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高校事変IX



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【この小説が収録されている参考書籍】
高校事変IX (角川文庫)

高校事変IXの評価: 4.27/5点 レビュー 26件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

重くて暗くてシリアス

今回は重くて暗い感じでした。でもその重くて暗い感じがいつもよりハードボイルドで嵌まりました。
兄弟姉妹は出てこなくて、結衣一人です。田代勇次の方も仲間はほとんどいません。一冊丸々かけて2人の対決だけです。場所も川崎市から都内、武蔵小杉と限定されてます。
その暗くて深い雰囲気がシリアスでいいです。今までで言うと2巻に近いかもしれません。最近のより最初の頃の結衣に戻った感じです。特に最初は随分混乱してる内面描写だなと思っていたら熱が出ていると分かります。
反出生主義、生まれてこなきゃ良かったという哲学。勇次を殺したい程憎んでいても、和美先生への勇次の思いに、結衣は少し同情してたのでしょう。孤独な自分と重なるとか、その辺の静かな描写が今回はうまいです。
決着はなるようになる感じですが感動的でした。棺からの復活みたいな印象の武蔵小杉高校の場面、最後の教室がなんかすごく爽やかに感じました。
高校事変IX (角川文庫)Amazon書評・レビュー:高校事変IX (角川文庫)より
4041108349

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