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ファンクション7
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ファンクション7の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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北朝鮮との対話を重視する首相・ちょっと前には夢にも見ることのなかった機能が次々と付加されていく携帯電話・下野を恐れ対立陣営を経済犯に陥れようとする韓国政権と時局にぴったり一致した背景に驚き、またぼんやりと予感を感じながらも訪れた結末に涙が出ました。結局誰が主人公なのだろう?と別の意味で首を傾げるほど色濃く描き出された登場人物たちの人生に最初から最後まで本当に惹きつけられました。南北分断を直に知る年代の方々から待受画面に現れる韓流スターのロケ地しか知らない 私のようなOLまでそれぞれの胸にさまざまな感動を残してくれる一冊だと思います。日本から一番近い兄弟国であるそれぞれの国が本当の平和にたどり着くことを願ってやみません。作者の本はデビュー作から拝読しています。もちろんデビュー作もよかったので今回この本にめぐり合えたのですが、また格段に素晴らしい作品でした。近日中に次回作品を期待しています。それまでは家族の絆に触れたとき、民族とはなんだろう?と思ったとき、拉致問題が解決に一歩進んだとき、折に触れて繰り返し読みたいと思います。 | ||||
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やや厚めの小説だが、読み始めると最後まで一気に読めてしまう。それくらい緊迫感のあるストーリーと巧みな筋立て作りがなされている。特に後半部の展開は圧巻で、ラストシーンは胸が熱くなる。それに人物造型がよく、特に半世紀前に妹と生き別れた韓国の大手IT企業社長、北朝鮮の拉致問題について発言してエリートの座を追われた日銀元局長、陰のある北のテロリストの3人のキャラクターはとても魅力的だ。作者のことはよく知らないが、まだデビュー間もない作家らしいのに、構想力の大きさと物語作りのうまさは抜群だ。今後さらなる傑作を期待したい。 | ||||
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