芽むしり仔撃ち

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評判

芽むしり仔撃ちの評価:

4.28/5点 レビュー 40件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 81〜87 5/5ページ
No.7
(5pt)

押し寄せるエネルギー

作者はこれを20台前半で書いたそうだが、すげえの一言。
ジトッとした描写が多い。それが重厚な印象をこの本に与える。
閉塞的な村、感化院の少年、疫病、脱走兵と戦時中特有の要素をふんだんに盛り込んでいるのに、戦争小説にとどまらずその範疇を大きく超越する。
感化院の少年達が取り残された村で抱く解放感、焦燥そして裏切り、友情、異性との交わりによる高揚感に重厚な印象が加わり、押し寄せるエネルギーに呑み込まれる。
この作品だけでなく、初期の大江健三郎の描く作品のパワーにはすげえの一言。
芽むしり仔撃ち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち (新潮文庫)より
4101126038
No.6
(4pt)

個人的感想

隙間はあれども決して逃げ切れない閉塞感が、戦時下の山村に追われた少年たちを中心に描かれています。あくまでも個人的にですが、大江氏の文章は誠に読みにくく感じます。ただそれは、五感や情景が一気に文章に盛り込まれているからだと考えます。読みながら切り張りされて状況を把握するのではなく、体感する速度で把握していく小説だと思います(体感ですから、あいまいな部分も出てくるはずです)。グイグイと物語世界に引き込まれていくのも、そういった文体によるものなのではないでしょうか。一見、細微な説明的文章も感覚を重視したものだと感じました。
芽むしり仔撃ち(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち(新潮文庫)より
B00IP4BYA8
No.5
(4pt)

個人的感想

隙間はあれども決して逃げ切れない閉塞感が、戦時下の山村に追われた少年たちを中心に描かれています。あくまでも個人的にですが、大江氏の文章は誠に読みにくく感じます。ただそれは、五感や情景が一気に文章に盛り込まれているからだと考えます。読みながら切り張りされて状況を把握するのではなく、体感する速度で把握していく小説だと思います(体感ですから、あいまいな部分も出てくるはずです)。グイグイと物語世界に引き込まれていくのも、そういった文体によるものなのではないでしょうか。一見、細微な説明的文章も感覚を重視したものだと感じました。
芽むしり仔撃ち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち (新潮文庫)より
4101126038
No.4
(5pt)

大江健三郎のすごさを改めて実感

人の傲慢さと利己的な部分をいやというほど見せ付けられた。
異形を拒み、卑しい者を排斥する、人の根幹から生まれる悲劇に怒りすら覚えた。
唯一、幼い兄弟がお互いを労わる絆に救済されるが、それも大人たちが彼らを懐柔しようとする狡猾さに踏みにじられる。
これらは、戦時下という特異な時代背景で生み出されるものなのだろうか。
殺伐とした現代にあっても、その考えは心の奥深くに息づいているように思えてならない。
ページ数は決して多くないが、非常に多くの疑問を読者に投げかける、大江作品の原点とも言える傑作である。
芽むしり仔撃ち(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち(新潮文庫)より
B00IP4BYA8
No.3
(5pt)

大江健三郎のすごさを改めて実感

人の傲慢さと利己的な部分をいやというほど見せ付けられた。
異形を拒み、卑しい者を排斥する、人の根幹から生まれる悲劇に怒りすら覚えた。
唯一、幼い兄弟がお互いを労わる絆に救済されるが、それも大人たちが彼らを懐柔しようとする狡猾さに踏みにじられる。
これらは、戦時下という特異な時代背景で生み出されるものなのだろうか。
殺伐とした現代にあっても、その考えは心の奥深くに息づいているように思えてならない。
ページ数は決して多くないが、非常に多くの疑問を読者に投げかける、大江作品の原点とも言える傑作である。
芽むしり仔撃ち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち (新潮文庫)より
4101126038
No.2
(5pt)

何が

前後して、中沢啓司のコミック「はだしのゲン」を読んだ。両作品とも言える事は、良心をもった人間と良心を持たない人間、それと無関心な人間、これらの人間で社会は構成されているのだと改めて実感した。迫害される人間の抵抗とはどうあるべきなのか?死と隣り合わせで抵抗する人間像に励まされるとともに、自分の生を振り返り、生きていく指針のようなものをつかんだようような気がする。「われわれは滅びさる存在なのかもしれない。しかし、抵抗しながら滅びようではないか」この言葉の意味を深く感じ取れる作品である。
芽むしり仔撃ち(新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち(新潮文庫)より
B00IP4BYA8
No.1
(5pt)

何が

前後して、中沢啓司のコミック「はだしのゲン」を読んだ。両作品とも言える事は、良心をもった人間と良心を持たない人間、それと無関心な人間、これらの人間で社会は構成されているのだと改めて実感した。迫害される人間の抵抗とはどうあるべきなのか?死と隣り合わせで抵抗する人間像に励まされるとともに、自分の生を振り返り、生きていく指針のようなものをつかんだようような気がする。「われわれは滅びさる存在なのかもしれない。しかし、抵抗しながら滅びようではないか」この言葉の意味を深く感じ取れる作品である。
芽むしり仔撃ち (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 芽むしり仔撃ち (新潮文庫)より
4101126038