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大尉の盟約
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大尉の盟約の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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(上下巻を合わせた感想) 作中の時系列で、ちょうど『外交特例』と『マイルズの旅路』の中間に位置している。本作では顔出し程度の登場だが、マイルズ35歳時の(つまりイワンも)物語である。 勝手な想像ながら、本作の二年前に出版された『マイルズの旅路』のラストが、シリーズの掉尾であることを如実に示していた反面、バラヤー領域から遠く離れていた所為もあってシリーズキャラが十分に絡んでこず、むしろ外伝的な傾向を感じたので、著者へのクレームwも多かったのではないだろうか。そこで、シリーズを通してコメディ・リリーフの役回りを演じてきたイワン・ヴォルパトリルを主人公とする本作が誕生する運びとなったのでは? 本作はコマールでの発端から、中盤以降はバラヤー本星が主な舞台となり、これまでの主要キャラの多くが登場する賑やかで楽しい作品になっている。【注1】 とは言え、テユに偽装結婚を申し込むまでの最前半と、怪しさプンプンのテユの家族たちが大挙登場して、機密保安庁脇の地下での冒険にもつれ込んでからは安定の面白さなのだが、中盤のラブコメパートが面白くなかった。 元々、著者の恋愛絡みの描写は死者の短剣シリーズでも好きではなかったのだが、今回はより辛かった。 いかにもスウェーデン風のミレニアムシリーズの性的な奔放さも引っかかる性質なので、イワンやテユのように、両者ともに偽装結婚だと理解しながら日々セックスして、そのうえでこれは愛情なのかしらとかふざけた思いを馳せる彼らに、一応SFとは言え、辟易してしまった。【注2】 ユーモラスに描かれるとは言え、基本的に保守性向の強いバラヤーと比較される各社会【注3】は、個人的にはどれもこれもディストピアであるw なんにせよ、身長183cmで肩幅の広いハンサムな偉丈夫ながら、マイルズに振り回されてきたコメディ担当のイワンが、主役に抜擢されて活躍するのはめでたい。前作の『外交特例』でも頼りになるところを示し始めていたが、本作では見事に機転の利く有能さを見せている。 余談だが、わたしは常々、洋ドラ『CHUCK/チャック』のお見事キャプテンこと、デヴォンのイメージをイワンに重ねているw 一方のテユは、もちろん彼女も魅力的に造形されているのだが、ジャクソン統一惑星の大豪の個性的な家族の一人としてのキャラ付けが大きいので、個人に絞ると、今ひとつエカテリンとテユの違いが感じられなかった。キャラの魅力を引き出すのが得意な著者にしては、若干弱かったのではないか。おそらくエカテリンのほうが長身で、テユが巨乳なのだろうということはわかったがw ちなみに、リッシュのビジュアルは、青や緑の肌色をしたエルフのようなイメージで思い浮かべるべきなのだろうが、個人的には、『魔進戦隊キラメイジャー』の宝石人間のイメージが離れなかったw キラメイジャーは見てないのに……。 【注1】ラスト以外は、むしろ『マイルズの旅路』のほうが外伝のように感じる。 【注2】ただし、本シリーズを通して不倫のような関係は描かれない。念のためw 【注3】主なものを揚げると、ベータ(女性が妊娠からすら解放され、中性者も完全認知された性的にフルオープン社会)、セタガンダ(遺伝子改変が社会システムの基盤に組み込まれている)、ジャクソン(倫理規制のない自由資本主義)。 | ||||
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ヴォルコシガン・サガ、16冊目。シリーズ中、ピエロ的役回り、「イワンの〇〇」のイワン・ヴォルパトリル君が主人公の一冊。2020/7/31に最新刊がKindleで刊行されるので、再読。 なんだ。マイルズが関わらなくても、この世界では次々トラブルが発生する様になってるのね、な、ハンサム君と美人ちゃんの楽しめるラブストーリーです。 しかし、この作者の作品、もっとKindle化して欲しい~~ | ||||
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日本語が、これまでのシリーズと違って違和感あります。 スピード感を出そうとしたのか、今風の言い回しを模索したのか。 英語って、コンテキストから読み取れる所を端折ることがありますけど、それをそのまま日本語にした感じ、と言った方が適切かもしれません。 ストーリーはとても良いだけに、残念です。 | ||||
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今までちょっとおマヌケな脇役だったイワンが主役?になっての大活躍! 意識していなかったけどイワンが好きになりました。 | ||||
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ヴォルコシガンシリーズは、人生最良の小説であり、これを超えるものにまだ出会ってない。 本作も十分おもしろかったが、偶然Kindleの無料サービスで配信されてた戦士志願を10年ぶりに読み返したところ、同じ訳者とは思えないほど、日本語として劣化していた。 ファンじゃない読者は酷評するどころか、読むのをやめてしまうかもと心配になった。 | ||||
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大好きなイワンが主人公。 受け身キャラのせいか話の展開がややスローな気がする…と思ったらラストで怒涛のクライマックスを迎えました。 エピローグは秀逸。ああここがいつものヴォルコシガン・サーガだ! 事件はイワンがいない時に進展するのがお約束ですもんね、と大いに納得。 すべてを読み終えたその後で、これが「イワン目線」の物語であることがジワジワくる一編でした。 『任務外作戦』のマイルズとピムとの車中でのやりとり、 『ヴォル・ゲーム』での「壁の蝿」云々 これらの場面はお気に入りで、そこの文章は何度読んでも笑ってしまう。 妙訳にして精緻、微妙なニュアンスも伝わる素晴らしいものだったと思う。 本作はその点が不満で星一つ。 | ||||
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新刊がkindleで読めるのは嬉しいです。既刊の作品もはやくkindle化を希望します。 | ||||
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まあ、人生変わったんですね。おめでとうございます。 相変わらず読みやすい作風です。ビジョルドのものだけは、一気に読み終えてしまいます。その世界の中に引きこまれて・・・出てきません(キッパリ) ・・・何度遅刻しそうになったことうある(*^.^*)エヘッ | ||||
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読み始めるまで時間がかかったが、読み始めてみれば相変わらずの一気読み! 今回はイワンがメインの話で、こうやって見るとイワンがいかにいい奴なのかがよくわかる。面白くてハンサムで、しかも思慮深く見えるのだから見る側の目というのは重要だ。何より面白いのはイワンらしくよく考えもせずに軽率に結婚してあとで離婚すればいいよ!とか云っときながら結局相手を好きになり、「離婚するための努力」をしてみたりというばからしさ! こう云うところがすごくイワンらしくて楽しく、可愛いところだ。 | ||||
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既に大河ドラマの様相を呈してきたシリーズですが、本作はマイルズの従兄弟にあたるイワン・クサブ・ヴォルパトリルが主人公です。ハンサムで優男のイメージから、おのずと軽いタッチの印象を受けますが、一冊を通してじっくり味わうと彼も軽いだけではないことがわかります。本作で印象に残ったのは、マイルズやグレゴールとの関係です。それぞれの立場は違うものの、小さいころから兄弟のように育った親密さを感じます。同時に母アリスとの家族関係も丁寧に描かれています。落ち着かない息子にやきもきしてつい口うるさくなってしまう現役キャリアお母さんのアリスも早くに夫を亡くして、イワンに対して思うところが多かったことが描かれています。 イワンの家族や親せき、友人との関係が親密で温かいものであることが、あのイワンの楽天的で思いやり深い人柄を作っていることが良く分かる作品となっています。 | ||||
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今回はイワンが主役だ。 マイルズは脇役だった。 冒頭から怪しい事になって身元不詳の女性2人を匿う事に。 イワンは人が良いというか、身分的にもう少し慎重に行動しそう なのだけれどもね。 偽装的な結婚で窮地を逃れ、生死不明だった家族9人と合流できて亡命者側は大いに良い事だが、イワン側は大問題になるだろうな。 今回、バラヤー外の人から見たマイルズが新鮮だった。 下巻が楽しみ。 | ||||
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下巻は読みながらイワンのばかと思う所が多々あったが、終わってみるとイワンの誠実な所が双方の義父に対して 良く働いた結果、望みどおりになったけれどもね。 アルクワ一族とバラヤーの政治的合意点は納得できるが、旧敵セタガンダのホートレディが義理の祖母だし、これから大変だよね。 双方丸く収まって良かったが、この先義父達の政治的問題で苦労しそうなイワン。 | ||||
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マイルズシリーズファンにはおなじみ?の従兄弟のイワンの話です。マイルズは、殆ど出てきません。 イワンの日常の仕事ぶりや、上司との関係などが見えて興味深い一編です。 徹底的に胡散臭い始まりから、思いもかけぬという訳でもない結末まで一気に読める面白さです。 で、イワンもなかなかやるもんだと思うのです。 | ||||
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聴聞卿は少ししかでて来ませんが、プレイボーイが謎の美女と結ばれてからの展開が予想もつかないことに、、次回作の伏線も有るので読み飛ばし無し!で | ||||
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上手な語り口、大好きな作家です。 なんといっても読み疲れない筆致が最高です、何度読んでもその語り口に文章力に(翻訳だとしても)うならされます。 | ||||
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上手な語り口、大好きな作家です。 なんといっても読み疲れない筆致が最高です、何度読んでもその語り口に文章力に(翻訳だとしても)うならされます。 | ||||
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シリーズのいろいろな場面が浮かんできて興味深い、まさに歴史(人生)を読んでいる気がした。 | ||||
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イワン、いつもどこか頼りなさげだけどいい男だね。 マイルズが主人公でないのでどうかなとも思ったけど、読み出したらいつものように止まらない。 | ||||
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原作を購入し、暗記するくらい何度も読みました。すごく面白かったので、日本語訳も期待していましたが、珍訳、誤訳が多すぎて船酔いした気分です。翻訳者が本当に、話の筋をわかっているのかなと疑問です。中学生でもわかるんじゃないかというひどい誤訳もあります。翻訳講座のテキストに採用したらいいんじゃないでしょうか。こんな翻訳を読むくらいなら、日本語版のほうが値段が高いですし、もう二度と買いません。 | ||||
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いつものビジョルド節、今回のお題はイワン、いつもより文字が小さいような気がするのは歳のせいなのか? | ||||
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