跳ぶ男

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評判

跳ぶ男の評価:

4.33/5点 レビュー 21件。 B ランク

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平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21〜40 2/3ページ
No.27
(5pt)

最後まで叱咤される

えっ

シリーズの最新作でしょうか・・女性・・忍者・・万年青師・・釣具師・・刀・・等、順不同に読んできて、これが一番・・・
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.26
(5pt)

能の芸術論として最高

幕末期の貧乏藩の経済状況を背景に、能についてその瞠目すべき・目を開かれるような本質論は勿論、また歴史や江戸時代武士社会の中央政権内・地方政権内・またその社交の中での意味など様々な位相から説き起こしています。少しでも興味を持った事がある人は必読です。(初期作品の経済論から新たに芸術論に踏み込んで来られたという事で、こうなったら茶道や庭園論など片端からやって欲しいです。
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.25
(5pt)

能の芸術論として最高

幕末期の貧乏藩の経済状況を背景に、能についてその瞠目すべき・目を開かれるような本質論は勿論、また歴史や江戸時代武士社会の中央政権内・地方政権内・またその社交の中での意味など様々な位相から説き起こしています。少しでも興味を持った事がある人は必読です。(初期作品の経済論から新たに芸術論に踏み込んで来られたという事で、こうなったら茶道や庭園論など片端からやって欲しいです。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.24
(5pt)

能の芸術論として最高

幕末期の貧乏藩の経済状況を背景に、能についてその瞠目すべき・目を開かれるような本質論は勿論、また歴史や江戸時代武士社会の中央政権内・地方政権内・またその社交の中での意味など様々な位相から説き起こしています。少しでも興味を持った事がある人は必読です。(初期作品の経済論から新たに芸術論に踏み込んで来られたという事で、こうなったら茶道や庭園論など片端からやって欲しいです。
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.23
(5pt)

すごい小説だ。藩主の社交が能だった、という時代背景の下で書かれた異色の物語

筋書きといい、記述といい、驚く内容だった。小説としての筋書の他に、能についての解説が延々と述べられていて、少し冗長ではないか、と思うくらいではあるが、その知識と見識を称賛したい。

 江戸時代の藩主の社交は能であった、という時代背景を基にして、旧藩主とは血の繋がりも何もない、ただ能に関わっている、というだけの下級藩士を藩主の身代わりにする、と言う図抜けた発想の小説である。著者は、藩士が望むのはただ一つ、藩が続いて藩士達が生き延びることであり藩主には誰がなってもよいのだ、と藩主の身代わりを画策した藩士に述べさせているが、まさかに実際にそうであったのかどうかは俄かに信じ難いものの、一方で歴史に記載されている藩士の経歴を見ると、徳川家を含めて養子という制度がなければ藩が成り立たなかった、ということが改めて認識されるのだった。

 そのような養子制度に目を向けたのが先か、能というものに元々造詣が深いことからこのような筋書きを整えたのかは知らず、いずれの発想が先にあったとしても、この著者の異能さには感嘆するばかりである。すごい小説を読ませてもらった、という感想だ。
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.22
(5pt)

すごい小説だ。藩主の社交が能だった、という時代背景の下で書かれた異色の物語

筋書きといい、記述といい、驚く内容だった。小説としての筋書の他に、能についての解説が延々と述べられていて、少し冗長ではないか、と思うくらいではあるが、その知識と見識を称賛したい。

 江戸時代の藩主の社交は能であった、という時代背景を基にして、旧藩主とは血の繋がりも何もない、ただ能に関わっている、というだけの下級藩士を藩主の身代わりにする、と言う図抜けた発想の小説である。著者は、藩士が望むのはただ一つ、藩が続いて藩士達が生き延びることであり藩主には誰がなってもよいのだ、と藩主の身代わりを画策した藩士に述べさせているが、まさかに実際にそうであったのかどうかは俄かに信じ難いものの、一方で歴史に記載されている藩士の経歴を見ると、徳川家を含めて養子という制度がなければ藩が成り立たなかった、ということが改めて認識されるのだった。

 そのような養子制度に目を向けたのが先か、能というものに元々造詣が深いことからこのような筋書きを整えたのかは知らず、いずれの発想が先にあったとしても、この著者の異能さには感嘆するばかりである。すごい小説を読ませてもらった、という感想だ。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.21
(5pt)

すごい小説だ。藩主の社交が能だった、という時代背景の下で書かれた異色の物語

筋書きといい、記述といい、驚く内容だった。小説としての筋書の他に、能についての解説が延々と述べられていて、少し冗長ではないか、と思うくらいではあるが、その知識と見識を称賛したい。

 江戸時代の藩主の社交は能であった、という時代背景を基にして、旧藩主とは血の繋がりも何もない、ただ能に関わっている、というだけの下級藩士を藩主の身代わりにする、と言う図抜けた発想の小説である。著者は、藩士が望むのはただ一つ、藩が続いて藩士達が生き延びることであり藩主には誰がなってもよいのだ、と藩主の身代わりを画策した藩士に述べさせているが、まさかに実際にそうであったのかどうかは俄かに信じ難いものの、一方で歴史に記載されている藩士の経歴を見ると、徳川家を含めて養子という制度がなければ藩が成り立たなかった、ということが改めて認識されるのだった。

 そのような養子制度に目を向けたのが先か、能というものに元々造詣が深いことからこのような筋書きを整えたのかは知らず、いずれの発想が先にあったとしても、この著者の異能さには感嘆するばかりである。すごい小説を読ませてもらった、という感想だ。
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.20
(4pt)

そこまで調べるか?

ここで何度か言った。青山文平は調べる作家だと。
どこまで調べれば、小説にするのだろう。と。
『跳ぶ男』では、究めすぎたのではなかろうか?
それとも、ここまで調べないと、書けない、ところまで彼は行ってしまったのだろうか?

今回は「能」である。
どこまで調べても底も天井もないのだろう。
素人にはわからない。
ただ、青山文平を信じて付いていく(読み続ける)だけである。

なんども頓挫しそうになる。
青山文平の探究心に完全に置いてきぼりになる。
でも、それは承知だったはず、と諦める。青山文平を読むならば、その覚悟はなくてはならないのだ。

やっとこさっとこと、読破した。
完全に置いてけぼりにされた。

しかし、最後はこれまでの青山文平作品と同様の、期待していた通りの、清々しさを満喫できる。
ああ、今回も潔し、という日本人の美しさを、楽しませてもらったと、満足して本を閉じた。
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.19
(4pt)

そこまで調べるか?

ここで何度か言った。青山文平は調べる作家だと。
どこまで調べれば、小説にするのだろう。と。
『跳ぶ男』では、究めすぎたのではなかろうか?
それとも、ここまで調べないと、書けない、ところまで彼は行ってしまったのだろうか?

今回は「能」である。
どこまで調べても底も天井もないのだろう。
素人にはわからない。
ただ、青山文平を信じて付いていく(読み続ける)だけである。

なんども頓挫しそうになる。
青山文平の探究心に完全に置いてきぼりになる。
でも、それは承知だったはず、と諦める。青山文平を読むならば、その覚悟はなくてはならないのだ。

やっとこさっとこと、読破した。
完全に置いてけぼりにされた。

しかし、最後はこれまでの青山文平作品と同様の、期待していた通りの、清々しさを満喫できる。
ああ、今回も潔し、という日本人の美しさを、楽しませてもらったと、満足して本を閉じた。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.18
(4pt)

そこまで調べるか?

ここで何度か言った。青山文平は調べる作家だと。
どこまで調べれば、小説にするのだろう。と。
『跳ぶ男』では、究めすぎたのではなかろうか?
それとも、ここまで調べないと、書けない、ところまで彼は行ってしまったのだろうか?

今回は「能」である。
どこまで調べても底も天井もないのだろう。
素人にはわからない。
ただ、青山文平を信じて付いていく(読み続ける)だけである。

なんども頓挫しそうになる。
青山文平の探究心に完全に置いてきぼりになる。
でも、それは承知だったはず、と諦める。青山文平を読むならば、その覚悟はなくてはならないのだ。

やっとこさっとこと、読破した。
完全に置いてけぼりにされた。

しかし、最後はこれまでの青山文平作品と同様の、期待していた通りの、清々しさを満喫できる。
ああ、今回も潔し、という日本人の美しさを、楽しませてもらったと、満足して本を閉じた。
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.17
(4pt)

「易」しくはない中にある「優」しさ

素人として謡と仕舞を習っています。お社中の方に紹介してもらい、読了しました。
能の魅力を要素とした小説ですね。やや説明的でありますが、共感を拾いながら読み進め、苦しい結末に苦しい時代を想いました。
式楽ではなくなった現代ですが、涙も流せない現実の中で、私も「優しさ」に救われる一人です。
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.16
(4pt)

「易」しくはない中にある「優」しさ

素人として謡と仕舞を習っています。お社中の方に紹介してもらい、読了しました。
能の魅力を要素とした小説ですね。やや説明的でありますが、共感を拾いながら読み進め、苦しい結末に苦しい時代を想いました。
式楽ではなくなった現代ですが、涙も流せない現実の中で、私も「優しさ」に救われる一人です。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.15
(4pt)

「易」しくはない中にある「優」しさ

素人として謡と仕舞を習っています。お社中の方に紹介してもらい、読了しました。
能の魅力を要素とした小説ですね。やや説明的でありますが、共感を拾いながら読み進め、苦しい結末に苦しい時代を想いました。
式楽ではなくなった現代ですが、涙も流せない現実の中で、私も「優しさ」に救われる一人です。
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.14
(5pt)

最近で一番シンパシーを感じました。

能の話しで退屈かなって思ってたら、最近で一番シンパシーを感じました。心の描写が奥深く、すごい作家さんだなぁって。中々出会わない本でした!
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.13
(5pt)

最近で一番シンパシーを感じました。

能の話しで退屈かなって思ってたら、最近で一番シンパシーを感じました。心の描写が奥深く、すごい作家さんだなぁって。中々出会わない本でした!
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.12
(5pt)

最近で一番シンパシーを感じました。

能の話しで退屈かなって思ってたら、最近で一番シンパシーを感じました。心の描写が奥深く、すごい作家さんだなぁって。中々出会わない本でした!
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.11
(5pt)

不思議な雰囲気の物語

貧しい小藩お抱えの能役者の子として生まれた主人公の剛。若い藩主が跡継ぎもないまま急死したため、歳の近い15歳の剛が身代わりとして、秘密裏に藩主に仕立て上げられます。
 江戸に行き、能を通じて各藩の藩主と誼を結んでいきますが、生まれは士分であるとはいえ、ほとんど野育ちの少年が、側近や他藩の諸侯達と、生まれながらの藩主のように臆することもなくいきなり会話できるところが、まず驚きました。(能の稽古により培われたものでしょうか)
 そして、亡き親友の悲願だった藩政の立て直しを計画するのですが、そんな方法で果たしてうまくいくのか?(結果に行き着くまでに話は終わります)
 更に、最初から最後まで、通底どころか物語のど真ん中を貫く、能の話。能にご縁がないので、何がなんだかわかりません。(ネットで調べれば、あらすじも動画もすぐに見ることができますが)

 そんな訳のわからない話なのに、現実離れした話なのに、読み出したら止まらないのです。面白い、というよりも、話に取り込まれてしまう感じでしょうか。青山氏ならではの静謐で品格のある筆致で、能という幽玄の世界に、切ない夢物語に誘い込まれてしまいました。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2
No.10
(5pt)

不思議な雰囲気の物語

貧しい小藩お抱えの能役者の子として生まれた主人公の剛。若い藩主が跡継ぎもないまま急死したため、歳の近い15歳の剛が身代わりとして、秘密裏に藩主に仕立て上げられます。
 江戸に行き、能を通じて各藩の藩主と誼を結んでいきますが、生まれは士分であるとはいえ、ほとんど野育ちの少年が、側近や他藩の諸侯達と、生まれながらの藩主のように臆することもなくいきなり会話できるところが、まず驚きました。(能の稽古により培われたものでしょうか)
 そして、亡き親友の悲願だった藩政の立て直しを計画するのですが、そんな方法で果たしてうまくいくのか?(結果に行き着くまでに話は終わります)
 更に、最初から最後まで、通底どころか物語のど真ん中を貫く、能の話。能にご縁がないので、何がなんだかわかりません。(ネットで調べれば、あらすじも動画もすぐに見ることができますが)

 そんな訳のわからない話なのに、現実離れした話なのに、読み出したら止まらないのです。面白い、というよりも、話に取り込まれてしまう感じでしょうか。青山氏ならではの静謐で品格のある筆致で、能という幽玄の世界に、切ない夢物語に誘い込まれてしまいました。
跳ぶ男 Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男より
4163909508
No.9
(5pt)

「さだめ(宿命/運命)を生きる」ということ

私自身もそうですが、現代人は一見選択肢にあふれ、どれを選んだらよいのやら、どう行動すればよいのやら、右往左往するばかり。
本書で描かれる主人公は、いや、すべての登場人物は、選ぶことを許されない時代において、それぞれの「さだめ」を背負って懸命に生きています。
その一途な生き方に、心を打たれます。
とりわけ、出雲守からの招きを受けた最終章は、引き込まれるように一気に読み切りました。
出雲守と主人公との座敷(納戸)でのやり取りは、覚悟を背負った者同士の美しくも哀しい対話で、涙がこぼれます。

能をテーマにした一冊で、全く能についての知識を持たない私にとっては読み進むのは大変でしたが、この一冊を読み終えて、「少し能について学んでみようか」という気持ちになりました。
跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春文庫 あ 64-5)より
4167918110
No.8
(5pt)

「さだめ(宿命/運命)を生きる」ということ

私自身もそうですが、現代人は一見選択肢にあふれ、どれを選んだらよいのやら、どう行動すればよいのやら、右往左往するばかり。
本書で描かれる主人公は、いや、すべての登場人物は、選ぶことを許されない時代において、それぞれの「さだめ」を背負って懸命に生きています。
その一途な生き方に、心を打たれます。
とりわけ、出雲守からの招きを受けた最終章は、引き込まれるように一気に読み切りました。
出雲守と主人公との座敷(納戸)でのやり取りは、覚悟を背負った者同士の美しくも哀しい対話で、涙がこぼれます。

能をテーマにした一冊で、全く能についての知識を持たない私にとっては読み進むのは大変でしたが、この一冊を読み終えて、「少し能について学んでみようか」という気持ちになりました。
跳ぶ男 (文春e-book) Amazon書評・レビュー: 跳ぶ男 (文春e-book)より
B07M7GZ2D2