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慶事の魔: おれは一万石
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慶事の魔: おれは一万石の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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高岡藩井上家世子「正紀」は藩邸に居るのではなく、府内に出て家来衆と藩を守る様は、TV番組の「暴れん坊将軍」そのもの痛快です。(<(_ _)>画像、動画は苦手) | ||||
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久々に続けて読める時代物シリーズです。 これからの展開も期待しています。 | ||||
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相変わらず展開が早い 全てがちゃんとしてる、順を踏んでる あと言えば、江戸情緒とか特別に詳しい情報とかがないので、特別感は少ない | ||||
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今回は、正紀さんと親友の山野辺さんのおめでたい出来事があります。しかしそれを利用した謀に陥れられます。今回は、最後まで、策を弄した者たちが捕まるかどうかハラハラし通しでした。 八方塞がりのような中、生まれた子の姿に元気づけられる正紀さん。赤ん坊の吐き出す息を吸い込んで心を落ち着かせる姿に共感します。 一方で、武家の結婚は、好き嫌いの感情抜き、お家第一なのだと、改めて思いました。 それでも、許嫁の縫ってくれた首巻きに何度も手をやる山野辺さんや、許嫁が縫ってくれたと聞くなり、自分の首のあたりがすうすうする正紀さん、親友の許嫁の作った首巻きのことを伝えたら、そっけなく返事する京様など、主人公とそのごく近しい人達は人間味を感じさせてくれます。(負けず嫌いの京様、こっそり縫い物を練習してある日ふと手渡しそう…) 一方で、頼りになる徒士頭の青山、力持ちの供侍の植村、江戸家老の佐名木など、ほとんど、職務上の姿しか見えてこないのが残念でもあるし、各人の心の内を詳しく描けば、話がぼけてくるだろうなと思いました。 今回は、吉原の中の風景も出てくるけれど、高岡藩のような小藩にはほぼ無縁のところでしょう。 次の巻では、松平定信や松平信明の政策と小藩の生き残り経営方針が、いよいよ本格的にぶつかり、商業化した世の中を治める武家社会の矛盾が噴き出してきそうですが、一体どう描いていくのだろうかと非常に期待しています。 | ||||
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大変おもしろかった | ||||
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歴史に実在した主人公が非現実的・現代的に活躍する本シリーズも本作品で第十二作となった。刊行ペースも順調で本シリーズを楽しみに読んでいる同好の向きもたくさんおられるのだろうと喜ばしい。その上でだ十二作は第十一作の揺り返しのような内容だ。本シリーズの基本的な特徴をきちんと押さえつつ淡々と物語が進んだ。本シリーズの特徴を要約して提示しているような感じで第九作や第十作のような緊張感には今一つ欠ける印象もある。 しかし、それでも吉原の一番偉い花魁は「昼三つ」と呼ばれていたことなど、「江戸薀蓄」にも抜かりはない。さらにそれ以上に本第十二作で重要と思われるのは松平定信と松平信明の姿勢が改めて確認されているところだ。周知のようにこの「寛政の改革」グループは8代吉宗の改革を手本に封建秩序=支配層としての武士の権威の建て直しを目指し、農本主義的な政策を実施する。それに対して主人公らはより重商主義的な方策により藩財政の健全化を目指しているのだから、放っておけば両者がぶつからないはずがない。第六作あたりから「来るぞ、来るぞ」と煽られているように感じてしまう。 そもそも「徳川の平和」の下に国内の産業発展により海と川を駆使した流通体制が成立していることが本作品の舞台の基礎構造である。それゆえに徳川家を中心とした身分秩序=幕藩体制の内部矛盾そのものが本作品の物語を動かす動因となっている。地球の反対側ではフランス革命が迫ってきている。このような作品世界において天明の飢饉も一段落しいよいよ「寛政年間」に突入するところでこれからどうなるか?次巻は6月か7月か待ち遠しい。 | ||||
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