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彼女のL ~嘘つきたちの攻防戦~
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彼女のL ~嘘つきたちの攻防戦~の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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本巻は1巻単体読み切り本ではありますが、全体的な構成として良くまとまっており飽きることなく読めると思います。 特に思春期である登場人物たちの内面的を上手に描けておりキャラクターを引き立たせています。ヒロインの一人である川端さんのフォローが今一つではありますが、佐倉ルートも萌えますので問題はありません。 | ||||
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星5が67%しかないのが驚くほどいい作品です。アニメにしても問題ないぐらいの出来だと思います。くそほど詰まんないラノベをアニメ化するぐらいならこういう埋もれた良作で作ったほうが断然いいと思います 結局主人公はどっちが好きなんだ?? | ||||
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[登場人物紹介] 遠藤…男子高校生。”他人の嘘を見抜ける”という特異体質を持つ 川端…遠藤と親しい女子。本心だけを口にする 佐倉…学校のアイドル的女子。常日頃、嘘をつきまくっている ある日、川端が、遠藤に相談がある、自分の友人の小林の死は自殺だといわれているが実は殺人で、犯人は佐倉だと思う、協力してくれと言って物語は始まるのである。 この人物設定で、この導入でさ、”嘘”と”真実”をめぐる駆け引き全開のミステリーを期待するなってのが無理でしょ?タイトルにも”攻防戦”ってあるんだからさ。でも全然そんな話じゃないんだもん。困っちゃうよ。 先ず、主人公の”嘘が見抜ける”という能力がわかりにくい。「ああ、これは嘘だなと感じる」くらいの描写なんだもん。序盤の女子高生の会話「可愛いじゃーん」「えー、そっちのほうが可愛いよー」主人公「あの二人の会話は全部嘘だ」…んーと、それが嘘だって自分でも解るよ?他も感情の機微に敏い人なら真偽をみわけられそうなものばかり。更にところどころで、主人公が他の登場人物の話を聞いて「彼女はこう思っているだろう」みたいな曖昧な解釈を繰り返すのがよくない。主人公は”嘘が見抜ける”のだから、全ての会話で相手の言葉の真偽を当たり前のように断定しているはずだ。作者の筆力不足によるのだろうが、このせいで”嘘が見抜ける”という設定がぼやけてしまう。 学校のアイドル・佐倉の対外的な言動が嘘だというのもありがちな話だし、主人公と2人のときだけ本音を晒すというのもありがちな話で、この辺のやり取りで”嘘が見抜ける”という主人公の能力はあまり大きい意味を成さない。ツンデレ気質の男子が「俺ってあんたみたいに誰にでも愛想振りまく女子嫌いなんだよね」と言っても似たような関係築けるだろう。つーか女子が付き合いの少ない教室の隅っこにいる男子の手作りお菓子なんて食うか? ミステリーとしてもダメ。だって設定が次から次へと実は…と後出しで出てくるんだもん。小林の死の真相も川端との関係も犯人もそれに至る経緯も全部後出し。てか、これミステリじゃないよな。人の死をテーマにしたジュブナイル小説だよ。 会話でも主人公は誰彼構わず「俺はお前を疑っている」というスタンスでアポ無し直撃尋問。よくこれで学校で嫌われねーな笑。親が警察の人間だから相手も逆らえないのかな。 「他人の嘘を見抜けるというアドバンテージを利用する遠藤に、例えば自分は嘘を付くのが苦手だという弱点を付与」「川端の”本人にとっては本当の事=真実”しか語らないからこそ、そこに生じる”事実”との齟齬を川端本人が自覚している」「嘘を見抜くという主人公の特性を把握し、嘘のような真実と真実のような嘘、ありのままの嘘と真実を巧みに会話に織り交ぜ、主人公のアドバンテージさえ翻弄する話術をもつ佐倉」「川端と佐倉の言葉を精査し、何が嘘で本当かを分類しながら正解を導き出す遠藤」…こんな感じの高度心理戦を読みたかったんだけどねえ…。この心理戦さえ描ければ、死だの親子関係だのというセンシティヴな題材なんて持ってこなくても、単なるラブコメでも最高に面白くなるはずなんだよね。かぐや様は告らせたいが出来なかった頭脳戦をやってのけてくれれば…。ま、書ければ、の話だけどね。 あとは文章が冗長。後半で遠藤が川端に長々と真相を説明するくだりなんて読んでる読者はほとんど全容を知ってるんだから、こっちからしたら既に知ってることを繰り返すだけになるので無意味。ばっさり削ってもいい。これ以外にも無くていい描写が多いし、序盤の主人公と父親の過去の会話シーンで、父が主人公を”後ろから抱きしめた”とあり、どういう向きで会話してんのこの2人っていう。さっきも書いたけど筆力がね。 「攻防戦」ってサブタイがついてなきゃ買わなかったんだけど、これ自体が”嘘”じゃん笑。あっ、出版社の仕掛けた攻防戦に読者である自分が負けた訳か。こりゃ一本取られたね。 | ||||
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人が嘘をついているかどうか見抜ける高校生が主人公の作品です。 登場人物の行動や心情の変化が自然で説得力がありとても共感出来ました。 嘘というテーマやキャラクターも様々な観点からしっかりと掘り下げられていて良かったです。 特に一見ありきたりなキャラクターである八方美人アイドルな佐原が、リアルな一人の人物として描かれていてとても魅力的でした。 ミステリー部分も程よく複雑で、結末も驚きながらも納得が行く物で見事でした。 ラノベというより一般ミステリー寄りの作風ですが、怒涛の熱い展開、ツボを押さえたラブコメ描写、少し変わった設定、可愛らしい挿絵等、ラノベとしてのツボはしっかり押さえてあって良かったです。 ただ、いくつか疑問点があり、ミステリーとして見たら少し残念な所もありました。 | ||||
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嘘を見分けられる不幸な彼が、ひょんなことから親友の死の真相を確認するラノベ ミステリーとしては構成が浅いかなぁとは思うものの、ラノベ観点で 考えると、読みやすいし、嘘つきな彼女がとても魅力的に書いているし 良いと思います。 子供の頃から人の嘘を見抜けてしまう不幸で、実の父にも 嘘がばれないようにショートメッセージでやりとりする彼が 主人公です。あるとき正直に生きている同級生川端から 友人の交通事故は実は殺人で学校のアイドルで嘘ばかり ついている佐倉が殺したのではという相談を受けます。 いろいろ調べていくと嘘つき佐倉が深く関わっていたのは わかったのですが、という流れです。 良いですね。嘘を見抜ける遠藤は遠藤なりの悩み、 川端は川端なりの事情、そしてアイドル佐倉ならではの 嘘付くポリシーなど良い感じの設定です。 また、最後の謎解きはすこし雑ではありますが とはいえ、ラノベとして考えるとメインではないので良いかと思います。 まさに嘘と真実と恋愛がうまく混じり合った良い佳作だと思いますおすすめです | ||||
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嘘がわかる能力はあくまでおまけです。若者ならではの感情がよく書けていたと思いました。ファミ通文庫のようなバリバリのラノベレーベルの内容ではなく、メディアワークス文庫あたりの内容でした。 | ||||
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事件の真相が弱い。 | ||||
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嘘をつかない女の子と、嘘ばかりの女の子、そして語り手の嘘がわかる能力をもつ男の子が中心の青春ミステリー。 同級生で親友の女の子がなくなった真相を求めて右往左往します。 嘘を取り扱う部分や、少年少女の心の機微も上手に描かれています。この作者さんはデビュー作から連続で読んでいますが、右肩あがりにうまくなっています。次の作品にも期待が持てそうです。 今回登場したメンバーも魅力的で、もし続きがでるようなら恋愛ぽい部分も期待できそうで、続き出して欲しいです。 昔の富士見ミステリーやコバルト文庫のような、恋愛&青春要素があり、その雰囲気が心地よい作品でした。 | ||||
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とても良かった。 手に取って読んで欲しい内容などは他の方が書いてあるので… | ||||
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驚きました。 ここまでストーリーが緻密に作られているとは 思いませんでした。 途中だらだらと間延びした感じがありましたが 最後まで読むと、全く無駄がなかったです。 将来化けるかもしれない作家さんだと思いました。 何より自分も嘘が嫌いだったのですが 嘘に対する気持ちが変わりました。 読んで良かったです。 尚、56p12行目及び57p9行目に間違いがあります。 佐倉さんではなく、正しくは川端さんです。 | ||||
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イラスト可愛かったんでほぼジャケ買いしました。 最終結論までのしっかりとした伏線がはってあり読み味すっきりといった感じです。 ドロドロとはしておらず綺麗な話で爽やかに読めました。 次回作も楽しみです! | ||||
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嘘が見抜けてしまう少年と、嘘をつかない少女、嘘ばかりの少女の、三者が織りなす、自殺したとされる 少女を巡る物語。あらすじだけ抽出すれば、自殺の真相を解き明かす推理モノの様相を呈している。 しかしラノベというかファンタジーとして濃く味付けされており、主眼はどちらかといえば「嘘を見抜け ることがそのまま真実に繋がるとは限らない」「人を傷つけたり自分を守るための嘘もあれば、他人のた めにつく嘘もある」といった当たり前ながらも深い内容となっている。それが故に、嘘が分かっても真実 にはなかなかたどり着けなかったワケだが。 ネタバレすると物語が台無しになりかねないので避けるが、嘘を見抜けるために家族とも一歩引かれた立 場の主人公、人を傷つけることが分かっていても嘘はつきたくないと思ったままのことを口に出すため皆 に溶け込めない少女、完璧な家族に合わせるために嘘ばかりになっても自らを演じる少女。その少女たち 双方と親しい関係にあった自殺したとされる少女。それぞれの想いが錯綜し、見事な物語を織りなしてい た。 物語の核心部分は、所謂「汚い大人」が関わる重い話で気分が滅入ったが、最後の最後はちょっぴり爽や かで幸せな締めにしてくださっていたので、救われました。 | ||||
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