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(短編集)
心をつなぐスープカレー: スープ屋しずくの謎解き朝ごはん
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心をつなぐスープカレー: スープ屋しずくの謎解き朝ごはんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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無事何事も無く届きました | ||||
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ゆったりまったり | ||||
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いつものように定常運転されているのが心地よいシリーズです。早いものでこのシリーズも第6巻になりました。第1巻の発行が2014年ですから、あれから7年たった訳ですね。何回か書評を書かせていただいていますが、第6巻ということもあり、少し視点を変えて時間という観点から感想を書かせていただきます。 こういったシリーズものではよい意味でお定まりのメンバーがお定まりのストーリー展開をしていくのが魅力になっているのですが、だんだん巻数を重ねていくに従って問題になるのが“時間の経過”なんですね。皆さんジャンルは違いますが原尞という作家をご存じですか。「沢崎シリーズ」などといわれたハードボイルドシリーズの作者で、おそらくわが国で屈指のその領域のライターだったのではないかと思います。それが最終作になる『それまでの明日』で彼はその問題に突き当たります。何しろ初作『私が殺した少女』では誘拐犯人からの電話であちこちの公衆電話を引き回されるところから始まっていたものが、今や携帯電話など当り前で会議でもWEBがごく普通に行われるようになってしまいました。作者は主人公を時代遅れの探偵という設定にして何とか切り抜けましたが、結局それが最終作になってしまいました。『スープ屋しずく』ではそのままではありませんが、不自然にならない程度に時間の経過を物語にとりいれていますね。最後の場面、何か不自然な間合いが実は理恵と麻野とがWEBで連絡をとりあっていたいうところでお開きにするあたり、なかなか考えているなと思いました。 でも時間の経過を取り入れるということは別の意味でのリミテーションを設けることでもあります。理恵ももう32歳、麻野は40代後半、娘の露も来年は中学とのことです。理恵と麻野の関係もかなり煮詰まって来ているようですし、そろそろエンディングも近いのかな、などと考えさせられ名残惜しい気がします。しかし、この物語はまだ明らかにされていない謎がいくつか残っています。どんなふうにこの物語が大団円に向かうのか、もしくは持続していくのか、次回をまた楽しみにしています。 | ||||
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