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祈りの守: 仕立屋・琥珀と着物の迷宮3



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【この小説が収録されている参考書籍】
祈りの守――仕立屋・琥珀と着物の迷宮3 (ハヤカワ文庫JA)

祈りの守: 仕立屋・琥珀と着物の迷宮3の評価: 3.75/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

こじつけが過ぎる

最初にまとめて既刊3冊を買ってしまったので、1冊目で呆れつつも全部読んでみた。頻繁に使われる体言止めばかりの文章が本当に読みにくくて、この作者のスタイルかもしれないが、文章が上手な作家とはとても言えない。文様の蘊蓄がすごいという感想もあるが、バイトから友達まであらゆる人が文様で謎解きを仕掛けてくるという設定が荒唐無稽で無理やり感がある。こちらか第2巻か忘れたが、例えば「暑さ対策の着物用下着や小物を自腹ではなくお店が用意してほしいと訴えるバイト女性がクマモンの団扇を持っていたから、ベア=ベースアップでもいいと暗に要求したのでは」とか、「コンビニ店長が持っているお守りの文様についてバイト女性から悪意のある謎かけをされたが、主人公が別解釈でいい意味だと解き明かす」など。仕立て屋の話なのに致命的に無理があると思ったのが、寸法についてだった。和裁の尺は鯨尺といって1寸が約3.8センチで計算するが、ラスト近くの寸法の解き明かしでは鯨尺と書いておきながら「1寸が3センチ」とあるのは間違い。3センチは曲尺である。さらに、メモの数字の解釈もおかしい。46、198、15とあるのを、46を4尺6寸、198を1尺9寸8分までは許容範囲として15が1尺5分とは無理だろう。460、198、105なら尺寸分の並びだといえるが、15の5を寸か分かを見極めるのが仕立ての経験などと聞いたことがない。文様も含めてこじつけが過ぎて、ミステリーでもなんでもない。
祈りの守――仕立屋・琥珀と着物の迷宮3 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:祈りの守――仕立屋・琥珀と着物の迷宮3 (ハヤカワ文庫JA)より
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