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暗黒自治区



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暗黒自治区の評価: 3.42/5点 レビュー 19件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(4pt)

舞台は自由が奪われた監視社会の日本

舞台は隣国中国に支配され架空の日本。そして、街の至る所にカメラが設置された監視社会の日本。日本という国家はすでに消滅してしまっている。以前よりもさらに監視の目が厳しくなっている現在の中国社会が頭の中に浮かんでくる。読み始めてしばらくは、和族、国連と中国の分割統治など少し設定がわかりづらいところもあったが、逃走劇、銃撃戦の場面あたりから時間を忘れて一気に読み進めてしまう。まるでアクション映画のような展開である。主人公の雑賀と佐野由香が実は血のつながった父と娘だったという人間味あるストーリーも面白い。物語の最後が少しあっさりした終わり方だったのは残念である。
【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.11:
(4pt)

一世代前のアクション小説

文体や人物造形など、2000年代以前の小説のような雰囲気。面白く読んだ。
【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.10:
(4pt)

是非とも読んで下さい

ストリート展開、深いですよ。
是非とも読んでみてください。
【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.9:
(4pt)

最初は読みづらかったけど、、、

最初は読みづらくて内容がスッと頭に入ってこなかったが、気が付けばすっかり世界観にハマってた。
日本列島や和族は国連や中国に分割統治ているなど設定が色々とマニアック。銃撃戦ドンパチも激しい逃亡アクション小説。
【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2021年・第19回『このミステリーがすごい! 大賞』文庫グランプリ受賞作】暗黒自治区 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.8:
(5pt)

世界観!

おもしろかった!次回作も待ち遠しいです。
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No.7:
(5pt)

リアルな近未来小説  日本人への警鐘

我が国が中共に侵略支配され、西日本が新疆ウイグル自治区ならぬ和族自治区になり、大量に移住してきたチャイニーズにより大和民族が民族浄化されている暗い近未来を描いたサスペンス。 

世界中で共産主義が猛威を揮った冷戦時代に青壮年時代を過ごしたポスト団塊世代までの人なら、この小説の舞台設定が、冷戦時代の東西ドイツとベルリンを模したものだとすぐ気が付く筈だ。Chineseによる「和族」迫害状況の描写は勿論、チベット、満蒙、新疆ウイグル自治区における民族浄化をモデルにしたものである。

ジョージ・オーウェルの近未来小説「1984年」に描かれた共産主義による監視弾圧社会が、約30年遅れで(オーウェルが想定した英米ではなく)14億の人口を擁するchinese continentにおいてほぼ現実のものになり、それどころか、更にナチスの上を行く民族浄化が周辺民族(殊にチベット、内蒙、ウイグル族)に対して行われている(満蒙については、完成したようだ)。 西蔵・回族・新疆(東トルキスタン)・満蒙に対する民族浄化が上手くいった(いっている)ことに味をしめ、続いて併行してKPCh(Die Kommunistische Partei Chinas)が触手を伸ばしたのが既に侵攻した南シナ海であり、大勢が決した香港であり、脅かしている台湾と沖縄であり、そしてKPChが狙う本命は、どう考えても沖縄本島と日本本土(全土)である。

彼らの「超限戦」は、日本本土においても既に半ば成功しかかっている。 なぜなら、トロイの木馬ならぬ「媚中」と称される裏切り者が日本国民のなかに(有体に言えば、我が国のエスタブリッシュメントである与野党政治家、霞が関・司法、財界、マスコミ・教育界に)、大量に存在するからだ。 毒饅頭を喰わされたか、あるいは自らカネ目当てで転んだのであろう。

本書は、小説としての完成度は他のレビューでも指摘されているとおり消化不良でイマイチだと感じたが、小説の形をとった中共への警鐘として読めば「いい出来」と言えるのではないだろうか。

【併読推薦書(私の書棚より)】
深田萌絵(著)ソーシャルメディアと経済戦争(扶桑社新書  2021/05/01)
門田隆将 (著)新・階級闘争論 ー暴走するメディア・SNS (WAC BUNKO   2021/4/27)
朝香 豊 (著)それでも習近平が中国経済を崩壊させる (WAC BUNKO  2021/3/12)
髙山 正之 (著)変見自在 コロナが教えてくれた大悪党 (新潮社 2021/1/27)
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No.6:
(5pt)

えげつないディストピア。

このミス大賞文庫グランプリ受賞作。
隣国に併合されてしまったという、ぜったいに考えたくもないパラレルワールドが広がる。
恐ろしく、えげつないディストピアだ。
自由が奪われた監視社会。
そんな世界観のなかで、隣国と日本の国民性、生活スタイルを痛烈に風刺している。
ストーリーはノワールな展開。
決死の逃避行のなかで、カーチェイスにガンアクション、格闘が満載。
銃のマニアックな解説をはじめ、マスクうんちくなど、こだわり感がある。
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No.5:
(5pt)

久々スピード感とスリルのあるワクワク小説

コロナ禍で中国の属国という設定に刑事と囚人のコンビ、逃走劇に銃撃戦と一気読みです。続編期待!!
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No.4:
(4pt)

ホワイダニット

独特の世界観やアクションシーンが目に付く本作だが、「このミス」なので当然推理小説の要素もある。
それはホワイダニット(なぜ、おこなったか)。登場人物はそれぞれの背景事情による考え方をもって行動している。特に主役2人の背景事情が分かった後は「なぜそのような行動をおこなったか」が分かり、主役の見え方も変わってくる。その頃には読者は、本作の世界と現実の世界が違っていても、受け入れられないようなルールの世界であっても、大切なものに変わりはないことを感じるのではないだろうか。
本作がデビュー作ということで、次の作品にも期待したい。
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No.3:
(4pt)

なんでそうなるか?

タブーを落ち破る着想と展開で楽しめました。大賞に匹敵する読み応えがありました。続編を期待します。
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No.2:
(4pt)

映画的なスリリングさ!

独特のテンポを持つ、映画的かつ写実的な作品。

キャラクターの細かな個性設定や、五感で表現する様々な描写を見ると、解説にもあったように、おそらく作者は相当な海外ミステリーやアクション小説ファンで、映画もかなりの本数を観てきた人だと思う。

映画的と書いたが、その分、脚本ぽい視点が数か所あるのも否めない。しかしそれも今後の作品でブラッシュアップするか、またはうまく利用していける作者だと思う。

武器の扱い、警察機構、地政学など情報量も豊富で面白いので、再読してみたい。
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No.1:
(4pt)

安穏とした日本を待ち受ける現実?

「このミステリーがすごい!」の文庫グランプリの作品という事で手に取ってみました。
舞台は隣国(中国)に支配された日本。その中でも国連暫定統治区である東京と隣国に支配された神奈川での一人の女性をめぐるハードボルド活劇である。新橋、横浜(伊勢佐木町、野毛という現在でもディープな地域)における追うものと追われるもののアクションシーン、支配地域における支配国の日常への変化の様子とそこで生活する人々の様子など細かな部分での描写がしつこくなくポイントを押さえた表現で記されている。
アクション映画を見ているような銃撃戦、カーチェイスも読みごたえ十分であった。
中国に支配されることなんかないさ!と思っていた自分の安穏とした気持ちは一気に筆者の世界に引き込まれることにより全てがいつ現実となってもおかしくないと感じるようになった。
小説内では隣国(中国)だけでなく倭国(日本)や国連暫定自治区(東京)にいる、メキシコ人など、それぞれの行動がそれぞれシニカルにディスられているが、その時々でニヤリとしてしまうディスり方であったのも本小説の良いスパイスになってる気がする。
ラストシーンでは次回作が期待できる余韻があり、とても楽しみである。次回作はもう少しボリュームをまして更に楽しめる時間を増やしていただきたい。
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