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風の如く水の如く
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風の如く水の如くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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有名な物語であるが、視点を変え描かれているのが良かったですね。 | ||||
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「兵を挙げるには、大義名分が必用」。 読み始めたのが、ちょうど「今回の衆議院解散に大義はあるのか」と取りざたされていたときだったので、「大義とは…?」と考えてしまいました。 あとがきで著者は、「如水と家康の水面下での対決を軸とし、戦国武将の親子の情を織り交ぜながら、徳川幕藩体制のベールに隠された関ヶ原の謎に迫ろうと試みた」と述べていますが、如水と家康の研ぎ澄まされた怜悧な考察にはゾクゾクしました。 序盤・中盤は、次世代、黒田甲斐守長政や竹中丹後守重門(しげかど)、後藤又兵衛、細川忠興、そして、「論功行賞」を決定するための審問という大役を担った本多弥八郎正純(まさずみ)が物語を牽引します。 読解力に欠ける私は、今ひとつ「如水の天下取りの計略」の整理が付かず…もう一度、読んでみようと思います。 | ||||
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大河ドラマ『軍師官兵衛』を観てから、黒田官兵衛関連の小説を読み始めました。 本作では大河ドラマとは異なる色合いの官兵衛を読む事ができ、非常に興味深かったです。 徳川家康と黒田官兵衛、実際にはどんな関係だったのか?について思いを馳せながら 一気に読了させて頂きました。 個人的にはお勧めの作品です。 | ||||
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官兵衛に興味があり、読んだけど、関ケ原の戦いを違った観点からとらえており面白かった。 | ||||
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非常に面白かったです。 特に最後に本多直純が気付いた、家康・正信の秀逸な各打ち手には、非常に驚きました。 一つ一つの戦や政治的なイベントが絡まり合って、関ヶ原の戦いによる家康の天下統一がなされます。 このために行われた、家康の周到な準備と様々な状況に対処できるだけの打ち手には、感銘を受けました。 | ||||
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黒田官兵衛がらみの小説として、異色中の異色の作品です。 話は関ヶ原の際に起こした黒田の動きに対し謀反の疑いがあり、それを徳川が追及するという、戦国法廷闘争のような話です。 徳川側を代表する本田正純が検察側、謀反に加担したと追及される被告側に、黒田長政、竹中重門、又兵衛などなど、 参考人として細川忠興が登場し、虚虚実のやり取りを展開します。 これが非常に新しくなかなか面白い。 主役の一人である官兵衛がなかなか登場せず、最終章で満を持して正純との直接対決に出てくるシーンも非常に効果的。 関ヶ原の背景にあった様々な陰謀を非常に大規模なものにまとめ上げ、戦国ものを読み飽きた人にも新たな喜びをもたらしてくれる。 これは読む価値大。 | ||||
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全編緊張感に満ちていて、刊をおくあたわず、という感じだった。 関ヶ原の戦いは、規模の割に魅力がないと思っていたが、これを読んで解答を得た気がした。政治的駆け引きを面白く描くのはかなり難しいと思うが、見事にやりおおせている。 確かに、これならば家康の凄さが伝わってくる。黒田如水は巷間で言われるような淡白だったのではなく、家康の役者が上だと悟って隠居したのだろう。 何回も読み返したくなる、達人同士の将棋のような一冊だった。 | ||||
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関ヶ原戦後の論功行賞の中で徳川に対し秘かに裏切りを画策したとの疑いを持たれた黒田官兵衛、長政親子、竹中半兵衛の子重門、後藤又兵衛。 彼らを尋問する家康の参謀本多正純。 両者の心理戦を描いた異色歴史もの。 当時の東西両軍の関係を推察する上で興味深い作品ではあるものの、事実を覆すわけにはいかず、結局疑ってはみたもののこれといって劇的な何かが起こるわけではないところがちょっと物足りない気はします。 | ||||
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九州から天下を狙った黒田如水、最後の戦いを描いています キリシタンであった如水が徳川家の支配する天下を嫌って、 その阻止のために謀った様々な謀略を、関ヶ原の後に関わったであろう初大名に訊問することで 話を進めていきます 訊問によって、明らかになるようで・・ 最後に、訊問者である本田正純は「年若い石田光成が家康と如水に翻弄され、 敗れ去ったことが哀れにも思われる」とつぶやきます 家康が風、如水が水に例えているようですけど、私にはタヌキの家康、キツネの如水と思えて(^^) 羊毛フェルトで家康と如水を思い浮かべながら作ってみたりしました 楽しかったです(^^) | ||||
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来年(2014年)の大河ドラマが黒田官兵衛(如水)とのことで立て続けに彼の本を読んでいる。 これは三冊目。 本のタイトル中の『風』は家康、『水』は如水。 関ヶ原の合戦後、本田正純は家康の指令の下、評定審査のため各大名の取り調べを行う。 そこで出てきたのが、黒田長政の東軍への裏切りの疑い。 その調査を進めると出てきたものは。。。 それぞれのピースがずばり嵌り、これが事実ではと妙に納得させられる。 面白い! | ||||
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梱包自体は悪くはなかったですが、商品はまあまあと言うところでした。もう少し程度は良いと期待していましたので… | ||||
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関ヶ原の決戦のとき、遠く九州で黒田如水が兵を挙げ、ものすごい勢いで勢力を広めていたという。 戦いの末、勢力を拡大したというより、「黒田如水」の名前で降伏した武将も多かったとか。 そこから発想を得て、関ヶ原の戦いを仕掛けたのは、実は黒田如水でという壮大な物語だ。 ただ、黒田如水ファンとしては不満が残る。 作者の安部さんは、黒田如水のファンじゃないんじゃないかという点だ。 ファンなら、もっと魅力的に描くだろう。 この「風の如く 水の如く」に出てくる黒田如水は、ただの策士で且つ徳川家康よりスケールが小さい人。 いかん、いかん、そんなことじゃ。黒田如水は、史上最高の策士であってほしいのだから。 | ||||
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如水と本田正純の心理合戦がスリリング。正純による審問と関係大名の証言で物語が進んでいく点が新鮮。果たして如水は本当に天下を狙っていたのか!?黒田如水と長政、本多正信と正純、それぞれの親子間の葛藤も見所。 さほどページ数が多くはないが読み応えがあり、大河ドラマなど映像としても見てみたい作品だと思った(但し、軟弱な芸能人の学芸会ではない無骨なカンジで)。 同時代を描いた「関ヶ原連判状」と同時に読んでも混同しないほど面白い。如水も幽斎も戦国を行きぬいた来た老練なツワモノ。虎視眈々と天下を狙ってもフシギじゃないし、タダで徳川に天下を渡さない執念と気迫に舌を巻く。 | ||||
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おもしろい! 関ヶ原は納得がいかないことが多い。私には最大の謎は毛利の真意である。毛利の動きである。毛利の中途半端な動きである。この本は、それについてのひとつの解答である。黒田如水が息子長政に「なぜおまえは家康を殺さなかったのだ」と迫ったという話があるが、私にはそのこと自体が不思議だった。親の心、子は知らずとはよくいったもので、息子は親の心がまったく読めていなかった。頼りにしていた息子に裏切られたと父は思った。一方、家康は、息子秀忠を信じていなかった。凡庸な秀忠である。戦に遅延した。息子を信じていなかったからこそ、開戦に踏み切れたし、小早川の裏切りが絶対に必要だったのだ。壮大にして、勇壮な構想だ。 | ||||
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黒田如水は、関ヶ原の戦いが長引くと予想、 その間に九州を平定し、大坂城まで攻め上り、豊臣秀頼を立て、 関ヶ原の勝者と天下分け目の戦いをするつもりだったと言われている。 その一方で、関ヶ原の戦いは、 東軍に属していた如水の子・黒田長政の調略により小早川が寝返り、 西軍は総崩れとなったと言われている。 黒田如水が戦国時代屈指の策士だったことを考えれば、 この2つのエピソードの矛盾に納得がいかず、 どちらかが作り話だと思っていた。 しかし、この本の解釈に従うとつじつまが合う。 素晴らしいとしか言いようがない!! | ||||
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