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(短編集)
罪の名前
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罪の名前の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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5か月前に木原音瀬さんを知り、文庫を中心に7冊一気に読んだ者です。 短編集は初めてでしたが、期待を裏切らず読み応えのあるものばかりでした。 どの作品も印象深いですが、「虫食い」の破壊力は強烈です。 き、気持ち悪い…のに、目が吸い寄せられてしまいます。 生理的にも道徳的にも(?)アカンアカンと思うのに、その光景(文章?)から目が離せないのです。 まさに耽美とグロは紙一重。 高度できわどい芸術的作品は読者を選ぶでしょうが、世に出していただけてよかったです。 | ||||
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木原音瀬のファンなので結構読んでいますがこれは後味がかなり悪いです。たしかに彼女の作品にはエグいものも多いですが短編だからか救いがなく、ちょっと辛いです。でも読ませる力は相変わらず。どんどん引き込まれてしまいます。 | ||||
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木原音瀬のBL作品が大好きだったので購入。4編のうち「虫食い」は、人物描写といい、話の落とし所といい、これは絶対に木原音瀬にしか書けない話だなと思いました。他三編もよかったですが…特に「虫食い」はこの作品じゃないと味わえないような感覚があった上、完成度も高い。 木原先生は恋愛関係の落とし所や決着のつけ方が超秀逸な作家だと思うのですが、一般書籍ではそこがメインじゃなくてもよいので、これからもこういった一般小説を書いていけば新境地が見えるのでは…という期待をしてしまいます。 「ラブセメタリー」も面白かったので、木原先生ははこれからもこういった作品をたくさん書いて色んな表情を見せて欲しいです。 (もちろんBL作品も今まで通り書き続けて欲しいです!) | ||||
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気味の悪い人間ばかりをあつめた短編集。 唯一、兄弟間の愛と確執を描いたモノだけBLっぽかったですが、ほぼ一般小説で、どれもよんでて胸くそ悪い話ばかりでした。 読み返すことはなかろう。 でも、どれも芥川賞候補になっておかしくないクオリティだったように思います。 高尚なお文学な臭いがいたしました。 | ||||
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生々しい巧みな心情描写、木原節が炸裂した文章強く惹きつけられました! しかし、ミーナ、罪と罰はサイコパスについての話で他の作家さんも書くことが多いテーマで木原さんである必要はないなと感じました。 消えるは、主人公の(男)が弟に向ける歪んだ愛の話で木原さんHOMEを彷彿させる内容でした。切なさ、おぞましさ、歪み、木原さんっぽいと感じさせるような内容では確実にあるのにBLとは言えない。新感覚でした。読後感も不思議な感じで、読み終わった後も余韻が残る話でした! 虫食いは、すごく描写が生々しくて印象に残りました!とくに主人公がカエルや猫を味合うシーン。カエルの感触や猫のあたたかさが伝わってきてゾクゾクしました。それから、主人公が友達の指を舐め、欲情するシーン。友達の最後のセリフで主人公の捉え方と一般的な捉え方の違いを強く考えさせられました。ふつうとふつうじゃないは曖昧だなと。 全体的に面白く、飽きることなく読めました! しかし、私は木原さんのBLが読みたい!木原さんのBLは他の作家さんにはない文章力と巧みさとリアルさがあります!それを感じたいと思いました!あと、長編が読みたい! | ||||
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心になんも響かない形だけの小説が多い中で、木原音瀬先生の小説は、いつも私の心を抉ります。読み終わったあと、『なぜこんな話を書いた』と、呟くほどでした。特に最終話。これだけでもこの本を買って良かった。多分、一生忘れられない話になります。 | ||||
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どの話も最後は不完全燃焼が強い印象です。主人公たちがそれで幸せなら…。と静かに理解せざるお得ないお話だなと思いました。 善くも悪くもスッキリな「完結」を求めてる人にはオススメできません。 でも、それが木原先生だと思いました。 | ||||
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木原さん作品好きですが、今回はそこまでヒットしませんでした。。すみません。 BLではない作品は、他作家さんと比べるとそこまで飛び抜けておもしろいという感じはしません。 虫を食べる話は好きでしたが、もうすこしボリュームが欲しかったです。 BL小説で文章力を発揮している物語の方が、私は好きです。 | ||||
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前作のラブセメタリーが小児愛の話で、幼い子供を持つ私は読むのが本当に嫌で嫌で仕方なかったんですが、箱の中で木原先生を知り、箱の中や檻の外、脆弱な詐欺師が本当に大好きだし読んで良かった、木原先生と同じ時代に生まれてこれて良かったと心から思っている木原ファンの一人として、やはり木原先生の作品を1冊だけでも読まないという選択は出来ず、渋々ラブセメタリーを読んだんです。実際、読んでみたら▪▪▪。本当にグイグイ引き込まれて、何が秀逸って、あんなにドロドロ生臭い内容なのに、ラストの終わり方が、ある意味シュールで物凄く良かったんですよ!あの小児愛の真髄を書いた物語に、あのラストって本当に木原先生以外、誰も思い付かないと思うし、私あのラストがなんか良い意味で少し軽妙で、誰かとあのラストについて熱く語り合いたいくらい好きな終わり方でした(笑)▪▪▪って、ごめんなさい!罪の名前のレビューを書かなきゃダメですよね!1番好きな作品は虫食いです。私、虫全般、本っ当にもうダメで苦手で、読む前からタイトルからして読むのが嫌で仕方なかったんですが、いざ読んでみると1番、愛を感じる作品でした!他の3篇が人間の怖さを剥き出しにして、これでもかとさらけ出しているから、余計に虫食いという作品に愛を感じました。猫が大好きな自分なので、確かに猫が食べる描写は驚きましたが、それだって憎いとか殺意ではなく、[もう自分の力では守れない!だったらいっその事、自分が食べて愛する者の血肉を自分の体内に取り込もう]と捉える事が出来て、なんか究極の愛を感じました。ラストの隼人と日向のシーンも物凄く好きで、他の3篇が恐ろしい終わり方ばかりだったので、私だけの見解かもしれませんが虫食いのラストは凄く愛情深いシーンに感じました▪▪▪。なにより読後感を考えて木原先生が、ある意味愛情いっぱいの虫食いを、この本の最後に(4番目に)もってきて下さった事に感謝したいですし、木原先生の読者に対する思いやりを感じました!この本の感想、私はもっともっと沢山の方の意見を聞きたいので、一人でも多くの方にレビューを書いて欲しいです!皆様、宜しくお願いします! | ||||
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文章力がずば抜けて素晴らしい作家さんだと思います。BLの時は無理やり物語を進めていた所も時々有ったような感じもしましたが、これは書きたい事をしっかりまとめて書かれていると思います。なので読者のページをめくる手も止まらず一気に読ませるような作品が多いのだと思います。特に最初の作品は私は本当に怖くて最後に向かう数ページ、手にじっとりと汗をかいていました。外見は同じ人間なのに、理解し難い人間じゃないような不気味さが漂っています。二話目目の兄弟のお話や、ミーナの話なども凄く面白かったです。ただ、最後の話…!これは私にはかなりキツイ話でした。虫やカエルはまだしも、私、猫が大好きなんです。本当に好きで、家にも猫を飼っていて、だから正直勘弁してほしい…。なので☆を引かせて頂きました。その部分において以外は、善も悪も表裏一体なんだなぁとか、価値観や見方が違えばどんな生き方も有りなのかな。とかは取り合えず納得はしています。 | ||||
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ネタバレせずに書くのがとても難しい作品。 でも先入観なしで読んで欲しい。でもこの衝撃を伝えたいジレンマ。 とにかく読んで欲しい。お約束事が多いBLよりも書きたいところだけに純粋にフォーカスが絞れてる分、ディープな木原ワールドが味わえた。 前作は苦手な小児愛要素があったので避けたけど、やっぱ買おうかなぁ…。 | ||||
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カバーを触れば、どんな中身なのか想像が出来て、期待を裏切らない作品でした。 | ||||
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木原音瀬ファンなら読んでほしい! 短編集です。BLでは無いお話もありますが、木原ワールド全開のお話もあります。 嘘に嘘を重ねて生きていく怖い展開のお話には、ぐいぐい引き込まれてしまいます。読み終えればやっぱり木原音瀬でした。 最後の「虫食い」これはBLなのか?とも考えてみたけど、これはこれでいいか!とも思いました。でもここに至るまでと、これからを妄想で補うのがBLファンかなぁ! | ||||
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