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竜門の衛
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竜門の衛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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三田村元八郎は定町廻り同心。追い抜きざまに、知らぬ芸者伽羅に声を掛けられたところから本題に入る。元八郎の父順斎の隠居所から切迫した声が・・・・父順斎は太捨流の遣い手。父と元八郎は八つの影、忍を追い払う。吉宗の長子家重を継嗣にすべく、元八郎は大岡越前奉行の命で、桜町天皇の勅をスムーズに頂けるように京に向かう。阻もうとする田安宗武の命を受けた輩が襲う。どの様に展開することか???読んで見てね。 | ||||
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●始めに第2巻を読了してから本書を購読。主人公・元八郎の将来や柳橋芸者・伽羅の正体を先に知 っていて読むというのも、なぜか面白い。 初出が2001年と著者にとって初期の作品である。背景描写の地文が多く、最近の著作に比べ結構 なボリュームである(約500ページ)。意気込みと丁寧さがうかがえた。吉宗の息がかかった者の命 で京へ行き、問題解決に死力を尽くす・・・というストーリーは水城聡四郎の「聡四郎巡検譚」シリ ーズの原点であるようだ。 本書で興味が持てた点は、最終章で吉宗の愛妾竹姫の行く末が描かれていた事。「御広敷用人大奥 記録」では語られなかった点が明らかになっている。 | ||||
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時代背景がしっかりしていて、良かったです。 | ||||
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読み終わって清々しい気分です。斬り合いのシーンもお見事。最後に嬉しいオチと言うかご褒美に感動♡ | ||||
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将軍家見聞役シリーズは8-9月にかけて読む予定です。上田先生のシリーズはとても楽しく読めるので、今回の作品もとても期待しています。元八郎がどう活躍するのか楽しみたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 | ||||
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久しぶりに長編読んだ気持、でも、嫌な気分ではありませんでした。草臥れることも無く読み終わりました。 | ||||
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面白い! | ||||
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この本で初めて上田秀人氏の名を知り、以降、次々と出されたシリーズのほとんどを読んでいるが、この将軍家見聞役と奥右筆秘帳のシリーズが群を抜いた傑作だと思う。 奥右筆秘帳シリーズが、終盤に強くなり過ぎたキャラクターを持て余したことを考えると、その2のうちでも、将軍家見聞役シリーズが最高傑作だろう。 氏の作品の特徴は、歴史上の事実(とされている事象)と、氏の創作部分を上手に融合させて、まるで全部が史実の様にうまく読者をだましてくれることと、主人公に対して敵対する側、味方する側、ともに単純に善か悪かのツートーンではなく、それぞれの信念、悲哀を持つように描いていることが挙げられる。 最近の作品は、多作のせいか、一定の水準は保ちながらも、世間知らずの主人公、独り者の剣の師匠、ちょっと世間を知ったヒロインの組み合わせなど、ややパターン化した作品も目立つ。 ここで一度、充電期間をおいて、代表作となるようなものを出してもらいたいと願う。 | ||||
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最近は年のせいか若い時に読まなかったものを見聞きします そんな時に出会った一冊 オモシろかったでかす。 | ||||
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この作家に興味を持ちだした頃に、紹介を読み比べて、 この「三田村元八郎」シリーズが一番面白いのではないかと思った。 もちろん好みに合うかどうかというのが大きいのだが、 知っている4シリーズの中で、少なくとも1巻目を比べる限り、 やはりそのとおりだったと思っている。 デビュー作ではないにしても、これはシリーズものとしては最初の作品である。 しばしばデビュー作とか最初期の作品というのは、技術的には未完成だとしても 一番その作家らしさが出ていると感じられることが多くて興味深い。 この作品は、結末の書き方や題の付け方など考えると、 どうやらシリーズというのはまだ頭になかったようだが、 その分というべきか、いいものを書いてやろうという意欲が感じられて、 引き締まったいい作品になっていると思う。 およそ時代小説の魅力的な要素がオンパレードである。 今やこの作家のトレードマークである徳川裏面史とも言える政治的陰謀はもちろん、 剣の闘いにしても、剣豪やら忍びやら変わった武器やらも出てくるし、 主人公が同心なので江戸の話かと思えば後半は旅の道中になって京都まで行くし、 珍しく?軽いお色気まである。 なんといっても今回の魅力はしかし、構想と人物像ではないかと思った。 陰謀を扱うだけに構想にはいつも凝るだろうが、 本書はとくにプロットが綿密なものと感じられて、 思いがけない展開やら周到な伏線が楽しい。 また人物群も他のシリーズ以上に魅力的で、 元八郎が、ほかのもう一つ頼りない主人公に比べると大人なのも個人的にはいいと思ったし、 なかなかのクセモノであるその父親、謎の女柄谷行伽羅、 元相撲取りの貞五郎、京都の店の丁稚正吉、公家の伏見宮など、 いずれも人間としての味があっていい。 強いて言えば悪役がやや食い足りないだろうか。 たぶんシリーズとして構想されてないため話としては完結しているが、 それをシリーズ化していく際にどう処理していくのか、 そのへんの手際にも注目して次を読みたい。 | ||||
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構想が大きい、登場人物が起伏に富む、切れ味が鋭いなど、著者のこの後の作品群を予想させる力量の溢れる作品です。こってりとしたステーキを存分に食べた感触です。別のシリーズから著者を知りましたが、本作品は最高傑作のひとつではないでしょうか。 | ||||
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享保の改革で知られる第8代将軍徳川吉宗の時代、 時の南町奉行大岡越前に信頼された町方同心「三田村元八郎」が、時期将軍の後継者をめぐり、 幕府、朝廷内で暗躍する不逞の輩の陰謀を防ぐという設定。 主人公は剣の遣い手、 そして主人公を助けるのはめっぽう美人でちょっと怪しげな正体不明の芸者「伽羅」、 敵は忍者集団を利用し、幕府と朝廷内で権力を欲しいがままに操ろうとする幕閣や公家達。 正に時代小説の王道と言える。 第1巻最終章もきちっと読者が余韻に浸れる配慮がなされている。 続編を期待して読み進めたい。 | ||||
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帯のコピーに乗せられて初めて買った時代小説。随所でさりげなく、江戸時代の度量衡をメートル法に換算したり、八丁堀の町同心の日常を解説してくれていたりするのが、時代小説入門者には大変親切。会話と地の文の分量がほどよく、地の文はテンポよく進むので、一気に読んでしまいます。主人公の堅物ぶりに好感が持てます。主人公の父親・順斎もご隠居なのにカッコイイ。柳橋芸者・伽羅は謎めいていて、最後まで正体が気になります。この小説はクセになります(これを読んでいると江戸古地図もきっと欲しくなるはず)。読後感はさわやか。品がよくて面白くてためになる。三拍子そろった、どなたにもオススメできる1冊! | ||||
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