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未来からの脱出
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未来からの脱出の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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中盤過ぎで読むのをやめました。 物語序盤の施設の秘密は暴いていく過程は良かったです。主人公たちが高齢者と言うのも自分としては新鮮でした。 ただ、途中でいくつかの点で我慢ができなくなり読むのをやめました。 ・長すぎる心情の独白。登場人物があれやこれやと悩むのですが、考えをつらつら書いているだけで、物語としては一切進んでいません。その上キャラクターが記号的なので、この独白から性格を推測することもできません。単なるページ稼ぎにしか思えない。 ・登場人物間の会話の無味乾燥さ。キャラクターが記号的と言うのもあり、登場人物間の会話が展開を進めるためだけの無味乾燥な会話です。 ・キャラクターが記号的。本来であれば、キャラクターごとに考え方やポリシー、性格が異なっており、そういったものを会話の端々などから自然に読み取らせるのが小説家だと思いますが、皆同じような会話しかしない上に、キャラクター付けをある1人の登場人物の考えとして説明させてしまっています。まるで地の分の設定説明を聞いているような気分になりました。 ・中盤以降の説明的描写の数々。特に中盤以降になるのですが、世界観やテクノロジーの説明等が続きます。1つ上の指摘とも重なりますが、こうした説明は、登場人物の会話の端々や見える情景などから、間接的に読み取れるようにしてほしいのですが、この小説では、字の分でそのまま説明したり、キャラクターに説明をそのまま言わせたりしています。これでは興ざめです。あとテクノロジーに関する説明については、まるでウィキペディアを読んでいるような気持ちになりました。 物語を求める人にはお勧めしません。 | ||||
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sfは最後に纏めていくのがとても難しいものです。これもその点が解決されたとは思えませんが、でも面白かったです。 | ||||
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特に気になることろはありませんでした。 | ||||
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ネタバレなしに語るのは少し無理があるので既読の方だけ読んでください。 この作品はどんでん返し系の小説ではないけれど、やはりエピローグが大きく心に残るものではないでしょうか。 多くを語らず、しかし好奇心に促されるまま読み進めた本編とは違い、それぞれ読者がこのAIと人類の顛末を想像せずにはいられなくなる終わりでした。 サブロウが書き換えるのはおそらくロボット三原則ではなく人類の方なんでしょう。途方もない計画のように思えますが、全てをやり終えた後、人類のしがらみから解放されたエリザとサブロウの恋は実るのでしょうか? それは誰にもわからない。 | ||||
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爽やかな表紙とは違い内容はどちらかと言えば、SFホラーと言ったところ、グロテスクな表現もあり、後半ミステリーな展開も一部あります。 小林泰三のファンなら一度は読んでも良いと思います。 多少ネタバレになりますが、読み終わった後、映画CUBE ZEROを思い出しました。ラストは救いがある様な無い様な感じです。 | ||||
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主人公がまさかのおじいさんから始まるので出だしはぎょっとしたけど、小さな手がかりから分かっていく真実にページをめくる手が止まらなくなる。 最後は色々考えさせる終わり方でオチはしっかりしてほしかったかな〜。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 世界と人類の大きな選択.そして新たに生み出され,構築されていく基準や価値. 今から少し先の未来,少子化が招く『新世界』に起きていた驚きの事態と真実など, 設定や物語は悪くなかったのですが,会話が三文芝居レベルでとにかく目が滑ります. そのやり取りのあまりの薄っぺらさに,絶対に仕掛けの類だと思っていたのですが, 全く関係がないまま結末を迎えてしまい,読み終えた後にグッタリ来てしまいました. また,仲間の一人であるメカニック担当が,有能というよりただの便利屋扱いで, 何かあるたび,都合のいい道具や技術が出てくる様子は,会話同様に薄く感じます. そのため,世界はともかく,登場人物の顔が見えず,最後まで中に入れませんでした. | ||||
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ドックとかミッチとか 相変わらず素晴らしい個性。やり取りがいいですねー。こういうSFもっと読みたい | ||||
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作者の生前に発表された最後の作品だそうです。 そう思って読むからか、動作もままならず、記憶にも自信を持てないお年寄りを主人公たちには、作者自身は若くして(60歳前)にお亡くなりになったものの、闘病中の苦労が反映されているのかな?と、邪推してしまいました。 肝心のストーリーは、作者の狙いだとは思うのですが繰り返しが多く、終盤は破綻しているようにも思えます。短編もしくは中編の長さに詰め込んだら、面白くなったと思いますが、この長さだといささか間延びしてしまっているように思いました。 小林氏の作品を読むなら、ミステリファンなら「アリス殺し」、SFファンなら「αΩ」あたりが良いのではないでしょうか。 | ||||
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AIの安全規則を明示化したルールとして編み出された「ロボット三原則」は、その提唱から半世紀を経た今をもって未だに、我々人類が思い付いた最善策であると言える。 ニック・ボストロムやマックス・テグマークが指摘するように、様々な矛盾点があるにも関わらず。 その矛盾点を突き詰めて、ここまで想像を絶するディストピアを創造できる小林泰三は流石。 彼の著作の中でロボット三原則を扱ったものは、本作の他に短編集『天体の回転について』に収録されてる『灰色の車輪』がある。 そちらも面白いので未読の方には是非おすすめしたい。 最後に。 小林泰三先生、素晴らしい作品の数々を通して、私にSFの面白さを教えて下さり、ありがとうございました。 この先、先生の新作を手に取ることはもうないのだ、と思うととてつもなく寂しいです。 どうか、どうか安らかにお眠り下さい。 | ||||
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いつの間にか、謎の施設にいる自分に気づいた「サブロウ」。 至れりつくせりで快適な環境ではあるが、少し前の記憶もあやふやで、誰かに記憶を消されているかも…? 施設からの脱出を決意した「サブロウ」は、仲間になりうる人物を見極め始めます。 著者の得意な「噛み合わない会話」は少なめで、 主人公のモノローグを中心に語られていきます。 ありがちな設定のように見えますが、舞台は老人ホーム(のようなところ) 登場人物はほとんど老人です。 年寄りたちが、まるで青少年のように脱出計画を立てている絵面を想像すると、 それだけで違和感を覚えます。 違和感は形を変えてどんどん膨らんでいき、ついには…。 | ||||
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老人施設で生活を送るサブロウが自分に過去の記憶に不審な点があることから仲間3人とともに脱出を計画するお話。仲間はみんなクレバーで会話も読んでいて楽しかったですし、仲間の知恵や特技を使って脱出を図るストーリーもわくわくしました。 真実が明らかとなった世界は突飛なアイデアで相変わらず凄いなと思いましたが、確かに未来に起こり得るかもしれない可能性はあるのかな…と思うとちょっとぞっとしました。 | ||||
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老人ホームのような施設で平穏に暮らすサブロウだが、施設に暮らす前の記憶が一切思い出せず、何者かに監禁させていると疑い出し、施設からの脱出を企てる。 壮大なSFミステリだった。前半から中盤は、仲間たちとどうやって施設を脱出するか、相手を欺くかが楽しめた。中盤からは人間とAIの未来の話や施設の目的が明らかになっていき、終盤はどんな展開になるのかと読み応え満載だった。 未来の話は突飛なところもあったが、ロボット工学三原則や変異人類、超AIなど、素晴らしい創造力でよく考えられていたと思う。 | ||||
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世界設定や話は面白かった。ただ、登場人物が察しが良すぎ!すぐ事態把握しすぎ!まあその分テンポよく話が進むからよいのでしょうか・・・。小林さんの記憶に関するあれこれやぐちょどろ(今回はこれは少しかな)もありました。 | ||||
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著者の本はこちらが初めてです。表紙に惹かれ、脱出ゲームのような軽い話かな、と思って購入したら、予想と異なり、キレのあるSF作品でした。 読み始めたら、先の読めない展開にワクワクしながら一気に読み、一日で読了してしまいました!とても面白かったので、他の作品も読んでみたいです。 | ||||
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