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産霊山秘録
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産霊山秘録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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表紙の3人が誰が誰やら分からずモヤモヤする。 | ||||
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ネタ元は、やはり大本と柳田邦夫ですかね。 | ||||
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まず本書の読み方が「むすびのやまひろく」というのを認識してからスタートしました。日本には本当にヒ一族 なる人達がいるんでは?と思わせてしまう技量はさすがです。本書に惚れこんで「石の血脈」も一気読みで、伝 説シリーズは勿論、他の作家の伝奇ロマン(伝奇SF)をうたう作品をも読み漁りました。しまいには、「日本の 神話」の書も読破した始末。 世の中にこんなに面白い小説があるなんて想像もしませんでした。 | ||||
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40余年前、学生時代に、夢中で読んだ記憶がよみがえりました。次は、妖星伝へ | ||||
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完全包装〜ラッピングもOKです〜希少高い本なのに〜低価格で入手出来感謝です。 | ||||
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本作品は、1973年に単行本として、発刊されたのが最初であるから、かれこれ40年近くも前に発表された物語となります。 しかしながら、今もって長編伝奇小説としての魅力は失われておらず、著者半村良の代表作にして、日本SFの傑作といっても良いでしょう。 本作品は、若い頃に読んだ記憶があり、オジサン化した現在、電子書籍で読み返したのですが、やはり格別な面白さは失われていませんでした。 基本的な物語設定としては、古来から日本には、<ヒ>と呼ばれる一族がいて、彼らは超能力を駆使して、日本の歴史の転換期に舞台裏で活躍してきた…というもの。 本作品で描かれる時代は、戦国時代に始まり、江戸時代、明治維新、第二次世界大戦、さらに戦後は、NASAの月面探査にも関わっていたという、スケールの大きな物語構成になっています。 架空の一族の暗躍という荒唐無稽な物語を面白くさせているのは、実際の歴史的な事件が、ヒ一族が活躍していたという大きな嘘をつくことで、あたかも本当のことのようにつじつまが合ってしまうところでしょう。 例えば、上の巻の「神説・本能寺」では、なぜ明智光秀が、織田信長に反旗を翻したのかが、よく分かります。 もしかすると、本当に隠された一族がいるのかもしれない――などと、フィクションだと承知はしていても、そう思わずにはいられない展開は、大変に見事としか言いようがありません。 なお、本作品は、歴史上の事件や人物が題材になっていますが、普通に学校で歴史を勉強していれば、十分に楽しめるものとなっています。 つまりそれだけ読みやすい作品だということです。 そんなところも、本作品が長く愛され続けている要因だと言えるでしょう。 決して忘れ去られることのない、歴史伝奇小説として、一読の価値はあると思います。 | ||||
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とてもはやい対応でとても楽しめました! また頼みたいと思います! | ||||
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登場人物に思い入れを持って読む者として、いまいちでした。 章ごとに時代が変わってしまうので、前章の主人公は過去の人として描かれるからです。それも不幸な最期が多くて・・・。 結局話をどこにもっていきたいのかもわかりませんし、ヒとはなんだったのか。 もう少しカタルシスがほしかったです。 | ||||
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絶版なのでここで入手できてよかったです。発送もスムーズでした。 | ||||
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歴史を振り返るときに、何が軸になるかというと、 それはその人の個人的な体験以外にないのかもしれない。 この本では、半村良が東京大空襲を、もっというと、 先の戦争をどういうふうに見ているか、という戦争観が、 全編を通して流れているように思う。 ただ、「そうか、半村さんは戦争をこう見ていたのか!」 と思うのは、この本の後半になってからで、それまでは、 歴史の表には出てこない「ヒ」の側から描いた壮大な物語 にただひたすら感心しながら読んでいるだけだった。 それが、後半、特に東京大空襲を描いたあたりで、 はっきりしてくるのではないかと思う。 「ヒ」というものに託したものが見えてきたあたりで、 半村良の反戦の意識がはっきりしてくる。 これが、えらくぐっときたところだ。 | ||||
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他の方のレビューにつられて読み始めたものの歴史の裏で歴史を作ってきた一族の話の、表舞台の流れがありきたりの史実をなぞるだけなので退屈で途中でやめてしまいました。この手の話は所詮大家と言われる歴史小説家の作品には太刀打ちできるものではありません。SF小説として見ても凄いと感心する点も見当たりません。最後まで読み通せばもっと面白くなるのでしょうか?購入して損したと初めて感じました。 | ||||
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読みました。月刊誌で 楽しみながらも いいけれど 一気に読むのも いいなと 思いました。 また、何年か 経ったら 読むと思います。 おもしろかった。少し、忘れてる部分もあったです。 | ||||
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異星人の子孫である事を匂わせた超能力者の一族の物語を戦国の世から現代に至る迄、歴史の隙間をうずめる形で書かれた連作風長篇。伝奇小説の、物語性ではなくアイデアに面白みを傾注させたものだが、アイデアが先走って物語がついて行っていない気がする。後の「妖星伝」に比べると落ち着きが足りない。 続編を書いて頂きたかった・・・ | ||||
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さすが半村良!いっきに読んでしまいました!ヒの一族の痛快な生き様にKO! | ||||
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最近(2014年6月)、本能寺の変の原因のうち、「四国説」の有力な証拠が発見されたとの報道がありましたが、この本を読むと、「<ヒ>一族」説が最も有力ではないかと思えてくるほど、<ヒ>一族がいると、時代の流れが、ピッタリとうまく収まってしまうような気がします。 惜しむらくは、もともと連作短編として書かれているため、数百年をこの分量でかくと、どうしても飛ばさなくてはいけない部分が多くなることで、坂本龍馬やトビワカなどは、それだけで1冊の長編になりそうなネタなのに、もう少し話を膨らませられなかったのだろうなと思い、非常に残念です。 | ||||
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ほんとに、この事実があったのではないかと思わせてくれます。 歴史の見方を、別の角度からみられると、こんなにも おもしろいものかとおもいました。 | ||||
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SFという体裁をとった実話何じゃないかとひそかに思っています。 それほどよくできた小説です。 昔読んだこの本をkindle版でまた購入しようと思います。 面白いよ~。 | ||||
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中学の頃に初めて読んだのですが、30年ぶりに読み直してみました。当時はわからなかった事や、気にもしていなかったことが、今読むと色々見えてきて半村良の凄さがわかった気になってます。 次は「太陽の世界」を読み返してみたいと思ってます。1月8日が待ちきれません。楽しみだなぁ~! | ||||
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辛口レビューの赤い靴下も、この本ばかりは参りました。 素晴らしいとしか言い様がありません。 ずっと古くに書かれた本なのにまるでこの数年に書かれた本のよう。 壮大なストーリーでありながら、核となる部分は一ミリのぶれなし。 沢山出てくる歴史上の人物が皆生き生きはつらつ、眼に浮かぶようです。 とにかく最高です。 オススメデス!! | ||||
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この本の面白さは他の方々が色々書いておいでなので、このテーマについてだけ書きます。 長編シリーズの「妖星伝」ではっきりと書かれているように、 この初期の半村良の傑作にもこのどうしようもないペシミズムの流れが現れています。 他の命を喰らい合わなければ生きていけない植物、動物、そして食物連鎖の頂点にいる「人間」という どうしようもなく醜い生き物。 ヒは明日の幸せを願って、平和を願って「芯の山」を探し続けるけど 「砂を食らい、何も身に着けられず、髪も目も鼻もない」ヒの女たちオシラサマたちは そういうヒの男たちを「いい気なものだ」と言い切ります。 そして、石、岩と砂だけの世界を「なんと美しいことよ」というのです。 半村良後期の作品に一つの解決法を記した「ガイア伝説」があります。 人間が「光合成」ができれば・・・ 「嘘屋」を自認していた半村良のこの必ず出てくる絶望的なテーマは「嘘」ではないでしょう。 春、花々が咲き乱れ、鳥が鳴き、木々は新芽を伸ばす「なんと醜い」とみる見方に私はいつもドキッとしてしまいます。 もちろん壮大なウソ噺大好き人間なので半村良の大ファンですが・・・人間を食らうのはウイルスか? 死んだら、火葬にもしないで、野原か海にでも投げ込んでもらって、私の体を微生物や土、海に住む生き物が食べてくれれば食物連鎖の輪は閉じて丸くなる・・・他の命を頂くばかりの人間の傲慢さが少しは薄れるのではないか・・・と願っています。 半村良…ただのSF伝奇ロマン作家じゃないです! そのどうしようもない星に生を受けたものたちを観る目は優しい、だから「人情噺」系も傑作です。 | ||||
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