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殺す



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺す (海外文学セレクション)

殺すの評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

愛情も専横すれば、

負の独裁力となる。人の成長には毒やバイ菌の力も必要という視点は「病理社会の心理学」シリーズの系譜上に位置。
殺す (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:殺す (海外文学セレクション)より
4488016200
No.4:
(4pt)

我々の将来を暗示

監視カメラと優しい、行き届きすぎる両親により育てられた子供たちの驚愕の衝動が表現されている。
マスコミや様々な映像の影響で人の命自体が軽くなりつつあるこの現代社会において、我々の心の奥底には同じような願望が潜んでいるのではないかということを考えさせられた。
それは人間が本来もつ野生の本能をどのように処理していくべきかということにもつながっていく。
うまく処理できないとこの小説で書かれたような事件が起きるであろうということが予想できる。
殺す (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:殺す (海外文学セレクション)より
4488016200
No.3:
(5pt)

ある寓話

「強風世界」や「結晶世界」の飛翔するようなイメージの広がりはここにはない。

だがこの寓話的な書の示唆する世界は確実に我々の目前に、周囲にある。

戦慄すべき予言性と優れたリーダビリティがいつもながら両立されている。

やはりバラード畏怖すべし。
殺す (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:殺す (海外文学セレクション)より
4488016200
No.2:
(5pt)

やさしさという独裁

大分前に出版された本。バラードを読むのは『コカイン・ナイト』以来。
短い小説で、淡々と大量殺人についての衝撃的な事実が明らかになっていく。
『コカイン・ナイト』もこの小説と同じような、監視カメラに囲まれた清潔な街を襲う悲劇を描いている。
この小説の中で語られる言葉に「やさしさという独裁」というものがある。現代国家の状況をよく表しているのではないか。
殺す (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:殺す (海外文学セレクション)より
4488016200
No.1:
(4pt)

テンポのいい作品です

バラードとしては少し軽め(?)の小説かもしれません。でも、その言わんとする所は実に鋭く真実を突いています。ミステリー仕立てですが決してミステリーではありません。面白くて一気に読んでしまいました。
殺す (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:殺す (海外文学セレクション)より
4488016200

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