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ゴミと罰
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ゴミと罰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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歴史小説作家から毛色の違うミステリー界へと踏み出したチャーチル女史のアガサ賞最優秀処女長編賞に輝く記念すべき第1作です。本書のタイトルは世界文学の名作「罪と罰」のもじりでして誰もがかなりふざけているなあという印象を持たれる事でしょうが、でも内容的にはちゃんとした堂々たる本格ミステリーになっていますのでご安心してお読み下さいね。今回私は本書を20年以上振りに再読したのですが、当時は今と比べてパソコンや携帯電話が普及していないだけで、それ以外の部分では全く古さを感じずに昔と同じく大いに楽しんで読めましたね。 7ヶ月前に夫を交通事故で亡くし思春期の息子と娘とまだ甘えん坊の次男の三人の子供と暮らす主婦ジェーンの慌しい一日が始まる。けれどその日は何時もの平穏が乱され何とお隣の親友シェリイ宅で雇いの掃除婦の絞殺死体が見つかったのだ。別の日に自らも掃除婦を頼んでいたジェーンは他人事ではないと考え日頃からミステリーをたくさん読んでいる経験を生かして素人探偵になり犯人捜査に乗り出すのだった。 本書の推理は主婦ならではの目線で見た経験が巧みに生かされており、家事の経験がない男ではまず気づかないだろうなと思える部分もあってすっかり感心させられました。伏線の張り方もお見事でフーダニットの技巧の面でも意外性十分な素晴らしい出来栄えだと思います。推理以外の面でもジェーンの何かにつけてのオーバーな表現が最高に面白くて笑わせてもらえ一瞬たりとも退屈させません。キャラクターの魅力としてはまずジェーンが愛する動物たち、絶対に番犬は無理な小心者の飼犬ウィラードに餌を食べる順番を譲り合う2匹の飼猫マックスとミャーオ。乱暴な運転で心配させる長男マイクとお洒落好きで生意気盛りの長女ケイティとまだ小さく甘えん坊の次男トッド。やる事全てがいけ好かない姑セルマと逆に波長が合い頼りになる警察官のジムおじさん。お隣の親友シェリイは楽しい時の冗談ばかりでなく辛い時には優しい気づかいも持ち合わせたジェーンにとってまさに最高の相棒ですね。有名な推理作家と同名の若い刑事ヴァンダインは全くの堅物でもなさそうで今後ジェーンとの仲が気になりますね。そして最後にヒロインのジェーンは主婦として完璧でなくドジで不器用ですが一生懸命に努力して補う姿勢に好感が持てますね。それから亡き夫の件では隠された悲しい事情があって涙を流す場面もあるのですが、それでも長く沈み込まないで明るさを失う事なく強く生きて行く逞しさには本当に頭が下がりますね。何よりも卑劣な犯人の脅しにも怯む事無く最後まで立ち向かい、何気ない出来事から閃き鋭い勘を働かせて推理する能力は天下一品で、真に素人探偵向きの強いヒロイン像だと思いますので今後の活躍に大いに期待してこれから既刊をどんどん読んで行きたいと思います。 | ||||
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未亡人奥様のお気楽探偵物語といった感じだろうか ミステリとしての犯人当てはネタ自体は悪くないが短編レベルのものであまり魅力が無く、 どちらかといえば三人の子供の世話や口うるさい姑や仲の良い奥様とのやりとりがメインで、 これが楽しめない人は楽しめない作品だろう まあ気軽に読める作品 | ||||
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何度も読んでしまう程、軽快で楽しめるコージーミステリーです。 日本では片平なぎささん主演でドラマ化もされています。 こちらのドラマもシリーズ化されており、毎回楽しみです。 以前は、図書館で何度も借りて読んでいましたが、やはり手元に置いておきたいシリーズ本です。 | ||||
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このシリーズを読んで以来、「ユーモアミステリ」とか帯に書いてあると、 このシリーズ並には笑わせてくれるんだろうな、と思ってしまう私。しかしなかなかそんな作品は無い。同じ作者の別シリーズすらここ迄は無い…。爆笑できる訳じゃありませんが、にこにこしながら楽しく軽く読めるいいシリーズですよ。キャラも個性的でいい。ユーモアのある気の利いた会話や言い回しがあって、大好きです。「ミステリ好きで好奇心旺盛な独身主婦が事件に巻き込まれ、友人と事件に頭を突っ込む。そこに格好いい刑事も絡んできて…」って要約すると、2時間ドラマすぎますかね?しかしアメリカの主婦なんて、育児も家事も仕事も近所付き合いも余裕余裕、ウェルカーム!!ってノリかと思ってたら。やっぱアメリカの主婦も早起きは嫌だし学校行事はめんどくさいし、子育ては難しいらしい。大変。 | ||||
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この本に出会えてどんなに幸せかお伝えできるでしょうか? 何度読み返したか、わかりません(><) 全く飽きのこないシリーズだと思います。 話はシカゴ郊外に住む専業主婦のジェーンが親友のシェリィの家で掃除婦が殺されるところから始まります。 この親友のシェリィとの関係がまた良くて、すごく羨ましいほど。 ご近所の付き合いも、興味深いものがあります。 子どもを持つご近所と持たないご近所とは付き合い方が違ったり。 何かあった時の為に、ご近所同士合い鍵を持っていたり、アメリカでも嫁姑問題もあるんだな〜と生活に密着したところがまたまた面白い。 動機には詳しい(本人談:笑)ジェーンが、刑事のヴァンダインに睨まれながらも、危なっかしくも親友のシェリィと事件を解決していきます。 シリーズで今10作目が刊行されたばかりです。 映画なども1作目が一番面白くて、次回作はいまいちというのは多いですが、このシリーズはどれも違う面白さがあり、すべて大好きです。 これは、クリスマス時期のお話ですが、季節により選んで読み返しています。 | ||||
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表紙のイラストのイメージ通りに明るく楽しいコージーミステリーです。子育て炊事に井戸端会議と、主人公の主婦ジェーンを取り巻く環境がリアルかつ軽妙に綴られていて、ミステリーであることを忘れてしまうぐらいにホームドラマしています。 ジェーンの皮肉たっぷりの会話や強引過ぎる探偵ぶりには笑ってしまいますが、夫に先立たれ3人の子供たちを抱える未亡人の彼女が、事件を通じて少しづつ成長していく過程がちゃんとフォローされていて読感は極めて爽やか。人気シリーズであることが頷けます。 ミステリーとしてはもう一ひねり欲しいところですが、ジェーンの活き活きとしたキャラクターを生かすにはこれぐらいがちょうどいいのかもしれません。女性にとくにお勧めです。 | ||||
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ふつうの平凡な主婦が殺人事件の解明に乗り出すという設定がコージー・ミステリらしいところですが、それをそれなりのリアリティを持たせて話にするのは難しいことです。この作品ではそのナンセンスな設定自体を逆手に取ってとっても面白い話にしています。アメリカの主婦の毎日の生活とはいうのはこういうものなんだなというのがよくわかるし、主人公ジェフリーと隣家に住む友達シェリーとのやり取りも楽しめます。このシリーズで訳の出ている作品はどれも出来不出来の差はあまりありませんが、やっぱり最初のこの作品がいちばんいいかもしれません。 | ||||
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調子いいテンポで、一気に読めました。主人公のジェーンは三人の子育てに忙しいごく普通の主婦。隣の友人宅で掃除婦が首を絞められて殺されるという事件が起こり、「推理小説をたくさん読んでる」ジェーンが解決に乗り出します。殺人事件は起こりますが、なにげない日常生活や主婦同士の会話がリアルに描かれているので、あまり怖いといった感じがしません。アメリカの郊外に住んでいる一家の生活ってこんなだろうなあ、と楽しく読めます。でもやっぱりミステリだけあって、押さえるべきところはきちんと押さえてあります。謎解きは好きだけど、あまり怖くて夜眠れないようなのはどうも、という人にはおすすめです! | ||||
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シリーズ1作目。なんといってもタイトルのつけ方がどれもおもしろい。平凡な主婦に訪れた人生の転機。どんなに辛くても忙しく毎日の生活は続いてゆく。ぶつかりながらもなんとなく光を見つけられたような気がしました。ミステリーとしても面白かったけど、アメリカの主婦の日常にも興味深く読めます。 | ||||
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子育てに追われて忙がしい普通の主婦、料理を焦がしたり掃除を放棄したり、どちらかというとあまり優秀でない主婦が、必然に迫られて事件を解決していきます。人物描写の細かさや会話の絶妙さは、本物の主婦だったジル・チャーチルならでは。育児で疲れ切っているジル・チャーチルが母親に勧められてライティング・スクールに通ったことがきっかけで作家になったというから、納得。ジェーン・シリーズ第一作。事件や推理自体も緻密で、とっても楽しめます。このシリーズのタイトル全部は、有名作品のパロディ。訳者泣かせと評判です。 | ||||
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3人の子供がいるごく普通の主婦が探偵。子供の送り迎え、食事の準備などの家事の合間に、仲良しの主婦と謎を解く趣向。主人公と親友の二人の会話がいかにもありそうで、家庭的な雰囲気を盛り上げています。主人公ジェーンはご主人とは死別していて、今回の事件に登場するハンサムな刑事さんとの本当にかすかなロマンスの行方も気になります。本格派の推理小説ではないけれど、そのぶん肩が凝らずにあっという間に読めます。殺人事件って非日常だけど、それがいかにもありそうなことと錯覚をおこしそうになるほど、日常にうまく溶け込んでいます。ジェーンの人柄にもよるんでしょうね。優等生主婦でもないし、出来過ぎママでもないし、どこにでもいそうな30代主婦です。共感をよびますね。シリーズ物なので硊??きを読むのが楽しみです。 | ||||
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子育てに沈むありふれた米国の主婦が殺人事件に巻き込まれて・・・ひたすらコミカルに軽く読めるミステリーなんだけど、割としっかり書かれていて面白い。シリーズ物の第一作です。 | ||||
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