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ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時
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ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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栞子も扉子も可愛い母娘ですが、恋人は無理です。肩の凝らない親しみやすい推理小説です。是非最初の作品から読んで下さい。はまります | ||||
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安定の読後感。 | ||||
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シリーズ9作目なので、マンネリになってないかと正直期待してなかったのですが、冒頭からニューキャラクターの女子高生扉子が登場し、最後にはギョッとさせる場面もあって脱帽! 新たな展開を予感させる第二シリーズに期待大ですね。 | ||||
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僕は、この作品が大好きで、鎌倉まで行きました。最初の方の題材に成った、洋館での展示会にも 行きました。この物語の、成り立ち言うかね、三上さんの描いたものが、見られて良かった。 そんな三上さんが、一度エンディングを書かれた、この物語の、続きを、栞子さんから、娘の扉子ちゃんに 託して、書いてみよう思わはったんやね。 この先、何作に成るのか判らへんけど、次も期待してます。 | ||||
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帯付きで新品のような綺麗な状態の本が届き嬉しいです。横溝正史の作品も好きなので楽しみながら読んでいます。雪割草は出版前に話題になり気になっていたのでそれを取り上げるのはさすが作者さんだなと思いました。扉子の成長も楽しみです。 | ||||
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小生、この文庫本で9冊目です。大輔と栞子の娘は母親似の記憶力抜群の高校生。古書の謎をどのように解いていくのが見ものです。調査を依頼され、母親栞子と父大輔の三人でどのように解決されるのでしょうか。手に取り読まれたらと思います。 | ||||
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横溝ファンではないけれど、楽しませて頂きました。終わったつもりでいたシリーズの再開!! 超嬉しいです。でも、いきなり先の時代の話しに、少し戸惑いも。また、まだ高校生の扉子の、祖母・母ゆずりの能力には、ちょっと怖いものすら感じてしまいます。これからは更に扉子周辺のお話しが展開していきそうな予感。楽しみに次作を待ちたいです。 | ||||
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ビブリア古書堂へ持ち込まれた新たな依頼。それは存在しない横溝正史の幻の作品『雪割草』が盗まれたので探してほしいというものだった。作品が実在するのかという謎に始まり、舞台もまさに金田一に登場しそうな旧家で、癖のある人物たちが因縁を紡ぐような濃い物語だった。謎の多くは解けるものの、解けなかった最後のピースを9年の時を経て埋めに行くという構成も上手い。中盤から読む手を止められなくなるね。ラストはなかなかにビター。彼らの繋がりもいずれは『雪割草』のようになれるのだろうか。9年は短い時間じゃない。 前回の扉子はあくまで物語の扉を開ける役目だったけど、今回からは少しずつ舞台へも立ち始める。時間の流れと扉子の成長をリンクさせて描くところもいいよね。本への愛着や好奇心に冴えわたる勘は親譲り。智恵子と栞子に親子としての因縁があるのと違って、孫という一歩置いた立場から扉子が智恵子とどう関わっていくのかは気になるところ。これからのシリーズでここがメインになってくるのかな? 横溝正史が様々なジャンルの書き手だということも初めて知った。ぼくは金田一の孫の方の物語はよく読んだり見たりしていたけど、肝心のじっちゃんの方は読んでこなかったので手に取ってみたくなった。横溝正史ファンはもちろん、未読の人も自然と作品に触れたくなる物語だよね。 | ||||
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唯一の欠点は筆が早くないことですが、クオリティは高止まりした上質推理小説です。 古書を軸に、依頼主の家庭(一族)の暗部を解き明かすメインストーリーに、主人公家庭のラスボス婆さんwが暗躍する主軸があるので、この多層構造を維持した筆致は見事です。 それだけ新作に時間がかかるのは仕方がないでしょう。 ただひとつ残念なのは、「結婚」を入籍と言い換える『間違った日本語の使い方』をしている点。 戦前の民法ならそうだけど、戦後の新民法では結婚と入籍は別です。 結婚は男女が結婚して、それぞれの親の戸籍から離脱して「新しい戸籍」を作ります。だから、どこの籍に入るわけでもない。新しい戸籍の筆頭者名の姓を、男女のどちらにするかの問題です。 そして現代の入籍とは「養子縁組」のこと。 役所に行って「入籍届ください」といったら、養子縁組ですか?と返されます。 結婚は結婚ですから、そのまま「結婚した」とか「婚姻した」とするべき。 | ||||
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三上延氏の『ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ (メディアワークス文庫)を読んだ。 (こんな内容)→シリーズ累計700万部の人気古書ミステリ、最新作は丸ごと「横溝正史」! ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。それは、この世に存在していないはずの本――横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。 どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。 深まる疑念と迷宮入りする事件。ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める――。 このシリーズはずっと読んでいる。フジテレビがドラマ化した時はちゃんと見た。「巨乳」(?)の設定だった古本屋の女主人をペチャパイ(?)女優がやっていたのにはガッカリしたものだったが‥‥。 ともあれ、横溝さんの幻の作品を「キーブック」にしてのお話。連作短編小説の形で、事件と事件がつながっていく。数年を経過しての物語で、新婚夫妻だった二人のもとに、母親似(?)の娘さんが生まれて、その子がらみでまた横溝事件が引き継がれてもいく。 謎解きに関しては、横溝小説やミステリファンというほどの知識はないので、なんとも判別しがたいが、こういう本は、読んでいる時、そこそこ面白く読めて、読み終わると、あらかたのストーリーも忘れてしまう‥のもまたよしかなと。 この本、人気商品だ。今朝見たら、某図書館(品川区)では、8冊も購入しているが、予約待ち人は81人もいる。一冊につき10人か‥‥。80番の人は年内見られない? こういった図書館に関して、著者や出版社はなにかを言いたくなるよね。とはいえ、僕もこの本は「古本屋」で購入したのだが。 | ||||
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古書堂の主役が変わっているのに驚きました。最後の落ちは続きを前提にしているので、爽快感はないです。 | ||||
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横溝正史へのオマージュ作品とも言える本書で取り上げられているのは「雪割草」と「獄門島」。 「雪割草」は、横溝作品唯一の「家庭小説」で、戦時中に新潟の新聞に連載されていたものだそうです。長らくその存在は忘れられており、全編の草稿が確認されたのは2017年。 「獄門島」は言わずと知れた金田一耕助シリーズでも名作の一つで、私も角川文庫シリーズを中学生の頃、夢中になって読んだことを思い出しました。ただ、「犬神家」や「八つ墓村」と違って今、そのストーリーには、確たる自信なしです。(苦笑) ・・・ミステリーの面白さは謎解きにある、 読者諸君も金田一探偵に負けないように謎を解いてみたまえ - 横溝正史 「獄門島」を通じて、扉子さんには圭ちゃんという親友ができ、シリーズIIでは二人が活躍しそうな予感です。ロンドンで古書店を経営している智恵子さんの影もちらり、ほらり。 本書読了後すぐにkindleで「獄門島」購入。 今、ワクワクしながら読んでいます。 扉子も圭ちゃんも同じようにワクワク、ドキドキしながら夢中になって読んでいたんだろうなぁ。 そんな姿を想像するだけで楽しくなりました。 | ||||
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「ビブリア古書堂の事件手帖」は、7巻全部読んでいたので、このシリーズはこれで終わりだろうと、思っていましたが、第2部が出たので、早速飛びつきました。 巻置くあたわずで、一気に読んでしまいました。相変わらずおもしろかったです。 ありがとうございました。 | ||||
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タイトルには扉子とついていますが、実質五浦と栞子の推理譚です。扉子はそれが記録されたノートを読んでいるだけ。 そして、唐突にやってくる祖母であり全ての元凶である智恵子からの闇への誘惑。 栞子ですら、五浦という助けがあって初めて対抗しえた智恵子に、まだ子供の扉子が何をできるでもなく、いいように操られつつ、古書界の闇を歓喜と共に渡り歩くようになりそうな、そんな予感がするのが痛々しいです。 人の家を訪れて会話しているだけなのに、全く飽きさせない文章力と構成力はさすがの安定感です。1冊全話が横溝がらみという横溝祭りになっている関係上、トリックはいささか古典的ですが、そこにつながる展開には圧倒されました。 ただ、正直、扉子の登場は、この作者にしては大失敗ではないかと、そんな気もします。 | ||||
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扉子が高校生って2028年くらいかな? うーん次も扉子の活躍はないのかも。 | ||||
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横溝正史幻の『雪割草』をめぐる古書ミステリー+扉子の古書『獄門島』買い取り時の紛失トラブルが挟まっています。ですが、他の方もおっしゃっているように、今回のお話はほんのとっかかりです。智恵子さんが表舞台に出てこない巻でしたから。でも、最後に智恵子さんの影が見え隠れして、いつもながら、なかなか不気味です。設定とはいえ、横溝正史の『獄門島』を読む小学生はなかなかいないと思いますし、紛失の際の推理はお母様譲りです。(正しくは祖母譲りか?)扉子ちゃんの成長を楽しみつつ、智恵子さんが絡むと後味が悪くなるのをどうにか扉子さんで明るくできたら面白いかも・・・というわけで☆4つです。 | ||||
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シリーズの中でこれまで何人もの著者が紹介されてきましたが、今回は横溝氏の著作を今まで読んだことがない、最初何を読めば良いのか分からないというブックレビューだと思います。 主人公が栞子さんと、大介さんと古書に関しては両極端の二人を登場させているのも、なかなか手の込んだ設定です。 横溝氏の著書を読んだことはありませんが、この辺りからなら・・という本を見つけることができました。 巻末の参考文献は本を読み始めるための貴重な資料です。 | ||||
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”上島家の墓地は鎌倉市街を見下ろす丘の中腹にある” 自分は、この一文で一気に引き込まれました。 今まで、ミステリではあるものの、現代劇で本につながる人間関係と、栞子さんの明瞭な”謎解き”が面白い本シリーズですが、この一文は今までにない本格ミステリ臭というか、暗雲立ち込める難題が待ち受ける雰囲気というか、それこそ、よれよれの和装にチューリップ帽をかぶった書生崩れが目に浮かぶ冒頭に期待が高まることでしょう。 作中は、雪割草に獄門島を挟み再度、雪割草と、解き明かされていく謎と、引き継がれていく想いが、鎌倉のある旧家を中心に描かれています。 そして、本作の主人公はⅠに引き続き、大輔くんと栞子さんが務めます。 扉子も作中はプロローグとエピローグが高校生、作中前半は出てこず(読み手として読者と同じ視点)、後半は小学生として出てきます。 彼女が主人公になれるのか、あるいは、次回も同じような展開になるのかはわかりませんが、今回の流れは見知った人たちが活躍するので、彼女の活躍を期待した人には肩透かしのような印象かもしれません。 ただ、周りの自分物がそろっていないだけのような様子でもあるので、今回の展開は、今までの展開も楽しめる上に、彼女がどんな主人公になっていくのか期待もできるので、自分は肯定的に受けとめています。(事実面白かったですし) 個人的な話かもしれませんが、作中に出てくる獄門島のレーベルは自分も学生時代、ファンタジーやSFに傾倒していたころによく読ませてもらっていたレーベルなので、少し懐かしい思いもしました。 あとがきで、作者の方が、横溝正史は長い間考えていた作家と書いている通り、冒頭を含め、色々と趣向が凝らしてある様子(自分は雰囲気でしかわかりませんが) あと、個人的にはエピローグとプロローグがつながっている構成は、見直して2度おいしいお得感がして大好きです。 ところで、エスパー魔美も古書なんですね。 自分が知るのはアニメ化によるコロコロコミックの再掲載版なんでしょうけども、この作品自体も、10年の月日が経って、掲載された内容を自分が読んでいたんだと知って、もしかして、作中との月日の流れとの関連で選ばれているのかとも…、考えすぎかなぁ。 | ||||
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本好きな人間の心を揺さぶる古書ミステリのシリーズ、私も毎回楽しみに愛読してるのだけど、満点評価をした事はない。純粋なミステリとしては読んでいないからかも知れない。 今巻は横溝正史ファンでもある私にはとても嬉しい内容だったけど、やはり満点評価はしない。ヒロインと確執のある母親、そしてその娘へと受け継がれる「本好き」な遺伝子が一つのテーマと思うが、それが決して良いことばかりではない、と言うネガティブな描き方が、私は苦手だ。40代になっても対人関係が苦手だが、純情さを保持して、夫をドキッとさせる魅力的なヒロインと、容姿も嗜好もソックリな娘には「代々受け継がれる負の遺伝子」を克服して欲しい。 | ||||
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若い時分、それこそ小学校高学年ぐらい からの横溝正史ファンです。 全作品蒐集して読み込む程ではないので ファンというには心苦しいのですが、 金田一耕助ものだけでなく 由利先生、少年ものから最近も 電子書籍の人形佐七を読み返したりしてます。 探偵小説でお気に入りは「本陣」「蝶々」 「黒猫亭」等です。 今回は横溝正史が主題ということで 本当に楽しく、かつ記憶が蘇ってきて 懐かしい感じで読めました。 ビブリア旧シリーズの江戸川乱歩の巻も 大好きなのですが、今回は個人的には あれと並ぶ傑作でした。 ネタバレ回避で内容には触れませんが、 ライトな人もヘビーな人も 横溝正史好きならオススメです。 過去と現在にまたがる構成から、 たぐった糸を巻き取るように伏線が 回収されるのが爽快です。 | ||||
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