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クトゥルー・オペラ 邪神降臨
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クトゥルー・オペラ 邪神降臨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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良くも悪くも戦前戦後のジュヴナイル風怪獣小説であり異能バトルものの変型。 SFでよく、これこれこうした科学技術を持った異星人が地球に降りた結果、神と呼ばれたと云う設定のものが有り、映画の「プレデター」などもこれに当たる。本作もそのタイプ。こう云う生物が宇宙から来た邪神としてLovecraftの作品に記されたと云うもので、魔術等は一切登場せず、その能力はあくまで地球の物理学の範囲内に納まっており、それをどう攻略するかと云った辺りで異能バトルしている。尚、キャラクター描写は古く、少年少女達は大した葛藤も無く命がけの戦いに身を投じ、彼等の身を案じる親達についても通り一遍の描写しかない。そして友人達との別れは一切無く、当然、恋愛場面なども無い。又、少年少女達には仲間意識は有るが、ラノベや漫画等で見られる様な熱い友情に迄は発展しない。従って、人間ドラマも無い。この辺りの感覚は戦前戦後のジュヴナイル冒険小説によく見られるもので、今日なら、アクションゲームのノベライズ風と云った感じかも知れない。 こんなのクトゥルートン輪の邪神なんかじゃないと想う人には、サイボーグ009で神々の名を持つサイボーグが敵として出て来る話が有ったが、そこでこの神の名を持つ敵は神話に合わせているならどの様な能力を持っているのか、と云う楽しみ方が出来たので、その楽しみ方をお勧めする。そうすれば本作を楽しめる・・・・・・・・・・・・・かも知れない。保証はしないが。 尚、本作の邪神等の設定については青心社の「クトゥルー 闇の黙示録」を利用している様だ。 | ||||
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