終焉の日
評判
終焉の日の評価:
3.50/5点 レビュー 6件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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終焉の日の評価:
3.50/5点 レビュー 6件。 B ランク
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冒頭からして主人公の女性弁護士が癌で死の床にいる場面から始まり、一挙に物語が市民戦争時代に遡り、さらにフランコ時代、民主化時代と何度も前後しつつ展開する。ユーモアやロマンスを楽しむ要素はほとんどなく、主要登場人物が暴力と無法に巻き込まれ、次々と悲惨な死に至る。人間関係の意外なつながりを解き明かすミステリーの要素はあるが、親の因果が子に報いる式の不条理な展開である。
スペイン現代史の陰惨さ、軍事独裁政権下の人々の過酷な状況と心理的歪みに関心のある人には、理解がより深まると思うが、ミステリーを楽しみたいという人には全く勧められない。
なお、物語の小道具として日本刀や武士が引用され、挙げ句の果てに切腹まで登場するが、このような武士道の引用は誇張されたジャポニズムであり、感心しない。また、20世紀前半のスペインで日本刀を作れる鍛冶職人がいたとも思えない。