がステレオタイプ的で浅薄、元イジメっ子の「当時」と「今」の人物像が違いすぎる、といったように感じてしまい、共感できませんでした。両者それぞれに、人生の甘い酸いを年相応に経験してきたはずで、それなりに精神的な強さ(鈍感さ)や、ふてぶてしさも持ち合わせていたのでは、と思うだけに、ナイーブすぎる人物描写に違和感を持ちました。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.53
(3pt)

過去とは違う作品と理解する。

出だしで興味を引くが、著者が得意のミステリーというより、淡々と物語は進む。
正直、ぐいぐい引き込まれるストーリーではないので、こうした作風もある、と理解しないと読み進まない。
個人的には、やはり貫井徳郎ワールドの引き込まれる作品が良いと思う。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.52
(2pt)

心理描写が緩い

小説家には人並み外れた洞察力を期待しているが、この作品の心理描写は一般人レベルで物足りない。
良い本は重層的で、如何様にも読めるようになっているが、この本は想像力の欠如だけがテーマのよう。それにあまりに単純な倫理観で、社会の複雑性を全く反映できていないと思う。且つ、リアリティに欠けるので納得感がない。昔あだ名をつけたぐらいで病む人間が銀行で出世するのかな?と思う。大企業で出世する人間は多かれ少なかれ物事の捉え方のバランスが良いと思うので。
また本作は登場人物ごとに章立てされているのに、いつの間にか出てこなくなる人がいて、中途半端な描写で終わる。登場人物同士のつながりも薄い。
いつも翻訳のいわゆる古典ばかり読むので、久しぶりに読んだ小説の軽さに面食らった。
逆にあまり本を読まない人には、テーマも身近で読みやすくて良いかもしれない。それなりに続きも気になるし、ある程度は面白い。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.51
(2pt)

心理描写が緩い

小説家には人並み外れた洞察力を期待しているが、この作品の心理描写は一般人レベルで物足りない。
良い本は重層的で、如何様にも読めるようになっているが、この本は想像力の欠如だけがテーマのよう。それにあまりに単純な倫理観で、社会の複雑性を全く反映できていないと思う。且つ、リアリティに欠けるので納得感がない。昔あだ名をつけたぐらいで病む人間が銀行で出世するのかな?と思う。大企業で出世する人間は多かれ少なかれ物事の捉え方のバランスが良いと思うので。
また本作は登場人物ごとに章立てされているのに、いつの間にか出てこなくなる人がいて、中途半端な描写で終わる。登場人物同士のつながりも薄い。
いつも翻訳のいわゆる古典ばかり読むので、久しぶりに読んだ小説の軽さに面食らった。
逆にあまり本を読まない人には、テーマも身近で読みやすくて良いかもしれない。それなりに続きも気になるし、ある程度は面白い。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.50
(4pt)

想像力のない人が目立つよねという話

無差別大量殺人を犯してしまった動機を辿っていく話ではあるけど、テーマとしては原罪と想像力かなあと思う。

自分が過去にいじめをしていたことに対する反省の気持ちを持って事件を調べると言うと聞こえは良いけど、そこには自分は悪くないはずという気持ちが見え隠れする。世の中の人たちが求めてるからと思って事件やキャバクラに行くまでの動画を投稿することは自分の承認欲求を満たしたいという偽善にすぎない。
結局、自らの悪い部分、黒い部分を人は原罪として抱えていて、それらを隠し繕って、あるいは認識することもままならないまま生きている部分があるけれど、それと向き合うことなく、自分さえ良ければそれで良いと思う人は割と多い。そんな自分本位の想像力のない人間が、あることないことを都合の良いように解釈して満足いくように表明して、知らないうちに本人や周りの人を傷つけてしまうことがある。
キャバ嬢の子どもの病気の手術のために募金をするなんて馬鹿げていると思う人たちは、彼女がどういう人物でどういう生い立ちで、どうしてキャバ嬢にならなくてはならなかったのかは想像をしようともしない。ただキャバ嬢という記号で、子どもを性欲にかまけて産み落としてしまって父親に逃げられたから、まともな仕事にも就けずろくでもない人物だと決めつけられる。
そういう社会の想像力のなさ、自己責任論で済ませてしまう社会の無慈悲さに斎木は絶望した。犯行は確かに凶悪で、許されるはずはないが、彼を糾弾できる人は誰もいない。すべての人(と彼は少なくとも思った)が彼の犯行の動機で想像力のない社会に対する絶望感から彼は犯行を犯した。それこそ悪の芽は社会の側にあったんじゃないの?という話。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.49
(4pt)

想像力のない人が目立つよねという話

無差別大量殺人を犯してしまった動機を辿っていく話ではあるけど、テーマとしては原罪と想像力かなあと思う。

自分が過去にいじめをしていたことに対する反省の気持ちを持って事件を調べると言うと聞こえは良いけど、そこには自分は悪くないはずという気持ちが見え隠れする。世の中の人たちが求めてるからと思って事件やキャバクラに行くまでの動画を投稿することは自分の承認欲求を満たしたいという偽善にすぎない。
結局、自らの悪い部分、黒い部分を人は原罪として抱えていて、それらを隠し繕って、あるいは認識することもままならないまま生きている部分があるけれど、それと向き合うことなく、自分さえ良ければそれで良いと思う人は割と多い。そんな自分本位の想像力のない人間が、あることないことを都合の良いように解釈して満足いくように表明して、知らないうちに本人や周りの人を傷つけてしまうことがある。
キャバ嬢の子どもの病気の手術のために募金をするなんて馬鹿げていると思う人たちは、彼女がどういう人物でどういう生い立ちで、どうしてキャバ嬢にならなくてはならなかったのかは想像をしようともしない。ただキャバ嬢という記号で、子どもを性欲にかまけて産み落としてしまって父親に逃げられたから、まともな仕事にも就けずろくでもない人物だと決めつけられる。
そういう社会の想像力のなさ、自己責任論で済ませてしまう社会の無慈悲さに斎木は絶望した。犯行は確かに凶悪で、許されるはずはないが、彼を糾弾できる人は誰もいない。すべての人(と彼は少なくとも思った)が彼の犯行の動機で想像力のない社会に対する絶望感から彼は犯行を犯した。それこそ悪の芽は社会の側にあったんじゃないの?という話。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.48
(5pt)

憎しみを広げたくない,というメッセージ

読んでいて主人公ではないが、息苦しくなって読み進められなくなった。
 大量殺人事件で娘を失ったフルート奏者がいる。かけがいのない娘を失うが、40歳の犯人の親を訴えようとする他の遺族に反対して、私は犯人だけを憎んで憎しみを広げたくないですという。こんなふうに考えることができるのか、唖然とする。
 ところが、同じく娘を失った母親は主人公の銀行員が犯人をいじめた同級生であることを突き止める。犯人が死んで、存在しない以上、銀行員が間接的に娘を殺したと犯人と考え憎悪感をつのらせて社会的に抹殺することを考えている。しかし、憎しみを広げたくないというフルート奏者の言葉を聞いて、考えを改める。また唖然とする。しかし、この人達の崇高さに泣きたくなる
 息づかいが聞こえてくるようで著者の心理描写に感銘する。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.47
(5pt)

憎しみを広げたくない,というメッセージ

読んでいて主人公ではないが、息苦しくなって読み進められなくなった。
 大量殺人事件で娘を失ったフルート奏者がいる。かけがいのない娘を失うが、40歳の犯人の親を訴えようとする他の遺族に反対して、私は犯人だけを憎んで憎しみを広げたくないですという。こんなふうに考えることができるのか、唖然とする。
 ところが、同じく娘を失った母親は主人公の銀行員が犯人をいじめた同級生であることを突き止める。犯人が死んで、存在しない以上、銀行員が間接的に娘を殺したと犯人と考え憎悪感をつのらせて社会的に抹殺することを考えている。しかし、憎しみを広げたくないというフルート奏者の言葉を聞いて、考えを改める。また唖然とする。しかし、この人達の崇高さに泣きたくなる
 息づかいが聞こえてくるようで著者の心理描写に感銘する。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.46
(4pt)

愚行楽とかある男とか

ある人物を、いろんな人の視点で語らせる。すると、なんだか違う人物像が浮かび上がる的な展開。
今回は、犯罪者とマスコミ、このステレオタイプについて。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.45
(4pt)

愚行楽とかある男とか

ある人物を、いろんな人の視点で語らせる。すると、なんだか違う人物像が浮かび上がる的な展開。
今回は、犯罪者とマスコミ、このステレオタイプについて。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.44
(2pt)

安易で浅い

破綻もなければ絶望もないまま、主人公だけが一人で納得して救われる。
なんだコレ?(笑)
風呂敷の広げ方も小さいし、ましてや回収されない。おすすめしない。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.43
(2pt)

安易で浅い

破綻もなければ絶望もないまま、主人公だけが一人で納得して救われる。
なんだコレ?(笑)
風呂敷の広げ方も小さいし、ましてや回収されない。おすすめしない。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.42
(2pt)

挫折を知らず大人になると

作者は昔から愛読しています。今回は、犯人に焦点が当たる事が無く、登場人物も中途半端に退場し、中心人物が、自分の置かれている状況に耐えられず、病んでいく様が8割の内容になっており、途中で結末だけ読んでしまいました。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.41
(2pt)

挫折を知らず大人になると

作者は昔から愛読しています。今回は、犯人に焦点が当たる事が無く、登場人物も中途半端に退場し、中心人物が、自分の置かれている状況に耐えられず、病んでいく様が8割の内容になっており、途中で結末だけ読んでしまいました。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.40
(4pt)

弱肉強食の世界は動物の世界、人間なんだから、優しくありたい。

大手町の一流銀行に勤める安達周41歳。美しく賢い妻と二人の娘がいて順風満帆な人生を送ってきた。ある日アニメコンベンションの行列に火炎瓶を投げつける無差別大量殺人事件が起こる。犯人はその場で焼身自殺していたが、安達は犯人の名前を知って古い過去の記憶がよみがえってくる。小5の時二人は同級生だった。安達が犯人の斉木に「バイキン」とあだ名をつけたことで、斉木はみんなからいじめられ、数ヶ月後には不登校になっていたのだ。安達は自分のせいで斉木が大事件を起こしたのではないかと罪悪感に苛まれ、またマスコミがいじめを知って自分の家にやってくるのではと恐れるあまり、パニック障害になり会社に行けなくなる。安達は会社を休職して斉木の動機をさがす素人探偵をはじめる。       重いテーマではあるが主人公の安達の視点で色々な人に会い話を聞いていく過程が興味深く、飽きさせない。後半、「結論を出すにはページ数が足りないのではないか」と危惧したが、一応結論は出た。想像力の欠如は、日頃感じていたことであり、読書人口が減ったことにも関係しているのではと個人的に思う。この作品を読んだすべての人が、想像力、思いやり、優しさを取り戻してくれることを願います。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.39
(4pt)

弱肉強食の世界は動物の世界、人間なんだから、優しくありたい。

大手町の一流銀行に勤める安達周41歳。美しく賢い妻と二人の娘がいて順風満帆な人生を送ってきた。ある日アニメコンベンションの行列に火炎瓶を投げつける無差別大量殺人事件が起こる。犯人はその場で焼身自殺していたが、安達は犯人の名前を知って古い過去の記憶がよみがえってくる。小5の時二人は同級生だった。安達が犯人の斉木に「バイキン」とあだ名をつけたことで、斉木はみんなからいじめられ、数ヶ月後には不登校になっていたのだ。安達は自分のせいで斉木が大事件を起こしたのではないかと罪悪感に苛まれ、またマスコミがいじめを知って自分の家にやってくるのではと恐れるあまり、パニック障害になり会社に行けなくなる。安達は会社を休職して斉木の動機をさがす素人探偵をはじめる。       重いテーマではあるが主人公の安達の視点で色々な人に会い話を聞いていく過程が興味深く、飽きさせない。後半、「結論を出すにはページ数が足りないのではないか」と危惧したが、一応結論は出た。想像力の欠如は、日頃感じていたことであり、読書人口が減ったことにも関係しているのではと個人的に思う。この作品を読んだすべての人が、想像力、思いやり、優しさを取り戻してくれることを願います。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676
No.38
(4pt)

いつのまにか犯罪を引き起こす遠因を作っているかもしれない怖さ

大きなアニメコンベンションで起きた無差別殺人事件。犯人が自分の小学校の同級生であったことを
知るエリート銀行員の安達は、小学校時代に自分がその犯人である斎木におこなったいじめが
今回の無差別殺人の原因ではないのかという考えに慄く。彼は、それがゆえにパニック症候群を
患うが、何とか自分なりに今回の斎木の犯罪の背景と原因を探っていく。いじめ、SNS、ネット、
アニメファン、等々。この作品には現代日本の特徴的現象が詰め込まれている。それぞれがまさに
「悪の芽」になりうるという怖さ。そこには作者の現代社会への強い警鐘が聞こえてくるようだ。
これはミステリーかも知れないが、知らぬうちに悪の芽を育てていくかもしれない危うさへの
作者なりの強い現代社会批判であると私には思える。
悪の芽 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 悪の芽 (角川文庫)より
4041138744
No.37
(4pt)

いつのまにか犯罪を引き起こす遠因を作っているかもしれない怖さ

大きなアニメコンベンションで起きた無差別殺人事件。犯人が自分の小学校の同級生であったことを
知るエリート銀行員の安達は、小学校時代に自分がその犯人である斎木におこなったいじめが
今回の無差別殺人の原因ではないのかという考えに慄く。彼は、それがゆえにパニック症候群を
患うが、何とか自分なりに今回の斎木の犯罪の背景と原因を探っていく。いじめ、SNS、ネット、
アニメファン、等々。この作品には現代日本の特徴的現象が詰め込まれている。それぞれがまさに
「悪の芽」になりうるという怖さ。そこには作者の現代社会への強い警鐘が聞こえてくるようだ。
これはミステリーかも知れないが、知らぬうちに悪の芽を育てていくかもしれない危うさへの
作者なりの強い現代社会批判であると私には思える。
悪の芽 Amazon書評・レビュー: 悪の芽より
4041099676