天地に燦たり

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評判

天地に燦たりの評価:

4.17/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(5pt)

最後まで興味深く読めた。

倭・朝鮮・琉球の青年久高(ひさたか)と明鐘(めいしょう)と真一(まいち)の三人を描く。久高は島津家の重臣で勝つためにのみ生きる武士、明鐘は白丁ではあるが儒学を学び、戦に紛れ戸籍を焼き壮丁として生きる、真一は商人を装う官人で琉球を守る。それぞれの立場で命をかけ生きていく姿がうまく描写される。全編を通し、自分が「何のために生きるか」を考えさせてくれる。三国の特色と関係も歴史的にうまく示している。興味深く読め、とてもよかった。

「なあ、礼を知らぬ樺山(久高)よ」
棘のある言葉だが、洪(明鐘)の声は諭すような和やかさがあった。
「礼を説く大明国を目指し、礼を尊ぶ朝鮮国を攻め、礼を守る琉球国を獲る。この後、倭は、どこへ行くんだ」

最後のところで三人が出会う場面、とても印象に残るところだ。いろいろと考えさせてくれる。
天地に燦たり Amazon書評・レビュー: 天地に燦たりより
4163908706
No.7
(5pt)

最後まで興味深く読めた。

倭・朝鮮・琉球の青年久高(ひさたか)と明鐘(めいしょう)と真一(まいち)の三人を描く。久高は島津家の重臣で勝つためにのみ生きる武士、明鐘は白丁ではあるが儒学を学び、戦に紛れ戸籍を焼き壮丁として生きる、真一は商人を装う官人で琉球を守る。それぞれの立場で命をかけ生きていく姿がうまく描写される。全編を通し、自分が「何のために生きるか」を考えさせてくれる。三国の特色と関係も歴史的にうまく示している。興味深く読め、とてもよかった。

「なあ、礼を知らぬ樺山(久高)よ」
棘のある言葉だが、洪(明鐘)の声は諭すような和やかさがあった。
「礼を説く大明国を目指し、礼を尊ぶ朝鮮国を攻め、礼を守る琉球国を獲る。この後、倭は、どこへ行くんだ」

最後のところで三人が出会う場面、とても印象に残るところだ。いろいろと考えさせてくれる。
天地に燦たり (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 天地に燦たり (文春文庫)より
4167915073
No.6
(5pt)

近隣国を知る

朝鮮の制度、言葉、琉球の言葉などが詳しい。
天地に燦たり Amazon書評・レビュー: 天地に燦たりより
4163908706
No.5
(5pt)

近隣国を知る

朝鮮の制度、言葉、琉球の言葉などが詳しい。
天地に燦たり (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 天地に燦たり (文春文庫)より
4167915073
No.4
(5pt)

島津クラスタ必見

島津氏有力一門の子弟、朝鮮王朝の最下層白丁身分の若者、琉球王国下級官吏で朝鮮担当の密偵、3人の主人公が、異なる立場で儒教を学び「礼」とは何かを模索しながら、戦国末から近世初頭の戦乱を生き抜く様を描いた作品。根底に流れるのは「礼」とは何か?であろうが、とにかく戦闘シーンに迫力がある。無敵の島津勢の戦いをここまでリアルに描いたものはないだろう。特に朝鮮での戦闘シーンは必見。
個人的には、沖縄の歴史好きの方がこれをどう感じたのか、聞いてみたい。
天地に燦たり Amazon書評・レビュー: 天地に燦たりより
4163908706
No.3
(5pt)

島津クラスタ必見

島津氏有力一門の子弟、朝鮮王朝の最下層白丁身分の若者、琉球王国下級官吏で朝鮮担当の密偵、3人の主人公が、異なる立場で儒教を学び「礼」とは何かを模索しながら、戦国末から近世初頭の戦乱を生き抜く様を描いた作品。根底に流れるのは「礼」とは何か?であろうが、とにかく戦闘シーンに迫力がある。無敵の島津勢の戦いをここまでリアルに描いたものはないだろう。特に朝鮮での戦闘シーンは必見。
個人的には、沖縄の歴史好きの方がこれをどう感じたのか、聞いてみたい。
天地に燦たり (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 天地に燦たり (文春文庫)より
4167915073
No.2
(5pt)

みんな大好き!! 高橋紹運が出てくるよ!!(ひどい誤解を招くタイトル)

第一章だけだけどね!! というか、こんなレビューが一番槍でよろしいの!?
いやぁー、島津対大友。熱い、熱いよね。この九州地方の派遣争いは、戦国末期を避けて通れない熱さがありますよ。
そんな戦いの中、岩屋城で壮絶に討ち死にした紹運パッパが「王に仕えよ」とか、敵方の島津武士に言っちゃったからですよ。

王とはなんだ。人は王になれるのか。天地と参なることはできるのか。
そんなことをもんもんもん主人公の島津武士――大野七郎久高は考える。

戦国のキリングマシーン集団島津。けれども彼らにはちゃんとした心があった。
苦界の日々に、仏も神も信じられず、俺たちはなんなのだと久高は自問自答する。

今で言うところの自分探しですな。
まぁ、それは冗談として、誰だって一本筋の通った生きるための根拠を求めるのは、時代という荒波を生きる男の常。
彼は「高橋紹運」の残したその言葉の意味を追って、多くの経験を積み重ねていきます。

そして、時代はすでに決まっているもの。彼に待ち受ける運命もまた決まっている。
朝鮮出兵・琉球制圧。逃げ場のない戦場と戦いの中で、必死に彼はそれが何なのかを探し求める。
物語の最後の最後まで――。

一方、彼の周りに現れた、朝鮮人と琉球人。彼らもまた、自らの信じる王を求めてこの時代をうつろう。
時にこの三人が交差し、同じ王を求めながら、憎しみあい、拳を交え、あるいは談笑する。
そんなやり取りの果てに待っていた最後の結末は。
天地に参することが人はできるかは――。

本のタイトルでお察しください。

帯にある通り、礼に始まり礼に終わる話。
礼を知りたいと獣の生を駆け抜ける島津。
礼を知ってなお憎しみに突き動かされて戦場を行く朝鮮人。
そして、礼に生きると腹を括りながらも、礼に生きるとはなんなのかと自答する琉球人。
儒学はよくわかんないですけど、男たちが、生き方に悩み苦しみ、最後の最後まで何に殉じるのか、それを思い悩む姿は激熱です。
ちょっと漢語とか出されても難しいですしおすしとか言わずに、読んでみると意外と面白いですよ。
熱い戦国モノを読みたいのであれば、今はこれという作品です。
天地に燦たり Amazon書評・レビュー: 天地に燦たりより
4163908706
No.1
(5pt)

みんな大好き!! 高橋紹運が出てくるよ!!(ひどい誤解を招くタイトル)

第一章だけだけどね!! というか、こんなレビューが一番槍でよろしいの!?
いやぁー、島津対大友。熱い、熱いよね。この九州地方の派遣争いは、戦国末期を避けて通れない熱さがありますよ。
そんな戦いの中、岩屋城で壮絶に討ち死にした紹運パッパが「王に仕えよ」とか、敵方の島津武士に言っちゃったからですよ。

王とはなんだ。人は王になれるのか。天地と参なることはできるのか。
そんなことをもんもんもん主人公の島津武士――大野七郎久高は考える。

戦国のキリングマシーン集団島津。けれども彼らにはちゃんとした心があった。
苦界の日々に、仏も神も信じられず、俺たちはなんなのだと久高は自問自答する。

今で言うところの自分探しですな。
まぁ、それは冗談として、誰だって一本筋の通った生きるための根拠を求めるのは、時代という荒波を生きる男の常。
彼は「高橋紹運」の残したその言葉の意味を追って、多くの経験を積み重ねていきます。

そして、時代はすでに決まっているもの。彼に待ち受ける運命もまた決まっている。
朝鮮出兵・琉球制圧。逃げ場のない戦場と戦いの中で、必死に彼はそれが何なのかを探し求める。
物語の最後の最後まで――。

一方、彼の周りに現れた、朝鮮人と琉球人。彼らもまた、自らの信じる王を求めてこの時代をうつろう。
時にこの三人が交差し、同じ王を求めながら、憎しみあい、拳を交え、あるいは談笑する。
そんなやり取りの果てに待っていた最後の結末は。
天地に参することが人はできるかは――。

本のタイトルでお察しください。

帯にある通り、礼に始まり礼に終わる話。
礼を知りたいと獣の生を駆け抜ける島津。
礼を知ってなお憎しみに突き動かされて戦場を行く朝鮮人。
そして、礼に生きると腹を括りながらも、礼に生きるとはなんなのかと自答する琉球人。
儒学はよくわかんないですけど、男たちが、生き方に悩み苦しみ、最後の最後まで何に殉じるのか、それを思い悩む姿は激熱です。
ちょっと漢語とか出されても難しいですしおすしとか言わずに、読んでみると意外と面白いですよ。
熱い戦国モノを読みたいのであれば、今はこれという作品です。
天地に燦たり (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 天地に燦たり (文春文庫)より
4167915073